084.はがねの錬金術師(?)伝説…その45
予定の所まで、また進まなかった。(´;ω;`)
お父さまや、お母さま、そして、エクトル男爵も、ボクがやることを黙って見てくれています。
ああ、もちろん、ヴィヴィアンもです。
特等席で黙って…………黙ってはいないですけど、邪魔せず…………すこし…………かなり邪魔ですけど、見てくれては………………穴が空くほど、凝視しています。
や○い穴が空きそうなので、もう少し手加減してください。
でも、こうやって口を出さずに、見守ってくれているってことは、みんなが、ボクを信用してくれていると……、信じて良いですか?
「オレらの負けだ。戦いにもなりゃあしない。……………坊主、何が望みだ?」
ゼウスさんは、俯いて…………、そして、顔を上げて、そう聞いてきた。
ボクの望みが何なのかよりも、ボクの望みを聞いて、今後、自分たちがどうなるか確認して、残りの人生に少しは光が欲しいのでしょう。
でも、現状では、そんな希望の光なんて見せませんよ。
「では、人質として、アテナと…………パラスを置いていって貰いましょうか?」
百物語のように、100本の灯心を1つずつ消していくんように、希望を1つずつ消していきます。
そして、この2人はボクの手元に置いて、ボクが好き勝手出来るようにしておきます。
この2人は、色々と有望なんです。
光源氏計画っぽいことを、この2人を使ってやるんですよ。
御鏡家の19ある分家の1つ、その中で弓馬術を担当している御風家の隼人の野郎みたいに、合法的に小学生を囲って、自分好みに育てて見たかったんだよ。
隼人の野郎みたいに『小学生だから、一緒にお風呂はセーフ』とか…………。
そんな思いは、後、数年の我慢です。
くっくっくっくっくっくっ、今から、めっちゃ楽しみです。
そのためには、小学校だって作ってしまいますよ。
そして、2人とも、足腰立たなくなるくらいに………………って、今は、そんな、よこしま君みたいな考えをしている余裕は……………あまりないですね。
「な、なぜ、パラスまで!?」
驚く、トリートーンさん。
まぁ、娘を人質って言われれば、驚きもしますよね。
「アテナだけなら、問題ないような、セリフですね」
一応、突っ込んでおく。
パラスの後ろに半分だけ隠れているアテナ。
このアテナから、パラスを離すのは良くないでしょう。
「え、いや、その、そういう訳じゃ無いのだが」
自分の立場より、娘が優先になっただけですよね。
「分かっておる。オレだって、そう思うさ」
ゼウスさんが、フォローを入れた。
ここで、仲間割れは、致命的ですしね。
でも、実際、今は致命傷で済んでいるだけです。
「すみません。ゼウスさま」
涙を浮かべながら、ゼウスさんに向かうトリートーンさん。
娘さんがちょっと引き気味ですよ。
「分かった。分かったから、トリートーンは、抱き付くな。マジで、離れろ。鼻水が付くだろう。ほら、さっさと離れろ。パラスが引いているだろ!………………」
しばらくの間、2人のやり取りを、見守っていた。
「…………で、坊主、2人をどうする気だ?」
ゼウスさんが気を取り直して聞いてきた。
「ボク好みに調教するだけですよ」
他の言葉を使いたかったんですけど、この言葉じゃないと、バッドエンド一直線なんですよ。
「くっ、本当に3歳児か?」
そうですよね~。
ボクもそう思いますよ。
でも、これはボクの演技です。
今は、極限まで嫌われないといけないようです。
「ああ、俺もそう思うことは数え切れないほどあるが、間違いなく、3年前に産まれた俺とエレインの子だ。断言してやる」
優しくて、格好良いお父さまがフォローを入れてくれました。
「見た目に騙されたのか……。オレはどこで間違えたんだ? 坊主なら、アテナを任せられると思ったのに………………」
だいぶ、心が折れてきています。
と言うか、ボクの心も折れそうです。
悪役なんて柄じゃないのに!?
次話、てきとー次回予告
「定時連絡。以前、彼らがこちらの動きを察知している様子はなし。
○○者たちの○○模様は順調に激化しています
えぇ、これだけ見張っていれば、確かに○○もわくというものですが、もちろん肩入れしかしません。任務ですから
では、彼の最後の選択を見届けます。おーばー?
はぁ…」
『次回 もも色のハラスメント』




