078.はがねの錬金術師(?)伝説…その39
目の調子が悪い………1,500円オーバーの目薬ぽちった。
眼科に行けば済むんだけど、なかなか時間が………………………
ドゴッ…………………………ズドォォォォォォォォッン
激しい音で、意識が覚醒しました。
新しい能力に覚醒したわけでなく、普通に目が覚めただけです。
魔法創造で新しい能力なんていくらでも出来るんですけどね。
『なになにが出来るようになる魔法』って、作って使えば良いだけです。
どうしようもなくなったら使うけど、それまでは自主規制です。
さて、覚えていた方角と影の角度から計算すると、10時ちょっと前くらいでしょうか?
逆算すると、10時間くらい寝てたんでしょう。
徐々に状況を把握していく、背中に当たる感触は、くも子じゃなく、ヴィヴィアンです。
この匂い、この感触、この肌触り…………残念ながら、間違えようがありません。
すっかり、身体が覚えちゃっています。
どうも、睡魔で意識を無くした後、王都の屋敷に戻ることなく、領都での仕事が済んで王都に戻って来たヴィヴィアンに、ブタイル商会の倉庫で抱き抱えられて、眠っていたようです。
「ら、ランスロットさま、おはようございます」
「うん、おはよう」
髪が濡れて冷たいのは、ヴィヴィアンの涎でしょうか?
今のヴィヴィアンの挨拶と同時に涎が垂れてきましたからね。
それはともかく……………にしたくはありませんが、敵が罠に引っかかったようです。
格子力ならぬ、はにかむえが…ちゃ………いえ、ハニカムパワーバリアが上空からの侵入者を防いだようです。
昨晩、お父さまから、ひいおじいさまに頼んで許可を貰った城郭の拡張工事の賜物です。
寝落ちする寸前に使った魔道具創造で作った王都の城郭の外の新たな城郭です。
王都ウェールズを包む1辺15Kmの城郭です。
領都の城郭よりサイズが小さいのは、意図したのではなく、空き地の問題です。
空き地に余裕があるように見えるのは目の錯覚ですので気にしないで下さい。
ただの空き地に見えても使い道が決まっているのかもしれません。
で、その上空を覆うのが透明度と硬度の高いハニカムパワーバリアです。
ドラゴンの体当たりにはびくともしいないくらいの強度です。
このハニカムパワーバリアは領都のとは違って完全に覆っていませんので、天候の影響を受けます。
特に雨……、素通りします。
自然任せなので、城郭内の空調とかの魔法での管理が不要になっています。
突発的に作られた城郭の中をどうするかなんて決まっていないので、ドームのように覆ってしまうと、特に水の問題が出てくるので止めたんです。
本当ですよ。
全てが全て、ボクが面倒を見れるわけじゃ無いですからね。
領都よりグレードが落ちているように見えるのは気のせいです。
そんなことより、罠に掛かった獲物を見に行きましょう。
何かなー、何かなー、何かなー、罠に掛かった獲物は、ほんとに何なー♪
いや、判ってるんだけど………………。
空からやって来て、ハニカムパワーバリアにぶつかって、そのまま、バリア沿いに転がって、地面まで落ちた間抜けなヤツがね。
そして、城郭外に出ようとしたところで、お父さまとトルネドさんが戻ってきた。
あと、アラクネメイド隊序列15位のくも子………………ごめん、序列はてきとーだ。
問題は、お父さまのあまりよろしくない表情だ。
「ランスロット済まない。『魔道具技師都市連盟』の代表だけ捕まらなかった」
割とどうでもいいセリフだった。
第64話で出しちゃってるから、
会いに行ってもいないですよ!!
と言うことで、予定外に第1章からヒロイン登場?
次話、てきとー次会予告
やっほー!○○ちゃん情報だよ~!
また言ってんのか?お前も懲りねぇなぁ
あのねぇ、この○○に最新のメイドロボが来たっていう、正真正銘の大ニュースなのよ
あぁ、○○○の事か?
え?
さっき会ったぜ。しっかしすげぇよなぁ、技術の進歩ってのは
「――あわわわわ~~~~~~~~~」
「――落ちるぅ~~~~~~~~~~」
「――もう駄目ぇ~~~~~~~~~」
「…えっ……あっ、あれ? 原稿落ちたんじゃ?」
予告だから、まだ、落ちていない…………はず




