表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第1章 光物を求めて
93/648

093.はがねの錬金術師(?)伝説…その54

ネタばれ注意

先に本編を…………って、これが本編です。

 思い出しながら………いや、考えながら、一歩一歩『最強のレッドドラゴン(笑)』に向かって歩いていく。


 この雑魚どもの悲願は『最強のドラゴン(・・・・・・・)を目指せ』だ。

 そして、『強きドラゴンに従って』が掛かってくる。


 こいつらのスキル……実際は、魔法回路基盤マジックサーキットボードに組み込んである4つの魔法回路(マジックサーキット)……、『飛行魔法』、『ドラゴンブレス魔法』『人化魔法』、それから、境目がくっきり見ていても見ていないふりをしないといけないカツラのような魔法……『龍化魔法』。



 こいつらは、ただ『龍化魔法』でドラゴンに変身している『でかい蜥蜴野郎』なんだ。



 そこを魔族につけ込まれたんだろう。

 飴と鞭を上手く使われて、すっかり魔族に依存してしまったと……。


 今は、そこは置いておく。


 そう、こいつらがドラゴンでなければ、悲願の意味も変わってくる。


 『最強のドラゴン(・・・・・・・)を目指せ』は、ドラゴンという種の中で最強のドラゴンになるのではなく、最強の種であるドラゴンにクラスチェンジすることを目指していたんではないかと考えられる。


 登龍門(とうりゅうもん)……そう、『鯉の滝登り』にように、流れの急な龍門という河を登りきった鯉は龍になるという言い伝えがあるってことは、鯉ですら龍……ドラゴンになれる可能性があるんだ。


 あ、うん、分かってる。

 分かってるって。


 フィクションなんだろう?

 世の中、時代劇のドラマを本当の歴史だって、思い込むやつらだっているんだ。

 それくらい信じたって…………。




 冗談ですけどね。

 いくらなんでも、そんなこと信じませんよ。


 でも、ボクの魔法、『品種改良魔法』を使えば、鯉だって、龍にすることが出来るはずです。

 でも、これは、内緒です。

 特にあいつら、でかい蜥蜴野郎(ドラゴン)にはね。


 千年を超える悲願をあっさり部外者に叶えて貰ったら、ありがたみがないですよね。

 と言うか、人族は、バッタモンのドラゴンに、岩塩を仕切られて、良いようにあしらわれていたんですよ。

 それが、制御されていないモノホンのドラゴンになった暁には…………考えたくないですよね。



 だから、こいつらの心を折って、制御出来るようにしないといけないんですよ。



 まず、部外者でなくなります。

 喧嘩みたいなことをしているんですから、すでに当事者…………。


 そうじゃないです。

 そうじゃないですよ。

 そういう意味合いじゃないです。


 『強きドラゴンに従って』を利用するんです。

 『最強のレッドドラゴン(偽)』と成り代わるんです。


 そして、成り代わるためのカードは全て揃えることが出来るんです。


「さて、ボクの周りは危ないからどいて下さいね」


 ボソッと呟いた。

 聞いてくれたとしても、どいてくれるまでに、時間がかかるだろうし。どうせ、言うことなんか聞いてくれないでしょう。


 『こんにち○ン』や『こんばん○ニ』みたいな意味不明な返事を聞かずに、検索魔法で攻撃予測範囲のバッタモンのドラゴンをターゲットロックして、攻撃時間のタイミングラグを計算して、少しずつ時間をずらして、完全回復魔法を唱え終わる。

 完全回復魔法の効果が出る前に、攻撃を完了させないといけない。

 龍気の放出量を多くして、リーチをさらに伸ばして、『ありがと○さサギ』のようにくるっと回転する。

 そして、『最強のレッドドラゴン(偽)』のなかまたちが…………。



     ポポポポ~ン



 周囲のでかい蜥蜴野郎(ドラゴン)たちは『さよな○イオン』と言う間もなく、すっ飛んで行った。

 この後、スタッフが美味しく…………じゃなくて、念動力魔法で、でかい蜥蜴野郎(ドラゴン)たちに気づかれないように優しく受け止めました。


「動いたら、巻き込まれて、死ぬぞ!」


 特殊な呼吸法を使って、周囲に行き渡るように大声を出す。

 その迫力に負けてドラゴンのコスプレイヤーたちの動きが止まった。


【龍化】


 そのタイミングを逃さずにボクは龍化魔法を使った。

 『でかい蜥蜴野郎』が使った龍化魔法と同じだ。


 ただ違うのは、魔力ではなく龍気を使ったところだろう。

 確か、白龍王の指導を受けたときに、龍気が大量に準備できれば、『龍化』は成功するだろうと言われていた。


 もちろん、当時は出来なかった。

 出来るはずもなかった。

 いくら、白龍王の子孫と言っても、人の限界を超えるまでの龍気を蓄えることは出来なかった。


 でかい蜥蜴野郎(ドラゴン)たちが『龍化魔法』を『魔力』で使った結果と、白竜王と魂が繋がっているボクが『龍気』で『龍化魔法』を使った後の結果は…………。


 ボクの視線が飛行魔法を使っている時の高さになった。

 具体的に言うと、初代○ジラくらい。


 そう、身長61cm、体重17Kg…………縮んでんじゃん。


 違うんだよ。

 そうじゃないんだよ。


 伏字に当てる字が違うんだよ。

 『クピ○ー』の方じゃないんだよ。


 分かってるんだろ?

 そう、そっちの方だ。


 まるで、でかい蜥蜴野郎(ドラゴン)たちが蟻のようだ…………いや、そこまでボクは大きくない。

 対比でいくと、figm○の半分くらいの大きさに見える。


「ドラゴンを騙るモノたちよ。われは白龍。白龍王の魂に繋がるモノである。その白龍の前でなぜ伏せぬ。ドラゴンを騙るモノたち、そなたたちは、われらの姿形を真似るだけで、礼儀は知らぬのか? リーダーらしい、自称、最強のレッドドラゴンとか言っているヤツまでの道を開けて、さっさとひれ伏せろ」


 特殊な呼吸法を使い、龍気を言霊に乗せて、周囲に行き渡るようにてきとーに偉そうなセリフを大声で言った。


 『最強のレッドドラゴン(偽)』までの道が作られて、『最強のレッドドラゴン(偽)』の取り巻きと思われる周囲以外はひれ伏した……うん、お父さまやお母さまたちもね。





ぶくま、評価、感想、ありがとうございます。

それから、お気に入りユーザに登録してくれている方もいるようで

本当に、ありがとうございます。



文字数20万までに、ぶくま200………若干届かないペース



次話、てきとー次回予告


あの○○○が、この世界にやって来た。やりたい放題している○○○○○○を懲らしめるって言っているだけど

あなた、引き受けるんですか?

○○○がその○○○○○○を狙ってるって言うんですよ

何言ってるのよ。○○○に恩を売るチャンスだんだぞ

あなたね…

PSIA御鏡『ドラゴンの○○!!』

ったく、神様のくせに世話やかすんじゃ無いわよ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
しゅき録
https://ncode.syosetu.com/n4032jr/
若干こちらのお話しとリンクしてます。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ