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前世で繋がりがある関係かもしれない④

 スピリチュアルに詳しいお姉ちゃんがいる日和ちゃんから直感だと言われ、詳しく分からないことを知った私はバレないように後ろを向いて溜息をついた。


 それがバレていたのだろうか、日和ちゃんは私を見つめながらにっこりと微笑む。


「だからさ、もしかすると私と陽菜乃ちゃんだってソウルメイトなのかもしれないよ!」


「えへへ······そうかもしれないね」


「そうそう、これはスピリチュアルに詳しいお姉ちゃんから聞いた話になるんだけど、実は将来結婚する相手って、何度生まれ変わっても同じ人らしいよ」


「えっ······それって凄すぎるじゃん」


「凄いよね! それが本当かなんて分かりっこ無いんだけどさ、でね、結婚したのに一定数の人は離婚するじゃない、それってのは、お姉ちゃんが言うには間違った相手と結構しちゃったからなんだって言ってたんだよね、これって面白くない、信憑性が増すというか······」


 その話を聞くと、何故だか不思議と信じたくなる。


 離婚する理由の多くに、連日TVでは芸能人の浮気や不倫がワイドショーを賑わしているのだけど、そんな事も原因というのならば納得いくような気にもなった。


「成程ね、それで離婚する夫婦やカップルがいるってことなのね、ってことは、これから先輩とどうなるかで私と先輩の関係が分かるってことになるような······」


「うん、陽菜乃ちゃんの言う通りそうかもしれないね」


「ねぇ、駄目だって······日和ちゃん、そ、そこはちょっと······」


 寵愛しているのだろうか、私は日和ちゃんの手から逃れたくて身を捩った。


「ごめん、気持ちよくなかった?」


 そう言いながら日和ちゃんは今度は私の太ももに手を這わした。


「――ぁあんっ」


 声が出てしまい恥ずかしくなって口元を手で覆う。


「大丈夫だよ陽菜乃ちゃん、ここ屋上だもん、誰も居ないよ」


 そう言う問題では無いというか、なんと言うか······。


 触られると感じやすいせいですぐ声が出てしまいそうになるのだから、辞めてもらいたいのに続ける日和ちゃん。


「あのね、私と陽菜乃ちゃんって似てるとこ多いと思うの、それに実は私、高校一年の入学式で陽菜乃ちゃんと同じクラスで知り合った時、初対面なのに懐かしい感じがしたんだよね」


「えっ、日和ちゃん懐かしいって感じてたんだね。もっと早く言ってくれたら良かったのに」


「うん、そうだよね! でも、変に思われそうで三年になる迄ずっと言えなかったんだよね」


 突然の日和ちゃんからの告白だった。















読んで頂きありがとうございます。


連載中ですがあと少し、次で終わろうと思ってます。


長編に挑戦したいのですが、速筆が出来ないので、短編ばかりになってしまうのが悩みでもあるのですが、内容が面白く書けるようにゆっくりですが日々精進していきたいと思ってます。



評価あると嬉しいので良かったらして下さい。






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