追放
「うちにお前はもういらない。」
俺は困惑した。
「え...あの急に言われても」
最高管理者はまじまじと俺を見つめて放つ。
「お前はうちには弱すぎたんだ。
身体能力は極めて低く使える魔法も''火属性''の最弱''火の玉''だけだ!
無駄に魔力がでかいが扱えてもない!
お前...エンドネス・ルーンにはこのギルドを脱退してもらう!確定事項...強制だ」
返す言葉がない...事実だ。
俺があらゆる面で弱いのも魔力だけは高いのも
どうせ勧誘してきたのも魔力だけを見てだろう
しかし理不尽だ!自分たちが入って欲しいって言ったのに!
俺は扉を強引に開け部屋を飛び出す。
追って来なかった...本当に離脱してもらう気だったんだろう
俺は家のベッドに飛び込む。
激しい"怒りの感情"が俺の中で暴れる。
勧誘しといて強制脱退させたギルド
そして弱い自分
不意に告げられる。
《規定量を突破した"怒りの感情"を探知。》
《...''憤怒之堕天使''のスキルを付与します》
《確認しました。》
《火属性の適性を感知...最適化しました》
《エンドネス・ルーンに''憤怒之炎''が付与されました。》
...?
訳がわからない''憤怒''って大罪系のスキルじゃん‼︎
-つまり俺...最強?。
こうして俺は最強のスキルを手に入れたのだった!
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