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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第1章 光物を求めて
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060.はがねの錬金術師(?)伝説…その21

言い訳です。

早朝バイクのカスタム。

朝、食材の買い出し。

昼、カスタムの続き。


バイクでお出かけヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!


30分後、ツレから、今から遊びに行くと…………Uターンして帰宅

で、夕方までツレが来てて


ストックなしの状態から、投稿出来る状態にできる時間があると?


で、横道にそれさせる神様降臨

さらに横道にそれるルートに…………


と言うか、後の方で使う予定の設定がそこそこ含まれてる話に



「ラァンスゥロォットォチャン、ママにも、パパにあげたの欲しいわぁ」


 がっちりとお母さまに肩を掴まれた。

 お母さま、目が怖いです。

 ハイライトが抜けたような目で見つめてきています。

 まるで、蛇に睨まれたカエルのような気分です。


 それにきっかり2秒遅れてヴィヴィアンも肩を掴んで来た。


 ボクの体内時計は完璧です。

 作戦遂行上、体内時計は必要であり重要なので御鏡(みかがみ)家では、子供のころから叩き込まれています。

 ストップウォッチを使って、1秒~60秒まで、60回連続で小数点以下が『00』にさせないといけない必須の検定が3ヶ月に1度あるんですよ。

 ああ、地獄です。

 地獄なんです。

 1個でもミスれば、最初からやり直しなんです。

 制限時間は72時間………出来るまでやらされるんですよ。

 検定不合格者は72時間、ストップウォッチを延々押しまくらないといけないんです。


 まるで賽の河原で石を積んでいる気分でした。


 でも、今、思えば楽な修行です。

 命のやりとりはないですからね。


 なので、2秒きっかりって言うことは、目を瞑っていても分かります。

 いや、目を開いているからって、2秒が分かるとかないですからね。


 それより、ヴィヴィアンの目も怖いです。


 なんで、こんなに2人は興奮しているんだ………。


 ………………ああ、そう言えば、この世界に来てから化粧をしている人を見たことが無いです。

 そうです。

 お母さまもヴィヴィアンもすっぴんなんです。

 それでも、綺麗なんですよ。


 だから、化粧してる、してないなんて気にしたこと無かったです。


「ヴィヴィアンは、ヴィヴィアンはランスロットさまのための綺麗になりたいです。ですから、その綺麗になる魔道具をお願いいたします。下賜して頂けるのなら、一生、ヴィヴィアンの身体を自由にして貰っても構いません。いいえ、是非とも自由にして下さい。さあさあ、今晩からでも、是非に! なんなら、今からでも全然OKです」


 言い回しを変えてるけどいつも言ってることと一緒のことだよね?



     キシッ



 骨が軋んだ。

 そう、2人の本気さが分かる肩の掴む力がだんだんと強くなって、骨の軋む音が聞こえるまでになった。


「痛い、痛い、痛いです。お母さまとヴィヴィアン。本当に痛いです」


 仕方がないので、口に出して、アピールします。

 実際、それでも通用しない場合があるのですが………今回は成功したようです。


「ランスロット、ごめんね。ママったら、今より綺麗になれるって思ったら、つい………ね。ほんと、ごめんね」


 舌をペロッと出していてもおかしくないくらいの謝罪だ。

 まぁ、こっちも本気で怒っている訳でもないですから、これ以上の謝罪は必要ないです。


「申し訳ございません。ランスロットさま。ヴィヴィアンは、ヴィヴィアンは、非常に申し訳ございませんでした。この罪はヴィヴィアンの身体で償っていきますので、お仕置きを…………。でも、その前に、綺麗になった方が、ランスロットさまも嬉しいですよね? ですから、魔道具を使って綺麗になったヴィヴィアンの身体に記憶に残るようなご褒美…………お仕置きをお願いいたします」


 くっ、ヴィヴィアン、ブレないな。


 ともかく、2人には『作らない』って選択肢を選ばなくてもよいので、『作る』って選択肢を選んでも問題ないのです。


「2人とも、お父さまに渡した魔道具『どこでも簡単メイクアップブレスレット』を作りますので、ちょっと待っててください」


 作ってあげるって言っただけで、2人の喜びようが凄いです。


「…………オレにも、作ってくれ」


 今にも死にそうな声が聞こえました。

 エクトル卿です。

 声の主はエクトル卿でした。

 理想の人にプロポーズをして振られたエクトル卿も魔道具を欲しています。


「オレも護衛に就くのなら必要なんだろ? 理想の人に振られたオレはもう仕事に生きるしかないんだ!!」


 いや、そんなこと、全くないです。

 この世界…………異世界を含めて理想の人に振られた人が何人いると思っているんですか?

 そんなことでいちいち死んでいたら、転生先になる調整された異世界がいくらあっても足りませんよ!

 基本ルールとして、1人1世界ですからね。

 転生者本人たちが納得して同時に転生するならOKと言う例外はあるようですけど、それ以外の例外は無く、知らないうちに他の転生者が同じ世界に来ることは無いそうです。


 って、死ぬんじゃなくて、仕事に生きるんですか………えっと、前向きで良い考えですね。


「分かりました。エクトル卿の分も作りますね。そんな目で見ていても、もちろん、マッコォイさんやトルネドさんやピピンさんの分は作りませんよ。販売する魔道具は最低限『魔道具技師都市連盟』と調整がつかない限り絶対にダメです」


魔道具創造マジックアイテムクリエイト:どこでも簡単メイクアップブレスレット】×3


 超適当すぎる魔法で3つのトンでもない魔道具を作って3人に渡した。

 もちろん、マッコォイさんやトルネドさんやピピンさんの分じゃありません。

 お母さま、ヴィヴィアン、エクトル卿の分です。

 いくら適当過ぎても、渡す相手なんか間違えませんよ。


 3人の商人たちは素直に引いてくれました。

 無理に言って、ボクの機嫌を損ねる方が利益が減りますからね。


 実際、『どこでも簡単メイクアップブレスレット』を売る余裕なんてないでしょう。


 そして、その魔道具を渡した3人は…………。


 えっと、とりあえず、エクトル卿は、護衛時はお留守番と言うことになりました。


 だって、見た目がね。

 みんなが目をそらすほど、残念そうな顔だったんです。

 それも、言葉じゃ言い表せないほどにね。



睡眠時間削り中で超眠い。


ですので、次回てきとー予告


始まりはいつだって突然

だけどあまりに突然すぎるこの事態

混乱、困惑、どうしよう?

○○の○○にピンチのボク

襲いかかる○○達の目的とは一体?

次回、魔法幼児ラジカルランスロット、第一話『○○の嵐、ふたたび(?)なの』

ラジカルマジカル、頑張ります



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しゅき録
https://ncode.syosetu.com/n4032jr/
若干こちらのお話しとリンクしてます。
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