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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第2章 嫁候補の少女たち
635/648

635.ゆる~い小学校生活…その105

 投石スリングは、単純なのでコツさえ分かれば直ぐにできるようになります。

 ちょっと離れたところから、投石スリングで遊んでいる皆の様子を見てみましょう。



「野兎ゲットしたのですよ」

「…………ん…………ゲッツ………………」

「こっちも当たったでござる」

「シィルも狩れちゃいました」

「こうして、こうして、こうなのじゃ。わらわも狩れたのじゃ」



 夕飯の素材は偏っていますが確実に集まってきてますね。

 これだけ狩っても野兎がいるのは、メタルくも子とくも子が、野兎をこっちに向かうように追い立ててくれているおかげでしょう。



 では、ボクはボクでやれることをやっておきます。


 まずは、野兎の腸詰めを作りましょう。

 肉種を作って、腸に詰めて、ボイルするだけの簡単な料理です。

 注意点は、肉種を作るときに冷やしながら作るってことくらいですね。


 ただ…………一人でここにいる教師や生徒たちの人数分を作るのは大変そうです。



「至高のアラクネ料理隊のくも子です」

「究極のアラクネ料理隊のくも子です」

「至高の料理の鉄人隊のメタルくも子です」

「究極の料理の鉄人隊のメタルくも子です」



 あ゛~~増えてる。



     ドォォォォォォォォォォォォォォォッン



 ビシッバシッとポーズを決めた総勢40人のくも子とメタルくも子たち。

 定番になりつつ演出ですが、マジで派手な煙と閃光です。

 至高と究極チームとかアラクネ料理隊と料理の鉄人隊でチーム分けもできそうだなぁって冷静に考えた。



「じゃあ、野兎の腸詰めを作っておいて……」



 アラクネ料理隊の面々は、ソーセージは作ったことがあるので、適当にやってくれるでしょう。

 当然、料理の鉄人隊たちもくも子と情報を共有しているので、大丈夫だと思います。



「「かしこまりました」」

「「了解しました」」



 必要そうな材料を、作業用のテーブルに出しておきましす。


 ではくも子とメタルくも子に任せて、次のメニューを考えます。

 今日は学校で提供される料理はBBQとピザなので…………ここはご飯物を作りましょう。

 やはり、ここはパエリアです。

 本家本元のパエリアの具材は山の幸ですからね。

 野兎のお肉なんて、絶好の食材です。


 お米は、パエリア用に魔法のすたぁ…………じゃなくて【品種改良】魔法で作ったマジカル米。

 マジカル米は、粘り気が少なくて、べたつかず、煮崩れもしなく、米の立ち方がよく大粒で歯応えがあって、まさにパエリアのために作られたお米です。

 って、パエリア用に作ったのだから当然ですね。


 具材の方は、野兎の背肉…………これは必須です。

 帰らずの森で採集してきたシメジ科キシメジ属の良い香りがするキノコを使います。

 パエリアには勿体ない気もしますが、沢山ありますから、贅沢に使っちゃいますよ。

 炊き込みご飯とか、土瓶蒸しとか、炭火焼きとか、天ぷらで食べてみたいです。

 あっ、ホイル焼きもいいですね。

 って、ホイル焼きだと、アルミホイールを作らなくてはいけなくなってしまいます。

 もちろん、アルミからです。


 あ、うん、話が大きくなりすぎましたので、話を戻しますね。


 そう、具材です。


 外してはいけないのがエスカルゴです。

 パエリアには無くてはなりません。


 さすがに、その辺のを捕まえてって訳にはいかないので、ボクの地下秘密基地内のエスカルゴファームで安全に養殖したのを使います。

 そして、赤、オレンジ、黄色の3色パプリカは彩りをよくするためにトッピングしておきましょう。



「じゃあ、よろしく」



 くも子とメタルくも子んの視線に負けました。

 材料を渡して、簡単にレシピを教えて任せることになりましたよ。



 さて、メインです。

 今日のメインですよ。

 って、今日のメインはBBQとピザでしたね。


 と言うことで、野兎の料理のメインです。

 野兎の料理のメインは麻辣(マーラー)兎頭(トゥートウ)を作ります。

 うさぎの頭の唐辛子煮ですね。

 辛すぎるし、食べにくいので、お酒のお供としてちびちび食べるにはいいんですが、そのまま作ると子供向けではないのでアレンジします。


 可食部の少ないうさぎの頭はそのまま調理すると食べにくいので、食べられる部分をそぎ落としてミンチ状にします。

 小さい脳は、原型を止めたまま、一度蒸し焼きにしました。

 味付けは、豆板醤をベースに甜麺醤、紹興酒などで甘辛くなるように調整。


 後はいい感じに調理するだけで完成です。


 って、これだと麻婆(マーボー)兎頭(トゥートウ)ですね。

 でも、美味しそうです。


 あ、もちろん、くも子とメタルくも子に人数分作って貰いましたよ。




私たち、ドラマに出る事になったのです

レポーターに追い回されるスターの役なのですよ

でもなんかおかしいのです

スタッフの人達、私にだけ隠し事してるみたいなのですよ

ランスロットくんったら、また変な事考えてるんじゃないのです?

次回、『秘密のはらぺこライフ』を、お楽しみに

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