前世で繋がりがある関係かもしれない③
スピリチュアルに詳しいお姉ちゃんがいるからかもしれないけど、日和ちゃんは色々なことを知っている。
仮に、今回出会った先輩との結び付きが前世と関係があるとしても良い良縁関係もあれば、悪い関係ということもある。
何方にせよ、先輩と一緒にいる時の意心地良さは最高すぎるので、悪い関係だったなんてことは無さそうだと日々確信していくようになっていくと、やっぱり前世からの結びつきってあるのかもしれないと思えるようになっていた。
「ねぇ、日和ちゃん」
「うん、どうしたの陽菜乃ちゃん」
「この前話してた先輩の話なんだけどさ」
「まさか前の先輩と付き合うことになったの?」
「未だなんの進展も無いよ!」
「そっか」
何だかちょっと嬉しそうな日和、表情にすぐ出るからわかり易いのだ。
「私も彼氏ほしーなー! 陽菜乃ちゃんはは美人だから得だよね」
いきなりそんな事言われたけど、日和に彼氏が出来ないのは、どうやら美人である無しの問題では無さそうだ。
パッと見、日和ちゃんは可愛いし美人だなって思うけど、喜怒哀楽が激しい彼女と一緒に居ると、多分疲れちゃうのかもしれない、まぁ、私は一緒にいて楽しいけど。
「あのさ、前世の話に戻るんだけど、前世での繋がりをもっと詳しく知る方法ってあるのかな?」
バイトを初めてもう半年が経過しようとしていた。
先輩との仲は特に進展していないけど、バイト初日から先輩とは仲良くなり、もっと良く話をするようになった気がする。
世代が違うこともあり、話をしていくうちに、いつか話が合わなくなるんじゃないかって思っていたけど、そんな心配もなんのその、先輩とは話が尽きない程話が合う。
だからだろう、この前話していた前世のことがもっと詳しく知りたくなったのだ。
学校での昼休み、日和ちゃんと屋上でお弁当を広げて食べながら聞いてみる。
「ソウルメイトって呼ばれる人のことよね」
「ソウルメイト?」
聞いたことの無い言葉だった。
日和ちゃんがいうには、過去からの繋がりのある人は、自分の周りにたくさんいて、人生を一緒に歩むのだという。
その一緒に歩む人のことをソウルメイトと呼ぶらしい。
「なら、私と先輩が前世で関ってたかどうかわかるってこと?」
「うん、それはちょっと難しいかもね、前世での繋がりがあったかどうかは、相手と自分が似てるところが多かったり、その人と一緒にいる時自分が自然体でいられる人だったり、そんなの直感でしか分からないんじゃないかな」
日和ちゃんはそう答えた。
先輩と陽菜乃ちゃんのことなのに、先輩はちっとも出て来てませんね。
出てくる登場人物は
高校三年生のバイトをしている陽菜乃ちゃん
と親友の日和ちゃんの二人だけです。
登場人物は少ない方が良いと思ったので他に出てません。
評価あると嬉しいなと思います。