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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第2章 嫁候補の少女たち
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098.2年後の世界…その4

えっと、2~3話前から、小麦畑に行く話の予定だったんだけど?

なぜにバトル展開?

 問題っ娘は、先輩に思いっきり指導されている。


「アテナさまが光り物超団長に一目惚れしたあの『はがねの錬金術師伝説』……魔族の集団を殲滅したのが円卓の騎士団の初仕事ですよね? あの伝説は、男の子でも女の子でも憧れちゃいますよねぇ」


 うっとりしながら、なんで、アテナの秘密を暴露してるんだ?

 と言うか、団長であるベディヴィア卿に魔族の歯を砕いた技についてぽろっと話した『はがね』と『錬金術師』が、なんで、『はがねの錬金術師伝説』になって伝わっているんだ?


「違う。違う。あれは、光り物超団長がひとりでヤったことだ。お前しか間違えるのはいないくらいのかなり有名な伝説だぞ。と言うか、お前、そんなこと言いふらしてたら、アテナさまに刺されるぞ」


 あ、うん、きっとそうなるだろうね。

 自主規制なしの武器で、代理でパラスが攻撃するだろうけど。

 ぶっちゃけ、自主規制しないと、短剣でも戦略兵器になりえるんですよ。

 そこそこ自主規制しても戦術兵器になってしまうので、兵器ではなく武器レベルで押さえるようにしている。

 一振りで、都市を破壊したくないですからね。


 2年前から、アテナとパラスに御鏡(みかがみ)流を教えている。

 覗いた未来の2人の武器と構えから推測して教えるようになった。


 アテナには武器系の魔道具の開発に役に立つように武器の知識と御鏡(みかがみ)流の動き方の全般を教えている。

 パラスには、有栖乃(ありすの)流を教えている。

 まぁ、有栖乃(ありすの)流でも槍がメインだが、銃の部分は、魔弾が出せる魔装具……実際には、パラスの魔法回路基板マジックサーキットボードに魔弾魔法の魔法回路(マジックサーキット)を組み込んで、教え込んでいる。


 基礎訓練の基礎は教えてあるので、朝の訓練は自主訓練にしてある。

 そうしないと、ボクが他のことをしている時間がないしね。


 なんだかんだ言って忙しいんですよ。

 ………………精神的にも来るブラの着け外しのお仕事は無くなって欲しい。


 アテナは実戦で何処まで戦えるか………たぶん出来ないだろうが、チート無しでも最高級の武器職人になるだろう。

 パラスも有栖乃(ありすの)を名乗っても良いくらいにはなるだろう。


 あと十年頑張ってくれればね。


 その2人の口から出てたのが朝練に付き合ってくれているお姉さん。

 くも子から安全面での口出しが無かったので、安全だろうと判断して確認していなかったが、この娘のことだったのか………。



 この純真な馬鹿っぷり………これが演技なら………いや、ないな。




 説教が……先輩による指導が終わったようだ。


「すいませんでした。で、その、あの……手合わせお願いできますか? ほんの少しの時間でもいいんです」


 そう言って、頭を下げてきた。


 そう、思い出した。

 名前は確か『パルテノ』。


「分かった。本当に少しの時間だぞ」


 女の子の頼みだし、『動きに違和感があるけど、そこそこ強い』と言うアテナのセリフに興味があったので、何も考えずに、軽く返事をした。


「「「「「「オレたちもお願いします」」」」」」


 やられた。


 パルテノを餌代わりに使われた。

 ここで、普通に頭を下げてたら、断れたけど、土下座でのお願いだ。


 立場上、ここまでされたら、断るに断れない状況だ。

 だから、ボクは、頷くことしか出来なかった。


 そう、これが、城郭の門を潜るときの、新しい定番業務の始まりだった。

 そして、それが面倒臭くなって…………興行収入ががっぽがっぽ入る3ヶ月に1度の領下一武闘会のきっかけとなる。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 城郭の門の脇の空いたスペース…………この辺は、まだ建物がない。

 そこで、パルテノと向かい合った。


 なぜかギャラリーも増えてきた。

 さすがに勝敗の賭け事は始まっていない。


 みんなボクに賭けるだろうし、決着まで1秒にほぼ全員賭けるだろうから、賭け事にならないんですよ。


「武器はそれでいいのかい?」


 『キュッキュッキュッ』とバランスのとれたナイスな体型。

 革と金属の複合鎧の隙間から見える……………………………………しなやかな筋肉。



 終わったら、ブラを支給しておこう……。



 それはともかく、比較的、身体が小さい。



 えっ?

 さっきのことを詳しくだって?



 分かりました。



 えっと、身長は約140cmくらいかな?

 これでいいですか?


 じゃあ、続けますね。


 そんな娘が約200cmのパルチザンを担いでいる。

 重さは……3Kgくらいなのかな?


 私兵部隊(サーバント)の支給品だろう。

 きっと、ボクが槍好きだからって理由ではなくもない。


 普通に戦えば槍のが圧倒的に有利。

 ただし、槍をきちんと扱うことが出来ればだ。


「はい…………でも、本当に、これを使っていいんですか? 危険じゃないですか?」


 そんなことを、心配そうな表情で言ってきた。


「ああ、危険だね。でも、それは、ボクじゃなくて、君がだけどね」


 『自動式拳銃でロシアンルーレットをするようなモノですよ』ってそこまで過激じゃないですけど、5歳児にしては少し小さいボクが挑発的な言葉で返しました。


「なっ」


 実際、『自動式拳銃』や『ロシアンルーレット』とかの単語は意味が通じないので、挑発すらならないんですけどね。


「ボクはこれで相手をしよう」


 ヒノキ棒ではなくアイテム収納から赤樫の棒を取り出した。

 もちろん、ただの棒でない。

 非常に硬い棒だ。


 それだけではなく…………。


「馬鹿にしないでください」


 始めの挨拶もなく、パルテノは感情の赴くまま、ボクめがけて、槍を突いてきた。

 武器を説明する時間くらい下さいよ。



次話、てきとー次回予告


くそ~、○○○○○○の奴、何て強ぇんだ。まるで歯が立たねぇ

○○○○○○、○○○○のとっておきの新しい技を見せてやる。これが効かなければ奴を倒す手はなかろう

ようし、一か八かだ。食い止めてみっか

次回、のえるとやりたい改

『命をかけた闘い!○○○○○○と○○○○捨て身の猛攻』

○○○○をいじめるなーーーー!


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しゅき録
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