087.はがねの錬金術師（？）伝説…その４８
さてさて、やっと第１章の終わりが見えてきました。
あれれ～おかしいぞ～
うな子→お稲荷さん→くも子→○○○
ろくに戦うこと無く終わる予定の第１章だったのに何故こんなに長く続いているんだ？
やっと、ドラゴンとご対面です。
っと、その前に………『まだ、引っ張るのか？』とか突っ込み無しの方向で！
すぐ終わります。
本当にすぐ終わりますからね。
えっと、ただの報告です。
ひいおじいさま経由で警備兵に念のため城郭から人を出さないようにお願いしてあるそうです。
城郭の外に新しい城郭が出来たんです。
なおかつ、朝、何かがぶつかるような大きな音がしたんですよ。
当然、珍しがって見に来る野次馬が多数いるでしょう。
そんなに野次馬が来たらドラゴン戦で邪魔ですからね。
それに、人質に取られたら、足も引っ張られます。
そうで無くても、野次馬にドラゴンブレスを向けられたらお終いです。
だから、みんな、帰って下さいよ。
こんなに大勢いらないんです。
何、この身内ばかりのオールスターキャストは？
お父さまや、お母さま、エクトル卿、ヴィヴィアンは、仕方がないとは言えないが仕方がないです。
マッコォイさんとトルネドさんは、話の種のつもりだろうから自己責任です。
円卓の騎士団は、『盾くらいなってみせます』とか言ってたが、はっきり言って足手纏いだ。
そして、ゼウスさんとトリートーンさん、アテナ２号さんとパラスの４人もついてきている。
と言うか、アテナ２号さんって、愛妾みたいな愛称は、ない既成事実を形骸化させる意味合いもあるのか？
後、くも子とお稲荷さんもいます。
正直、この２人………くも子だけでもＯＫです。
くも子を１人として数えて良いかは別問題です。
お稲荷さんは、まだ若いので経験不足です。
で、ボクたちは、危険と思われる城郭の外……罠に掛かったドラゴンのところに到着です。
くも子の睡眠毒で、ぐーすかぐーすか寝ています。
こんなんに、岩塩を支配されて、良いようにされていたんですか？
生前見たことがある、ドラゴンとは雲泥の差です。
御鏡家の家系図を遡っていくと、信じられないと思うが、ドラゴンハーフに繋がっている。
３代目の当主候補が、どこかの国の王族のドラゴンハーフと結婚したそうだ。
ドラゴンハーフと言うだけでも怪しいのに、王族ですよ。
王族！！
信じられませんよね？
もちろん、こんな眉唾な話、ボクも信じていませんでしたよ。
ドラゴン…………古の時代から生き続けているエンシェントドラゴンを見るまでは…………そう、龍王族最後の生き残り白龍王カルキさま。
ボクもその血を何分の１かを、継承していた。
生まれ変わっているから、もう白龍王とは血は繋がっていないが、でも魂は繋がっているはずです。
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さてさて、なかなかドラゴンが目を覚ましません。
久々のドラゴン…………戦ってもいいドラゴンなので、期待してたんだけど、がっかりです。
白龍王とは、魔法が使える今なら良い勝負が出来るかもしれない。
素の状態で、１手目を避けることが出来たらだけどね。
と言うか、もう、ヤっちゃっていいですか？
ダメですよねぇ～。
もちろん、気付いたら、殺……………………交渉しますよ。
他の地域は………たぶん、くも子が身柄を確保しているんでしょう。
検索魔法と千里眼魔法で……近隣諸国の岩塩の採掘場には、ドラゴンがいないようです。
周辺のドラゴンの分布はここに１匹と真龍山に百数十匹いるだけです。
…………いや、なんでそんなにいるんですか？
それに、これだけドラゴンがいても、ドラゴンの子供はいないんです。
ドラゴンの子供が、全く検索魔法には引っかかっていません。
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そう言うことですか。
あの魔族が言ってたのは、侮蔑の言葉ではなく、事実を言っていたんですね。
謎が解けました。
罠に掛かって気絶し、その後、眠らさせて、いまだに目を覚まさない『レッドドラゴン（仮）』の武装解除をします。
武装解除と言っても、魔法回路を消し込んでいくだけです。
くも子の魔法回路から、２つは予測は付いていましたが、予想以上の４つの魔法回路が組み込まれていました。
飛行能力やドラゴンブレスは、魔法回路によって、可能になっていました。
そう、その２つの能力は魔法を使っていたのです。
そして、その２つの魔法回路を消したんです。
飛べないドラゴンやドラゴンブレスの吐けないドラゴンは、ただのでっけぇ蜥蜴野郎だ。
後、人化魔法の魔法回路も削除しておきます。
あ、うん、味方の安全を優先してるだけだよ。
人混みに紛れ込まれたら、面倒だからね。
次話、てきとー次回予告
○○○○○、主さまに宝石貰った
おぉ、それは良かったな、○○○○○
主さまに宝石貰った
ん…？
宝石
あ…、よ、よし、私もあげようかな
お～
第１話 レッドドラゴンとランスロット、落胆の出会い！ (自分でハードル下げてますね)
