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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第1章 光物を求めて
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027.それはボクのおいなりさんだ…その8

現在のマイムーブはたこ焼き!

800円ほどのたこ焼きプレートが大活躍中。

 沼地付近で収穫できるものは品種改良魔法を使ってから収穫して、城郭内のお屋敷に戻ってきました。

 食料用と、もちろん、種もみとして使うものは別に分けてあります。




 ヒャッハー! 新しい種もみだぁ~!




 …………こ、こほん。


 黙って、コスプレ用の火炎放射器とモヒカン頭のカツラをアイテム収納に収納する。

 

 お父さまに沼地を自由にしていいと許可を貰ったので、一気に田や畑を魔法で作ってもよかったのですが、観客がお父さまだけなのでテンションが上がらず、止めておきました。


 トルネドさんが観客…………ブリタニアン領の新しい住人たちを連れて来てから開墾することにします。


 屋敷に帰った後、1時間もしないうちにお母さまとヴィヴィアンはすっきりした顔で戻ってきました。

 お母さまとヴィヴィアンが戻ってくる前に作業が完了してよかったです。


 作業中、エルフティア王国の方で煙が上がっていたようにブリタニアン領からでも見えましたが、気のせいだったようです。


 もし、エルフティア王国で煙が上がるような大変なことが起きていたとしたら、お母さまとヴィヴィアンはこんな表情をしていないでしょう。





 はい、現実逃避終わり。





 家族会議。


 家族にとって重要な案件を家族で話し合う会議。


 ゆっくりと話せる場所で3人集まって今後のことを話す予定です。



     カポォォォォォォォォォォォォォォォォォォン



 鹿威しがいい味を出しています。


 お母さまとヴィヴィアンの機嫌が悪いとお父さまの息子が縮み上がってしまうので、機嫌を良くさせるために急遽作った元いた世界準拠の露天岩風呂。

 人工地下大空洞の製塩施設で出来上がった真水を魔道具仕立てのパイプで温めて地上に噴出させています。


 異国テイストの露天岩風呂を見たお母さまとヴィヴィアンはポカーンとしていました。


 もちろん、露天岩風呂は混浴可。


 当たり前じゃないですか!

 ここに大量に届いたサービスカットのイラストが…………ありません。

 R15どころじゃなくなってしまいます。


 で、縮み上がるのはもちろんボクです。

 お父さまの一人息子は、ボクしかいませんからね。


 そのお父さまは、土下座中………じゃなくて、脱衣所にいますです。

 待機してます。


 裸のヴィヴィアンがいますからね。

 さすがに、お母さまとヴィヴィアンの許可がでませんでした。



 えっと、ボクはですねぇ………結局縮み上がりました。

 前屈みにです。

 なぜとは、聞かないでください。


 機嫌がいいヴィヴィアンに身体の隅々まで洗われました。


 それに今はヴィヴィアンのボク好みの控え目な胸が背中に当たってるし、お母さまと一緒にお風呂に入るのは久々なので目のやりどころに困るんですよ。



     『デリケートな部分はお口で?』



 3歳児にナニするんですか?

 いや、その、お母さまが見てますし……。



     『OK貰ってる? 大きくなったら良いって』



 いや、だから、ナニを大きくしてからじゃなくて、身体が大きくなってからで……。



     『身体が大きくても、ナニが小さい魔族がいるから……』



 えっと、子供サイズの大人がOKだから、子供サイズの子供も問題ないってこと?

 いやいやいやいや、問題あるって。

 見た目は子供、中身は大人気ないボクでも問題大ありです。


 シーターさまの知識だと『狂気半島』の魔族がそれに該当しそうですけど……情報を見る限り関わりたくないです。

 ブリタニアン領から離れているので、関わることはないでしょう。



     『ランスロットさまの大きくなったから、良い?』



 本当にダメですから。


「いいんじゃないの」


 なかなか目を覚まさない野狐(やこ)の尻尾をモフモフしているお母さまがそう許可を出した。

 

「パパも許可だしてるんでしょ? その野狐(やこ)を飼うこと。一応、パパが稼ぎ頭………大黒柱………う~~~~~~~~~~~~~~~~~ん、ああ、ランスロットのパパ。そうそうランスロットのパパだからね」


 ヴィヴィアンのことを許可したんじゃなかった。

 勘違いするとこでした。


 それよりお父さまが領主ってこと忘れていませんか?

 ブリタニアン領では一番偉い人なんですよ。


「ランスロット、飼うならこの子の名前を付けてあげてね」


 お母さまのセリフは頭に入らなかった。

 だって、お母さまの『いいんじゃないの』のセリフを都合よく勘違いしたボクを膝の上に座らて後ろから抱き付いているヴィヴィアンの手がお腹から、さらに下に向かっているんですよ。



 いいやん、ばか~ん、んふんふんふ~ん、あ……そこ、ボクの………………。



「お稲荷さん…………」


 ボクとお母さまとヴィヴィアンの3人のタイミングが良かったのか悪かったのか……………。




     シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ





 いきなりの音に驚いて『お稲荷さん』の後にセリフが続けられなかった。

 この感じ、『お稲荷さん』が眷属の名前登録の対象になったようだ。


 そう、『野狐(やこ)』改め『お稲荷さん』が煙に包まれたんだ。




 白毛九尾の狐しろげきゅうびのきつねでびしょ濡れの巫女服姿のロリで幼女な眷属が出来た。

 ユニーク個体どころじゃなかった。



 獣〇槍、獣〇槍…………。

 たしか、アイテム収納にうな子から巻き上げた…………献上された武器に『獣〇槍』が…………。


 って、違う、白面金毛九尾の狐はくめんこんもうきゅうびのきつねじゃなくて、白毛九尾の狐しろげきゅうびのきつねで、幸福をもたらすとされる豊穣の神様の使いじゃん。




基本、ストックゼロで書いてます。

このタイミングで投稿すると、明日分がきつく…………。


次回、『どんどん〇ーナツどーんと行こう!』な人っぽい一人称な人(?)が?

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