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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第1章 光物を求めて
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062.はがねの錬金術師(?)伝説…その23

投稿時間との闘い………もう少しなんとか出来たかもしれないけど

今はこれが精一杯


「お前のせいで、せっかくなれた大臣を失脚したんだぞ! どうしてくれるんだ? 謝罪と賠償をして、俺が納得いくまで誠意を見せろ!」


 どこのアルカニダの工作員ですか?

 まるで、元いた世界で歴史の分岐点と言われていた銀川大地震で国を無くしたテロリスト民族のようです。


 個人的には出来れば会いたく無かったんですが、作戦遂行上、合わなくてはいけないヤツが魔族の集団の3列目から威勢のいいことを言っています。

 と言うか、3歳児に怒鳴りながら言うことじゃないでしょう。


 この状況を作るために会う必要があっただけなので、もうこの世から………いえ、この場から、ご退場してくれても構わないんですが……………。


「ボクは何もしていませんよ。あなたが、他国と通じて、ただ悪いことをしただけではないですか?」


 借金の取り立てで、海割(かいわれ)担当大臣の屋敷にマッコォイさんが護衛代わりに警備兵詰め所から若干名の警備兵を連れていって、借金が払えない海割(かいわれ)担当大臣の財産を差し押さえるときに、『借金の形を差し押さえようとしたら、外患誘致の証拠(とんでもないモノ)を見つけてしまった。どうしよう(棒)」』と言うような茶番があったんですよ。

 そのせいで、警備兵に指名手配され、海割(かいわれ)担当大臣は御役御免になったと…………。


 なぜ、その場で捕まえ無かったかと言うと、もちろん、この場面を作るためですよ。


 この元海割(かいわれ)担当大臣は、予定通りに動いてくれすぎて、予定の調整が無くて済みます。

 この引き連れてきた魔族も、予定通りのところから借りてきてくれていますしね。


「悪いことなんて何一つしていない。王国民のために、俺が国王になろうとしただけだ。それがどうして悪いことになるんだ? 近衛騎士団だって、俺が警備兵から逃げるののに協力してくれたんだ。そんな俺が国王になるんだぞ。王国民だって大喜びだ。だから、ブタイル商会も協力してくれたんだ。そして、各国が武力放棄することで世界平和を願う魔族もこうやって協力してくれている。武力を行使すれば死人が出るんだぞ、俺はイヤだ、だから武力を行使させない。俺もその武力放棄して平和な世界をと言う素晴らしい願いに共感したんだ。だから、武力のない国を俺が作るんだ。そんな、俺が悪いはずがないだろ? そう、俺は魔族たちの願いに共感しただけだ。金や女や地位のためじゃない。本当に世界平和を願うことに共感しただけなんだぞ。武力放棄するだけで世界が平和になるのに、それを理解出来ないのは、今の地位を武力で守っている王族だけだ」


 えっと、何言ってんだこのバカは?


「じゃあ、その武力に相当するその魔族を解散させてもらえますか?」


「おまえはバカか」


 えっ?

 バカにバカって言われた。


「こいつらは、俺を守っているんだ。解散させられるわけないだろ!! 解散させたら、俺が危ないだろ!!」


「だ~か~ら~、それが武力ですよね?」


「こいつら魔族は軍じゃないから、武力じゃ無い!!」




 と言う感じの、平行線のやり取りが30分ほど続きました。

 マジで勘弁してくださいよ。




「もう我慢できねぇ。こいつら、ヤっていいんだろ? 城郭内に入ってから、小さくてジャストフィットするヤツらを狙わずに我慢してたから、マジで我慢の限界なんだ。もちろんそっちの意味でな。穴さえあれば男でも女でも構わないが、小さいヤツらの方が具合が良くて好きなんだよ」

「そうだよな。相手に幼児がいるって聞いていなきゃ、こんなバカについてくるかよ」


 そのやり取りを壊したのが魔族だ。

 と言うか、そのセリフ、ボクのお尻も壊れそう。


 穴さえあればいいとか、どこのアルカニダの工作員ですか?

 まるで、元いた世界にいたテロリスト集団のようです。


 ………どっかで聞いたことがあるフレーズだ。


「さっさとヤって、このバカに全部押しつけんぞ」

「それはいいな」

「じゃあ、俺からな」

「3人いるんだから、俺はケモ耳のでいいぞ」

「お、おれは、男の子で」

「おれも男の子で」

「マジか? おれも男の子がいいぞ」

「何言ってんだ、オレが男の子の相手に決まってんだろ?」

「えっと、不人気の娘なら、空いてんのか? 仕方ないから、オレはその娘で」


 ああ、くも子が切れそう。

 でも、言いつけを守って、手を出さないでくれている。


「じゃあ、勝負だ」

「バーか、勝負なんて俺以外がしてろ! 勝負している間に俺が3人の味見していてやるからな」

「俺も味見役で」




 さらに、こんなやり取りが30分ほど続いた。

 聞いてて、くも子ほどじゃないけど、めっちゃ腹立ってきた。




 正直、こっちは、あんたらの策略に巻き込まれたんですよ。

 遊び半分で市場調査と商品の売り込みをしに来たのに、のほほんとそんなことしてる暇が無くなったんです。

 実際、マッコォイさんとの人脈や地位など、それ以上のモノが手に入ってますけど、もうぶち切れても良いですよね?


 マジギレしていいよね?



次話、てきとー次回予告


槍に誇りを持つ者がいた

自らを異端と知る者がいた

闇の住人達を笑い、血をすすった槍が咆哮する

次回、はがねの錬金術師(?)-フルでめっちゃ切れてる人-

第1話 『伝説の始まり』

戦いに快楽を求め、極限に生を感じる者よ、御鏡(みかがみ)の名を示せ


やっと、サブタイ通りにヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!

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