636.ゆる~い小学校生活…その106
恒例の年末年始のお休みです。
再開は約1ヶ月後の予定です。
良いお年を
至高と究極のアラクネ料理隊と至高と究極の料理の鉄人隊のおかげで追加料理と当初の予定のピザとBBQの準備も無事完了です。
後は食べるだけですね。
作るのも楽しいですけど、やっぱり食べるのも楽しいんですよ。
ただボクの子供の身体では量を食べることができないのが残念なんですよね。
もしかして、純粋なこの世界の住人ではないからでしょうか?
「みんな、食べるわよ~。せーの」
ユノ先生が音頭をとった。
うっかり系さえ発動しなければ、なんだかんだ言っても先生として働いてくれてます。
そう、コミュ力は高いんですよ。
「「「「「「いただきます」」」」」」
ボクもみんなと一緒に『いただきます』の挨拶をしましたよ。
ちゃんと空気は読みます。
そう言えば、ベドリバント・ベディヴィア卿の双子の姉弟であるアムレンとエネヴァウク嬢も腹ペコ姉妹たちと一緒に、野兎狩りを楽しいんでいたようです。
結局、勝負の行方は有耶無耶になりました。
まぁ、巨大なヘビを出せば、勝敗は決まっちゃいますしね。
巨大なヘビは、帰ったら唐揚げにでもしましょう。
不可食部で素材になりそうな部分は………………骨細工ギルドや革細工ギルドでも作って、何かを作らせるのもいいかも知れません。
と言うことで、しばらくアイテム収納の肥やしとなって貰います。
野兎の革も大量にあるし、どうしようかって感じです。
と言うか、教員と生徒合わせて、野兎を約200匹以上を狩らせるなんて、くも子とメタルくも子たち…………頑張りすぎですよ。
さすがに大漁で大量の野兎は夕飯の材料には使えなかったので、お土産として持ち帰って貰うことになりました。
そもそも、ピザやBBQの材料も人数分以上あるところに、ボクが追加で作ったソーセージ、パエリア、そして、麻婆兎頭も人数分以上あるんですよ。
腹ペコ姉妹たちがいなければ、残った料理を朝食に回しても余ると思いませんか?
「ランスロットくん、このソーセージ、美味しいのですよ」
「…………ん…………ぐー………………」
「この具沢山のご飯も旨いでござる」
「シィルは、この甘辛いのが好きです」
「エネヴァウクとアムレンとやらも、ダァが作った料理を食べるが良いぞ」
話ながら、どんどん料理が減っていく。
料理は余りそうもないですね。
ボクはお腹いっぱいです。
見てるだけでもね。
「残ったら可哀想だから、食べてあげているだけよ」
「ランスロット様、美味しく頂いています」
エネヴァウク嬢とアムレンが、なぜかここで一緒に食べている。
ある程度はクラスでまとまって食事をしていますが、一部の生徒は他のクラスに紛れて食事をしているようです。
特にクラフトマンクラスの場所の人口密度が高いですね。
ボクの付近と言った方が正解ですか?
これが社会人なら、お酒を注ぐための行列ができていたでしょう。
………………たぶん。
元いた世界では仕事はしてたけど、一般的な社会人は経験したことはなかったので、想像です。
そう言えば、今回のお泊まりキャンプでは、クラフトマンクラス以外の貴族の生徒たちが挨拶に来てましたね。
だいぶ慣れてきたのかも知れません。
色々とね。
日が暮れるまで続いた宴は、キャンプファイヤーの火が消えるまで続きました。
みんなで、キャンプらしくキャンプファイヤーの火の周りで踊りましたよ。
ちなみに演奏に使ったの楽器は、ナイロン弦やスチール弦を使うのは自重したので、動物の腸を素材として作られたガットを張ったクラシックギターでした。
もちろん、くも子とメタルくも子たちの演奏です。
ソプラノウクレレならまだしも、クラシックギターだと、さすがにCとかGとかFとか子供の小さい手じゃ届きませんからね。
宴が終わったとは、特にトラブル的なイベントもなく、普通にお泊まりしました。
後は『EX』に乗って帰宅するだけです。
ここから何かトラブル的なイベントが………………無いとは思いますが、帰るまでがお泊まりキャンプですからね。
正直くも子にトラブルがなければ大丈夫でしょう。
究極対至高のメニュー、じゃなくて、学生食堂の新メニューはご飯モノに決まりました
でもボク、ちょっとした事からクラスメートと大喧嘩
こんな時にチームワークを乱してしまうなんて
「ボク一人だって料理人たちに負けるもんか」
次回、至高と究極の筋書きのないドラマのえるでやりたい『究極VS至高 対決!!ご飯モノ』
お楽しみに




