058.はがねの錬金術師(?)伝説…その19
ぶくま、評価ありがとうございます。
お皿を数えるように『ぶくま』を1人、2人………ああ、1人足りない!!
なにそれ怖いと言う中、やっと、文字数10万文字超えました。
本当にありがとうございます。
思いつきで新連載を始めないように頑張っていきます。
『ボクとそっくりな義理の妹と悠々自堕落な特許生活(仮)』
真技碧「出番…………まだ?」
「わしが調べた限りでは、ほぼ、この周辺諸国のドラゴンたちとの交渉役は魔族の息のかかった商会が行うようになっておる。ドラゴンに岩塩を取らせるための契約条件を吊り上げさせて、まともに取り引きして販売すれば他の商会では利益を出ないようにして、岩塩市場を独占したようだ。そして、これから、その独占した市場を盾にして、好き勝手しようとしている。市場独占はそれが出来るから美味しいよな」
ローリーペッタン王国
エルフティア王国
グンマー
魔道具技師都市連盟
プレーリー王国
マッパ・ダンディ帝国
真龍山
ドリームランド
以上が、この周辺諸国やそれに該当するものだ。
ご存知の『ローリーペッタン王国』『エルフティア王国』。
『エルフティア王国』の北側にある『グンマー』。
『グンマー』を画像検索する強者はいないと思うが、もし検索したとしたらそれが『グンマー』だ。
『帰らずの森』より安全らしいが、秘境のような未開の地だそうだ。
いつか『グンマー』のサバンナをオフロードバイクで滑走してみたいと思う。
えっと、さらにその北側には、ドラゴンたちがたくさん棲息する『真龍山』。
その東側にある狂気半島には、今回の元凶である魔族の国『ドリームランド』。
『グンマー』の北西には、ギルドが大きくなり国のようになった『魔道具技師都市連盟』、豊かな農業大国『プレーリー王国』、名前の通り関わりたくない『マッパ・ダンディ帝国』。
どうしても『マッパ・ダンディ帝国』でイきたい人は紹介状を書こう。
『で』じゃなくて『へ』や『に』だって?
どうせ『イきたい人』は『で』イクんだよ。
簡単な地理の勉強はここまでだ。
深くやったとしても、今はそんなに関係ない。
マッコォイさんのセリフの中の重要なキーワードは………………そう、市場独占。
市場を独占することで発生するメリットは計り知れない。
そのために、商人は、それを取り仕切る立場のモノに取り入って、御用商人を目指す。
貴族はそれを取り仕切る立場……利権を得るために国王に取り入ろうとする。
また、国王は、その利権をちらつかせ、貴族や商人に言うことを聞かせる。
「坊ちゃん閣下も、その市場独占を狙っておるんだろ? わしらもそれに肖ろうとしとるんだがな」
そうです。
市場独占を狙って儲けようとしてるんです。
この世界にあるモノで、この世界にないものを作って売ろうとしているんです。
それが結果的に、市場独占になってしまうんです。
魔族と同じように………。
「マッコォイさんも人が悪いですね。坊ちゃんは、あいつらとは違いますよ。既存の市場に対して暗黙のルールを破って、独占したのとは違います。新しい市場を作ったり作ろうとしているだけです。まだ、出来つつある市場でも、坊ちゃん以外に参入できないだけですよ」
トルネドさんがフォローしてくれた。
「わしの人が悪いのは今更だろう」
ヒヒヒって感じに笑っている。
マジ似合ってる。
「そうですね」
火花を散らしながら笑う2人。
「でも、岩塩市場を狙うとは、厄介ですね。本来なら旨味がほとんど無いですからね。利益少ないが確実に儲かるってだけです。ただ、資金が多くないといけないのと、ドラゴンと交渉する必要があるから、危険も多い」
岩塩の取引の主導権は、ドラゴンが持っている。
そして、本来なら独占してもあまりメリットがない。
トルネドさんが言う通り、岩塩は薄利なのだ。
『仕入れた岩塩を決められた価格で売っても良い』
利権の代償は価格の決定権である。
国に販売価格が決められてしまうのだ。
利益が決まってしまうんだ。
ただ、資金に余裕があり、運転資金さえあれば売らなくてもよい。
でも、そうされた場合、普通ならば、多少価格が上がっても他国から仕入れればよい。
無理して取引を中止するような信用できない商会から買う必要がないんだ。
が、今は、他国の岩塩市場も合わせて独占されている状況。
つまり、やりたい放題出来てしまうんだ。
そして、それを潰すには………。
「大義名分を得て、ブタイル商会に攻撃か………」
そう、ボクは呟いた。
物理的に潰すのは簡単です。
魔法を使っても、使わなくてもです。
1対多を前提とした戦国時代より前から続く御鏡家の技をそのまんま使えるんです。
潰すだけなら本当に余裕です。
「海割大臣………すでに元海割大臣ですがね。そいつが、すぐに大義名分を作ってくれるでしょう。坊ちゃん閣下の協力さえあれば………ね」
また、ボクが餌になればいいんだ。
そして、その答えは決まっている。
今日がバイクの納車日です。
そして、朝から健康診断がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
次話キャッチコピー「魔法少女、はじめました。」
私、○○○○
ごくごく平凡な○○のはずだったんですが、何の因果か運命か魔法○○○に任命されてしまいました
待ち受けるのはどんな運命?
あとプロポーズして来たこの○○君は、うちで飼っても大丈夫なんでしょうか?
次回、魔法○○○○○○○、第一話『魔法の呪いはメイクアップなの?』
リリカルマジカル、本当の自分を始めるために
マジで?
うそです。




