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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第1章 光物を求めて

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055.はがねの錬金術師(?)伝説…その16

のほほ~~ん回?

「知らない天井と、良く知っている顔だ」


 お小遣い稼ぎに『奇跡のワイン』を売ってから2日たった。

 いつものように、ヴィヴィアンがボクの寝顔を覗いていたようだ。



 ………覗く?



 ごめん、半分………9割現実逃避したような表現だった。

 いつもどおり、舐め回すように見てたな、たまに本当に舐められてるけど………。

 そして、もう2人と1人、見慣れた顔がある。


「お父さま、エクトル卿、おはようございます。ぷっ………………………お似合いですよ」


 買ったら家が買えるほどの価値のあるアラクネ製のメイド服を着た2人。

 ただ今、身体で借金を返済中です。


「か、閣下、おはようございます」


「ランスロット、おはよう」


 2人とも美形なんで似合い過ぎてます。

 挨拶を済ませて、食堂に着いた。


「ウィッグがあればもうちょっと似合いそうだね」


 2人のメイド服姿に足りないモノに気付いて呟いた。

 胸の大きさは充分魅力的だ。

 立っている姿は、貴族だけあって優雅だ。

 美形の2人だが男性よりの美形なんです。

 だから、少し女っぽい演出が必要だったのだ。


 ちなみに胸の大きさについては完全にボクの趣味だ。


「おはようございます。坊ちゃん閣下。こんなことがあろうかと、ウィッグをお持ちしております。もちろん、サービスで差し上げます」


 すでに、食堂にいたマッコォイさんが、挨拶と気を利かせたことを言ってきた。

 と言うか、どこの宇宙船の工作班長だ!


「気が利きますね。マッコォイさん、おはようございます」


 このマジヤバいマッコォイさんが敵に回ったら、作戦を全て邪魔されそうだ。

 敵に回さないようにだけは注意しないといけない。


「ブリタニアン伯爵、エクトル男爵、このウィッグを下賜するので、身に付けるように」


 マッコォイさんから、ウィッグを受け取ると2人に命令した。


「「はっ、ありがたき幸せ」」


 跪き、ウィッグを受け取る2人。

 絵になるなぁ。


「(バンよぉ、オレ、この借金返済したら、もう絶対に借金しねぇ)」


「(奇遇だなぁ、俺もそう思ってたとこだ。その前に、鑑定魔法を必ず使う癖をつけるぜ。ただ、ケイ、お前のは永久に借金漬けのフラグだぞ)」


「(イヤなこと言うなよ。あー、マジで、借金、返したいなぁ~)」


「(ああ、俺もだ)」


「(そのウィッグ似あってるぞ)」


「(ああ、ケイ、お前もな)」


 哀愁漂う、お父さまとケイ叔父さん。


「お、お母さま。もうそろそろ、挨拶しても大丈夫ですか?」


 さっきから、ずっと、ボクが作ったカメラに似た魔道具でお父さまのメイド服姿を撮りまくっていたお母さま。

 一瞬、正気に戻った。


「あ、うん、ランスロット、おはよう」


「はい、おはようございます。お稲荷さんとくも子、うな子もおはよう」


 そして、ウィッグを付けたお父さまの写真をパシャパシャと写し始めている。

 後で、プリンターっぽい魔道具を作っておこう。


 ああ、マッコォイさんの目が光ってる…………お母さまが使っている魔道具の商品として売る分を作らなくてはいけなくなりそう。

 魔道具を作る魔道具を作っちゃえばいいんだけど、そうすると、現魔道具職人の仕事が無くなるので、色々つめてからじゃないと、魔道具は小ロットしかだせないな。


「……おはよう………」

「おはよう」

「ふん、おはよう。持って来てやったわよ」


 昨日のうちに、第四世代型超光速恒星間航行用超弩級万能宇宙戦艦○クセリヲンくらいなら余裕で通れるサイズの海底トンネルを作っておいたので、海から、ボク用としてひいおじいさまから貰った王都での屋敷の地下まで、元のリヴァイアサンの姿のうな子でも来れるようになっている。

 もちろん強度も手馴れたもので完璧だよ。


 さて、みんな揃ったようなので、パパッと朝食を作っちゃおうかね。


次回、飯テロ回


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