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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第1章 光物を求めて
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079.はがねの錬金術師(?)伝説…その40

ごめんなさい。

話のペースが落ちています。


あーんど、週末はモーターショーに行くので

どこかで、原稿を落とすかもです。


 交渉の失敗では無く、交渉すら出来なかったのは幸いです。

 世の中、事後承諾って言うのがあるんです。


 魔族やブタイル商会のメンバー全員、身柄はいつでも確保出来るんですよ。

 『魔道具技師都市連盟』のブタイル商会のメンバー全員と入れ替わるくらいお茶の子さいさいです。

 つまり、『魔族やブタイル商会が悪いことしてたんで、勝手に退治しちゃったよ』を後で証拠込みで、報告すれば済んじゃうんです。


 それでダメだったら、戦争でいいじゃん。

 負けるはずないしね。


 だから、『魔道具技師都市連盟』の交渉失敗ではなく、交渉が出来なかったのは、割とどうでも良い報告でした。


 さて、知らない気配が4人……大人2人、子供2人。

 倉庫の扉の隙間から中の様子を伺っているようだ。


 気配から察するに、現状では敵対する様子は無さそうだ。

 それに、子供2人が完全に戦力外である。


 ボクたちに用事があるか、ブタイル商会に用事があるか…………さて、どちらだ?


 視線をくも子の方にやると、扉を指差して、コクリと頷いた。


 くも子も把握してるようなので、外の4人の生殺与奪はこちらが握っていることになる。


 そして、その報告に聞き耳……この中の様子を確認してるのか?


 検索魔法では…………お父さまは無駄足を踏んだようだ。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「(獲物の方は、見張っていますので大丈夫です。睡眠毒も注入してますし、しばらくは起きないでしょう)」


 くも子からの念話での報告だ。

 こっちで、少し時間を取られそうだったので、気を利かせてくれたらしい。

 外の4人の対応もありそうですしね。


「( ゴホゴホ………いつもすまないねえ、苦労ばかりかけちまって………)」


「(おとっつあん! それは言わない約束でしょ!)」


「(ダレが、おとっつあんだ)」


 くも子は、服の資料用として覚えさせた異世界通信網アザーワールドワイドウェブ魔法を使った動画閲覧に塡まっているらしい。

 今も分体の1人が、動画閲覧中だろう。


 だから、こういう小芝居をやってあげると喜んでくれる。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「『魔道具技師都市連盟』の会長がいなかったんだが、交渉くらい出来ると思っていたんだ。だがな、『上のモノいないから無理』と言う一点張りの対応だった」


 お父さまが、報告を始めた。


「魔族やブタイル商会の件は? もちらん、伝えたんですよね?」


 念のために確認しておく。


「伝えたんだが、『これだけ大きい案件は、会長代理がいないから、判断出来ない。私が判断して、何かあったらどうしてくれるんだ』と、動いてくれなかったんだ」


 いや、断ることも判断だろう。

 と言うか?


「会長代理?」


 そりゃあ、会長が遠くに出かけているんですから、代理を置いておきますよね?

 電車や飛行機の存在しない世界です。

 その代わりに飛行魔法とか瞬間移動魔法とかあるんですが、普及していないんです。

 ああ、飛行魔法は普及していますね。

 ごく一部ですけど。


 瞬間移動魔法もごく一部に普及してますね。


 通常の移動手段は馬車です。

 隣の国に行くのも馬車です。

 有無を言わせずに馬車です。


 マジで移動するのに月単位で掛かるんです。

 だから、会長職が代役を置かずに出かけることなんて出来なんですよ。


 で、なんで、会長職の代役である会長代理がいないんだ?


「会長が旅行に出ていて、その間、レッドパインとか言う副会長が会長代理を任されていたんですが、『オレが外出している中に勝手なことをするな』と命令だけを残して、会長特権を使った外遊に出てるそうだ」


 は?

 留守を頼まれて留守番せずに会長特権を使った外遊?

 なんのための代表代理だ?



     カシャ…………キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ



 倉庫の扉を空けて、外で中の様子を窺っていたヤツらが入ってきた。

 その中で、一番、偉そうで、熊のような男がいけしゃあしゃあに聞いてきた。


「通りがかったら、聞こえてきたんだが、その対応をしたのはマウンテンライスフィールドっヤツか?」


 突然の乱入に剣を抜くお父さまとエクトル男爵の2人。

 そして、スッとボクを庇うようにボクの前に出るヴィヴィアン。


「「ダレだ?」」


 息もピッタリです。


「初対面のくせに、坊主はオレの正体に気づいているようだが? おっと、そっちの嬢ちゃんもか…………。世の中、狭いようで広いな。怖い、怖い。取りあえず、剣を納めてくれないか? こっちには非戦闘員の子供が2人いるし、オレは武闘派じゃなくて、頭脳派なんだよ。トリートーンも武器を渡してやれ」


 どこをどうしたら、頭脳派になるんだ?

 あ、いや、そう言えば、お父さまも、頭脳派だったんだ。


 世の中、理不尽の塊です。


 トリートーンと言われた冒険者?

 いや、護衛か…………元騎士とか、そう言った類いの人間か?


 この世界に流派とかあるかどうか知らないけど、足運びとか見ると、我流っぽい。

 そこそこ出来そうな人ですが、ここにいるメンバーの腕と比べれば、見劣りします。


 アラクネメイド隊序列たぶん1位のくも子がトリートーンさんの剣を受け取った。

 それを見たお父さまとエクトル男爵も剣を納めた。

 ヴィヴィアンも暗器から、手を離した。


 もちろん、くも子の綱糸は首に掛かったままです。


「オレが、今話題の『魔道具技師都市連盟』の会長のゼウスだ。よろしくな」


 とってもフランクリーな挨拶だった。



クァミソーリゥ・ウオシュも出番もあるのか?

ネットで出回っている合成写真のように………



次話、てきとー次回予告


初めまして、○○○○です

今日から新しい○○○だよ

でももうととさま帰っちゃった

早くお迎えに来ないかな?

○○○○○○

と…土地

ち…地球

う…宇宙

う?う~…薄口醤油

ゆ…ゆ~…

次のお話は『ゆび切りげんまん』

あ、「ん」がついちゃった



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しゅき録
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若干こちらのお話しとリンクしてます。
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