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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第1章 光物を求めて
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022.それはボクのおいなりさんだ…その3

サブタイのセリフ(?)まで、まだまだ先は長い…………

 とりあえず、お父さまの土下座とサトウキビの甘さに、お母さまとヴィヴィアンの機嫌が治った後……。


 どっちの方が効果あったかは内緒です。


 機嫌を治すために、サトウキビ投入して味見して貰ったら、さらに不機嫌になったのは誤算でした。

 まぁ、食べる量に比例して徐々に機嫌は治っていきましたが…………。


 うな子戦後、報われないお父さま…………サトウギビを魔法で加工してラム酒を作って、今晩持って行きますからね。


 さて、気になったことを聞いてみます。


「焼くくらいなら、どうして、お母さまに頼まなかったのですか? お母さまは火魔法を使えますよね?」


 お父さまとお母さま、そして、ヴィヴィアンが揃って顔を見合わせた。


「お嬢様は、病気のせいで魔法回路基板マジックサーキットボードが壊れて、魔法が使えなくなったのです。でも、ランスロットさま、お嬢様が火魔法を使えることをよく知っていましたね。さすがはランスロットさまです。がはラさまです」


 ヴィヴィアンが代表して説明してくれた。

 と言うか、変な略しかたをしないで!


「あ、そ、その、し、シーターさまの加護が………」


 小さくなりながら顔を赤くしモジモジして、そう答える。

 たまには、こういう仕草をしておかないと、3歳児として見てもらえない。

 『ボク、いい子ナリ(CV:杉山佳寿子さん)』だけじゃ通用しないんですよ!


「その表情かわいいわ。さすがはママのランスロットね♪ 略してさがットね」


 ギュッと、お母さまが抱き付いてきたけど痛いです。

 お母さまは防具を着用してて、それがボクにゴリゴリと当たって痛いんですよ。

 そう、お母さまが装備している鉄製の胸当て『ブレストプレート』が………。


 一応、革もつかって、着ても痛くないように対策がしてるあるんですけど、それは着用者に対してだけで、抱き付かれる人に対しては何も対策がしてないです。


 でも、いくら痛くても、結界を張ったり逃げたりすると機嫌が悪くなるから、我慢するしかないんだよ!


 お母さまの事情を考えれば本当に仕方ないんです。

 マジで残念な下着事情なのでブラジャーはまだないんですよ。

 だから、お母さまはブレストプレートをブラ代わりに使っているようなんです。

 まだまだ、サラシが一般的なんだけど、お母さまのはエルフとしては珍しく、ボクのストライクゾーンから大きく外れるくらいかなり大きめなのでサラシだとキツいそうだ。

 それにサラシが無しだと歩くと擦れて痛いそうだ。

 3歳児なのでなにが擦れて痛いのかは分かんないけど、擦れないように、ブレストプレートでガッチリと固定しているって……。


 ただそれについての被害が来るのは外出時のボクだけた。


 作ってやる。

 作ってやるんだ。

 ぶ、ぶ、ブラジャーを!(CV:田中真弓さん)


 材料はすでに目を付けてある。

 後は、自由に動けるようになるだけだ。


 と言うか、お母さまも変な風に略さないでぇ。

 合気術とか体術もそれなりにやってましたけど、ムエタイは対戦したことしかないですから………。


「シーターさまの加護はなんでもあ…り…だ……な……」


 ここぞとばかりに会話に入る混んできたお父さまは、お母さまとヴィヴィアンに睨まれてトーンダウンした。

 心中お察ししたくないです。




BGVで延々とうる星やつらが流れてる…………。


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