047.はがねの錬金術師(?)伝説…その8
話がそれた。
く、くも子の活躍予定だったのに………。
くも子の活躍は早くて2話後の予定です。
「では、ランスロット。今回の件で、褒美として望みのモノはあるか? 欲しいモノがあれば、ひいおじいちゃんが、全力で叶えてやるぞ。欲しいのは、女か? 女か? それとも、女か?」
なんですか?
お風呂でする? 台所でする? それともここでする?
ヴィヴィアンが言いそうなセリフ第3位みたいに選択肢が無い。
女くらい……女くらい……女くらい……。
おかげでダレにも負けないくらいの立派な魔法使いになれました。
と言うか、その話題は深く突っ込むな。
○○○人斬りした実績のあるボクの精剣エクスカリバーの餌食になるよ。
もちろん、男はうな子からの献上品の本家本元の『王家の剣エクスカリバー』が相手だよ。
おい、そこ、『突っ込んだことのない精剣エクスカリバー』とか突っ込むな!
虚しくなる。
『○○○人斬りが伏せ字になっていない』とか『研いだことしかない精剣』とか『零剣混沌』とか誹謗中傷は止めて欲しい。
ボクの精剣エクスカリバーのHPはゼロなのよ。
だから『MPだけは満タンですね』とか言うなぁ~。
素振りでも、MPを消費するんだぞ。
それはともかく、この『欲しいモノがあるか?』のセリフは事前に取り決めしておいた茶番のトリガーだ。
ひいおじさまナイスです。
くっくっくっくっくっくっくっくっ。
今後のことを思うと、笑いが止まらない。
さすがに、実際に笑うのは拙いので、心の中で笑ってるだけだがな。
「伝説の王家の剣エクスカリバーや選定の剣カリバーンがあれば、くれてやったんだが………。言い伝えでは、剣を持つ資格のないヤツが使ったために大爆発して、巨大な湖を作って、その底に沈んでいるって言われている。そうだよ。ブリタニアン領に面している巨大なあの湖がその言い伝えの湖だ」
いかんいかん。
ボクが妄想して沈黙している間に、ひいおじさまはアドリブで、普通の人には拾いにくく当たり障りのない無駄な『そうなんですか』ってスルーされる程度の話題を話してくれていた。
あの湖は、隕石じゃなくて、王家の剣エクスカリバーが原因だったなんて、リアリティが………メッチャあるんですけど……。
うな子がそこの底から『王家の剣エクスカリバー』と『選定の剣カリバーン』を拾ったんだよ。
その2本の剣は、うな子から献上され、ボクのアイテム収納に存在する。
だから、ボクにはスルーせずに拾えちゃう話題なんだよ。
そして、ボクにはスルーしないで拾わないといけない話題なんだ。
この剣の件についてはいつ報告しようかと、タイミングを見計らっていたからね。
「ひいおじいさま。もしかして、この剣ですか? うな子…………リヴァイアサンから献上された剣なんですけど、言い出すタイミングが無くて………………」
アイテム収納から、デスクサイドワゴンくらいの小さな台と2本の剣を取り出して、2本の剣を台の上に置く。
さすがに床に赤い毛氈が敷いてあっても床置きは拙いからね。
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【王家の剣エクスカリバー】
話題の最中の剣。
長い間、湖の底で眠っていた。
使用者認定あり。
魔力による攻撃プラス補正により、適正者が使用すれば、世界最強級の強さを誇る。
適正が無いモノが使用すると、その使用者を確実に殺せるレベルで爆発する。
※爆発時、環境は破壊しますが、回りの人は環境破壊による被害以外は影響を受けません。
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えっと、周りの人は爆発では死なないけど、爆発で飛んできた石に当たって死ぬかもしれないってこと?
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【選定の剣カリバーン】
国王になる資格を持つモノのみ振ることの出来る剣。
振ることが出来なくても愛国者が触れた場合は、ほんの少しの幸せな気分になる。
敵や売国奴が触れると、魔法回路基板が初期化され、嘘が吐けなくなるパッシブで書換不可能な魔法回路が組み込まれる。
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2本とも渡したとしても魔道具創造で新たに2本本物が作れちゃったりします。
いや、本物以上に魔改造する予感がする。
「へっ……………………えっ? ええっ?」
この切り返しはひいおじいさまも想定外だったようです。
ひいおじいさまに付与魔法で与えた鑑定魔法が発動しているようだ。
本物かどうか確認しているんでしょう。
そして、ひいおじいさまの顔色が赤から青、青から赤と幾度も無く変わっている。
『意味も他愛も無い雑談から、トンでもないモノが出てきてしまった。どうしよう?』
そんな気分でしょう。
ぶくま登録ありがとうございます。
かるーい気持ちで書き始めた
『異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)』
略して『のえるでやりたい(CV:海原○レナ)』
当初の予定をクリアできました。
こ、これで、も、もうゴールしてもいいよね?
だ、だめですか………。
不評だった「狐王ランスシリーズ」はアーサー王のお話をある程度準拠の予定でしたけど、
こっちは準拠する気はさらさら無いです。
まさに『のえるとやりたい放題(CV:海原エ○ナ)』
………違います。
早く内政モードのお話にもって行きたい。
そのためには砂漠担当の眷族を………。
さて、次々話(予定)はある程度書いてあるんですけど
次話が全くの白紙です。
と言うか、次話を書き始める前にTH3をやり始めそう。




