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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第1章 光物を求めて
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005.エルフティア王国の最強の盾

行間の文章が足りなすぎたので修正しました。


2019.06.24 加筆修正


「お坊ちゃん、メイドに厳しいですね」



 厳しい?

 これで、厳しいとか言っていたら、元いた世界では数万回は死んでますよ。

 って、蘇生出来ないんだから、死ぬのは1回キリですね。



「あんな格好をしているがメイドじゃなく、護衛だぞ。お義父さまが準備してくれた『エルフティア王国の最強の盾』の筆頭魔法士マーリンだ」



 護衛しているように見せて警戒心を与えるか、護衛していないように見せて油断させるか…………マーリンは、後者を選んだようだった。

 誰にも破ることの出来ない結界…………ほぼ誰にも破ることの出来ない結界があるので、護衛対象は安全であるからだ。







     プークスクスクス。



 あ、うん、ごめん。

 それっぽくマーリンのことを持ち上げようとしたけど、やっぱ無理。

 ウソはよくないです。

 マーリンなんて、ただのぐーたらモンですよ。

 お偉いさんたちには、それが分から…………いえ、めっちゃ理解してますね。

 トップを始め上層部はすでにマーリンのことを完璧に把握しています。


 そんなマーリンの結界は、ボクから見ると、結構脆いんだよね。

 5mmくらいの発泡スチロール?



「えっ? 『エルフティア王国の絶対防衛ライン』『敵も男も寄り付かない完全防壁』とか言われてる魔法による攻撃を一切受け付けない結界を張れるあのマーリンさまですか?」



 マーリンさま(笑)(かっこわらい)

 ただの妖怪喰っちゃ寝ですよ。

 お偉いさんたちには、以下略…………。



「残念っ娘っぽいが、本物だぞ。お義父さまに、出来れば、上には上がいることを増長しているマーリンに分からせてくれって頼まれているんだ」



 そうです。

 イジメじゃないんですよ。

 ちゃんとマーリンを調教…………いえ、教育しているんです。



「………そうですか」



 お父さまとトルネドさんが会話をしている間にマーリンが戻ってきた。

 正確には念動力で連れ帰っただけなんだけどね。



「お坊ちゃま、この海水をそのバケツに入れるんですよねぇ? マーリンは、結界に少しだけ穴を開けて、バケツに海水を注ぐようなまね出来ませんよぉ。ドヴァっとバケツの上で結界を解いちゃっていいですかぁ?」



 結界で球状になって空中に浮いている海水を簡易型海水分離器の真上に移動させてそう言った。


 その状態で結界を解かれたらボクが濡れちゃうじゃん。

 魔道具創造マジックアイテムクリエイト魔法で巨大な漏斗(ろうと)を作れば解決しちゃうけど、それはそれで負けなような気がします。



「マーリン、動かないでそのまま結界を維持してて」



 両手で地面の砂をすくい上げた。


魔道具創造マジックアイテムクリエイト:ガラス瓶】


 すくい上げた砂がガラス瓶を象っていく……。

 魔道具創造マジックアイテムクリエイトと言いながら、何の変哲もない酸化鉛の入った極々普通のただの透明なガラス瓶だ。



「あれガラス瓶ですよね? あり得ないくらい透明度が高いんですが…………水晶と見間違えてしまいそうです。小国……エルフティア王国でも、あのガラス瓶は国宝級ですよ。それに、簡易型海水分離器が本物なら……坊ちゃんの魔法を見る限り、たぶん本物でしょうけど、小国3つ買えるくらいの値段が付きますよ。でも、坊ちゃん、簡易型って言ってましたよね? 本格的なモノも視野に入っているんでしょう。つまり、塩の大量生産!? 領主さま、岩塩の価格なんですけど、領主さまが言っていた価格で………いえ、7割で…………って、ダメですよね。あー、普通3歳児って言ったら遊ぶのもままならないって言うような年ですよ」



 トルネドさんが頭を抱えてしゃがみ込んだ。

 たかがガラス瓶なのに大げさですよ。



「言うな。うちの息子は規格外なんだ」



 お父さまやトルネドさんなど周りの人たちはボクの行動をジッと見守っている。

 シーターさまの加護付きって言う前提があるから、大抵のことは『しょうがないなぁ』って感じで済んでしまうから、とっても便利です。



「マーリン、ちゃんと結界を維持しててね」



 さて、思ったより、結構大き水の塊ですね。

 海水濃度っていくつだっけ?

 せっかく作ったガラス瓶だけど、ちょっと小さいかも?



魔道具創造マジックアイテムクリエイト:バケツ】



 ガラス瓶から塩が溢れても、海に戻して、もう一度作り直せばノープロブレムだけど、この世界の塩の価格から考えると、トルネドさんが頭を抱えてしゃがみ込む程度で済めば御の字。

 なので、生成される塩の量よりちょっと大きめのバケツを作成。



「ちゃんと維持しておきますから、ガラス瓶を作った魔法を教えて下さい」



 マーリンのセリフをスルーして、右手の人差し指に魔力を込める。



「マーリンがもう少し成長したらね………えいっ」



 魔力を込めた右手の人差し指で海水を囲っているマーリンの結界に穴を開けた。

 開けた穴から、流れ出てた海水が簡易型海水分離器に注がれていく。

 塩が出てくる予定の穴には今さっき作ったバケツをセット。



「マーリン、結界はそのままキープしててね」



 そうは言ったけど、念のためマーリンの結界の上に結界を被せておきます。

 せっかく出来た塩に海水が被ったらイヤですからね。



「分かりましたけど、お坊ちゃま、止めて下さいよぉ。最強硬度の結界なんですから、簡単に壊されると自信が無くなっちゃいますぅ」



 いや、自信を無くさせるのが目的なんだけど…………。

 お爺さまにお願いされたからね。



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