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敵には容赦しませんよ……桔梗が

 今日の献立はハンバーグに決定した。ふっふっふ。超☆眼鏡のハンバーグは一味も二味も違うのである。特別ハンバーグなのである!


「これと、これと~」


 ついでにフードプロセッサを持ってきてよかった~。ミンチが簡単に作れるよ。

 肉と付け合わせの野菜を選んでいく。あ、これニンジンじゃなくてマンドラゴラ……………マンドラゴラ!??


「これ、食材なの??」


「ああ、煮ると美味いぞ。癖のない味だな」


【引っこ抜かれたマンドラゴラ】

【すでに引っこ抜かれたため、叫ばない。茹でると大根に似た味がするが、生はとてつもなくまずい。人間は魔法薬の原料として扱うが、魔族では高級食材とされている】


 本当に食材扱い…。カルチャーショックだなぁ。今度おでんに入れてみるかな。


「お肉をミンチにしまーす」


 お肉を入れてフードプロセッサを作動させたら、犬妖精君達の尻尾がぶわわっとなった。


「すごいわん!」

「あっという間わん!」

「びっくりしたわん!」


 じっくり炒めた玉ねぎ、パン粉…がなかったからパンをすりおろし、謎の模様つき卵と牛乳(正確にはホルスタインミノタウロスの乳らしい)を入れて、混ぜ混ぜ~。


 調理していたら、また誰かが来た。ピガーさんが慌てて応対している所をみると、どうやら上位魔族らしい。服装も高価っぽいし、なんか強そう。全部で三人。一人はやたらがたいのいい男性。もう一人は眼鏡をかけた知的秘書風の男性。最後の一人は金魚鉢みたいなでかい水槽に入っている人魚。


「あ~、悪ぃ。お嬢!ミチルお嬢、来てくれ!!」


 何故か犬妖精君達は姐さん、ピガーさんはお嬢と私を呼ぶようになってしまった。


「は~い」


 ピガーさんに呼ばれたので近寄る。なんか人魚は嫌な感じ。男性にも観察されている気がする。見覚えもあるし気になったので、ちょっとスキャンしてみた。




 おい!なんで四天王の残りが揃い踏みしてんだよ!?そりゃあ見覚えもあるわ!!ゲームで倒したからね!!




「貧相な小娘ね」


 驚いていたら、人魚が立派な乳を強調しながら馬鹿にしたように言いやがった。


「ふっ」

「ぶふっ」


 男二人も笑いやがった!よし、お前ら敵だな!!確かに乳も容姿も貧相だけど、よく知りもしない奴に馬鹿にされてヘラヘラしてられるほど私は温厚じゃないんだよ!!


「メガ☆ビーム!!」


「ふっ、甘い」


「め、眼鏡が!?」


 メガ☆ビーム発動前に眼鏡を取られてしまった。超☆眼鏡は眼鏡がスゴいスキルなので、眼鏡装備時にしかその効力を発揮しない。


「ふっ…やはり貴女のスキルは眼鏡がないと発動しないようですね」


 流石は知を司る四天王、オウルド。フクロウの獣人なんだよね。よくぞ見破った。だが、甘い!!


「眼鏡☆シールド!2メガ!!」


 眼鏡型の結界が二つ出現する。


「!?」

「なっ!?」

「ぬっ!?」


 超☆眼鏡の能動(パッシブ)スキル。眼鏡型の壁タイプ結界を出現させる。これ、何故か眼鏡型しか出せないから地味に使いにくいんだよね~。

 でも、防御として使う訳じゃないから問題ないのであ~る!


「結界サンド!!」


 眼鏡型の結界が、男二人を挟んだ。


「うあああああああ!?」

「ぎゃああああああ!?」


 男二人は結界でサンドされ、めっちゃ圧迫されている。めっちゃ挟まれて、イケメン台無し。ざまぁぁぁ!! がたいがいい方が必死に抗おうとしているが、無駄無駄無駄ぁぁぁ!!

 秘書眼鏡(オウルド)が魔法を使おうとしたが、小文吾のツッツキにより集中できないらしい。ナイスアシスト、小文吾!!


「ぐっ…何故…何故眼鏡が…貴様の眼鏡は我が手にあるというのに……」


「愚かなり、知のオウルド!確かに私のスキルは眼鏡が無ければ発動しない。眼鏡が無ければ大ピンチになる」


 しかし、私は今眼鏡を装備している。


「なれば、予備眼鏡を隠し持つに決まっているだろう!!」


 そう!私は常に予備眼鏡をたくさん持っているのである!!


「くっ……頭脳戦で私が敗北するとは……!」


 こいつアホなんじゃないかなぁ。頭はいいのかもしんないけど、頭『は』いいタイプ。勉強『は』できるタイプね。

 眼鏡がなきゃ発動しないスキルなんだから、予備は必須だろうよ。隠し眼鏡も多数所持してますよ。


 そういや、人魚は先ほどから何も話してない。チラッと見たら、人魚は人魚でピンチだった。

 なんか、金魚鉢にいる金魚(にんぎょ)が猫さんに狙われている…という構図だった。



 桔梗…大きくなったね(やや現実逃避)



 ライオン並みに巨大化した桔梗が、金魚鉢の金魚…じゃなかった人魚を威嚇していた。桔梗って大きくもなれたんだね。


「桔梗~、えらいねぇ」


 頭からガブリといかれるとさすがに嫌なんで、桔梗の気をそらす。ついでに喉をモフモフ~。


「にゃふ?ゴロゴロ」


 はう、甘えてスリスリする桔梗という巨大にゃんこ…可愛い、桔梗の服には魔法がかかっているからメイド服の巨大にゃんこと化している。

 さて、金魚鉢の金魚(にんぎょ)さんをどうしてくれようか?


「煮魚か焼魚…むしろ刺身?」


「イヤアアアアアアア!!ごめ、ごめんなさい!謝りますから許してください!!た、食べないで!!あ、えと!うっかり不老不死になりますよ!?絶対まずいです!お願いだから、食べないで!刺身…活け作りはイヤアアアアアアア!!」


 ちょっとやり過ぎたかな?人魚が泣き叫んでパニックを起こしている。刺身は言い過ぎたかもなぁ。活け作りとか言ってないから。グロいから。しかし、不老不死になりたい人がいるかもしんないから動転したとしてもその情報は教えたらダメだと思う。


「うっそで~す。食べませ~ん。これに懲りたら見かけで判断して人を侮らないことですね」


 四天王の三人はめっちゃ頷いた。


「…うそだったにゃん?お肉があって食べごたえがありそうだったにょに」


 桔梗の呟きに、人魚が泣き叫んだのは言うまでもない。

 色々心配だったので後で桔梗に確認したところ、相手が冷静になってから私に逆恨みされたら嫌だから念入りに脅すために言ったらしい。桔梗は賢い猫さんですね!


 ママン、ミチルには頼もしい味方がたくさんいるから、多分大丈夫です!!

 あ、今回珍しく鈴木って叫んでませんね(笑)

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