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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第2章 嫁候補の少女たち
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097.2年後の世界…その3

次回予告が体をなしていない

「光り物超団長!!」


 くっ、そのギリギリを超えたヤバい感のある呼び名をミックスするのは止めて欲しいな。

 不敬罪で処分するのも、『見た目は子供、中身は大人げない』ボクにだって、大人げなさ過ぎる。


 バビューンっとホバーボードを使い、時速約60Kmを出して、領都の城郭の西門にやってきました。

 で、ボクの私兵であり、城郭の出入りを管理する門兵に挨拶されたと……。


 団長であるベディヴィア卿をトップにした円卓の騎士団。

 定員13名……欠員1名。


 副団長は、ブリタニアン卿こと格好いいお父さまとエクトル卿ことケイ叔父さん。

 超団長…………何それ?って言う役職がアロンダイト卿ことボク。


 この3人は実質名前だけで、残りは4人の龍騎士のリーダーと4人の東西南北にある城郭の門の管理者。

 これで、12名…………予備用の枠を含めて、定員13名。


 この残りの1名の枠を狙って、『我こそは』と言う連中と、『うちの息子をお願いします』と言う貴族連中が多くやって来ている。


 挨拶してきたのも、『我こそは』とやって来た連中のひとりだ。

 試験官であるケイ叔父さん……エクトル卿に『ボッコボコにしてやんよ』って感じでボコられて、再チャレンジをするために日夜訓練中らしい。


 で、訓練だけでは、食っていけないので、こうやって『サーバント』という名称のボクの私兵部隊として働いているんだ。


 もちろん、見込みのある人や、真面目に働いてくれる人しか、私兵部隊(サーバント)に入れていない。

 ボクが身分を気にしていないのと、龍騎士に一番の近道になっているので、農民や平民の人気職となっているらしい。

 まぁ、私兵部隊(サーバント)に入れたとしても、上に行くためのハードルは高いんだけどね。


 で、『うちの息子をお願いします』と言う貴族連中の寄付という名の入団試験代が、私兵部隊(サーバント)の運営費になっている。

 ボクのポケットマ……………ブラックホールマネーを使って運営しようと思っていたんだけど、思いのほか入団試験代の収入が多く、入団試験代で運営するようになった。

 名目上は寄付って形になっているので、寄付者の一覧を掘った石版を私兵部隊(サーバント)の本部の壁に飾ってある。

 また、その石版に名前が載ることがステータスになっていて、さらに寄付者が増えている。


「だから、そう言う呼び名は…………」


 詰め所から門兵がぞろぞろと出てきた。


「「「「「「光り物超団長!!」」」」」」


 あ、うん、なんでこうなったんだ?



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



「光り物超団長、小麦畑まで行くんですか? 護衛を付けましょうか?」


 門戸は広いようで狭い私兵部隊(サーバント)

 その中には女性もいる。

 たしか、魔道具技師都市連盟から来た職人の娘で、腕っ節が強い新人の娘……その娘が心配そうな表情で気を利かせてくれた。

 インドア派ではなく、アウトドア派の娘で、魔道具作りには向いていなく、私兵部隊(サーバント)入りした娘だ。


「えっと…………」


 どう答えようかと、言い淀んだ。


「ば、馬鹿、お前、何、言っているんだ?」


 ボクの表情を見て、ベテランの門兵がさらに気を利かせてくれたようだ。


「え? え? 光り物超団長のおかげで、領内は比較的安全だと言っても、魔物はいるんですよ? いくら精鋭揃いの円卓の騎士団の光り物超団長と言っても、まだ、こんなに可愛くて、小さいんですよ? いくら『光り物超団長』と言う名誉職があっても、魔物には通じないんですよ。危ないじゃないですか!」


 『光り物超団長』は名誉職じゃないですよ。

 そもそも、『光り物超団長』は正式名称じゃないですし……ね。


「はぁぁぁ、お前は馬鹿か? なんで、光り物超団長が、円卓の騎士団の光り物超団長になっていると思っているんだ?」


「おつむが足りないって、親から言われ続けられていますけど。頭の数は、みんなと一緒ですから、馬鹿じゃないですってば! 光り物超団長が光り物超団長になっている理由だって知っていますよ。こんなに小さて可愛い光り物超団長が光り物超団長なのは……、あまり大きな声では言いにくいですけど……、領主より身分が上だからですよね? 違うんですか?」


 ああ、脳筋だ。

 それも、自分が脳筋だと理解していない脳筋だ。


 頭を抱えながらしゃがみ込むまともな方の門兵さん。


「先輩、どうかしましたか? 何か間違っていました? 毎朝、訓練の時に、アテナさまとパラスさまが耳に胼胝ができるほど聞いている光り物超団長ののろけ話を元にしてますから、間違っているわけ無いと思うんですけど? あまりにも毎日言うから、てきとーに右から左に聞き流して、もう全部が全部覚えているわけじゃないですけど…………」


 ああ、この娘がアテナやパラスの早朝自主練の相手か……。




次話、てきとー次回予告


いや~、疲れた。まったく節操のない小説なんだから

うふふふ、あはははは、おほほほほ

お?○○○○何見てんのさ?

これ

どれどれ…。ぶぶぶ!あはははは!

うふふふふふ!

次回は、せーの

『勝手に○○○○!○○○○○はロシアンルーレット』

何だ?

さっぱりわからんじゃないか


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若干こちらのお話しとリンクしてます。
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