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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第1章 光物を求めて
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020.それはボクのおいなりさんだ…その1

サブタイトルでルートが決定した(''ω'')ノ

 マーリンが行ってしまった。

 引っ越しの準備をするためにエルフティア王国に戻るトルネドさんについてそそくさと帰ってしまった。

 ボクのことを見向きもせずに…………。


「ああ、ボクのマーリンが……」


 涙を拭うような仕草をして見せた、


「ランスロット、なんとも思っていないだろう?」


 お父さまが失礼なことを言ってきた。

 ボクは鬼畜じゃないんで、なんとも思っていないこと無いです。


 はい、そこ、『鬼畜王子ランスロット』とか陰口たたかない!

 と言うか、王子じゃないですから、貴公子…………です。

 柄じゃないですけど、仕方がないじゃないですか。


 『鬼畜貴公子ランスロット』………ゴロが悪い。

 

 いや、だから、鬼畜じゃないですよ。


「そんなこと無いです。マーリンのこと好きでしたよ。本当に壊れにくいオモチャがいなくなって寂しいです。ああ、おじいさまからのお小遣いも楽しみですね。マーリンも護衛じゃなかったら、普通に接していたんですけどね。でも、次のボクの護衛はどうするんですか?」


 最後のセリフ以外は冗談っぽく話した。

 いや、本当に冗談ですから……。


「悪いが、もう少し考えさせてくれ」


 あれだけの力を見せたんです。

 不要だと思うが、大事な息子なので、護衛をつけておきたいという気持ちで悩んでいるのでしょう。

 普通の人じゃ、護衛どころか足手纏いになりますし、盾役…………。


 そう、盾役は上司の言うこと聞かないくらい神経が図太いマーリンがトラウマになったくらいなので、その代用品扱いしたら、きっとトラウマになってしまう。


 ただでさえ少ない人口なのに、使い物にならない人が増えたら非常に困るんですよ。


「はい。お父さま」


 時間はたくさんあるんです。

 ハイエルフですから、悠久とも言える時間がね。


 今は、エルフティア王国に帰ったトルネドさんが戻ってくるのが楽しみだ。

 いろいろお願いしてあるしね。


 後はうな子に頼んである沈没船の回収。

 造船業は全く発展していないので、沈没船をベンチマーキングして技術力を上げよう考えている。

 すでに、港も造船用のドックも作ってある。


 財宝の回収も進んでるしね。

 その財宝の中の魔道具や武器はボクのアイテム収納に入っている。

 魔道具はすでにベンチマーキング済みだ。


 魔法創造(マジッククリエイト)で作った適当魔法『魔法回路解析』のおかげで魔法回路はフローチャートのように感じる。

 プレゼン用のソフトで説明すると、魔法回路基板マジックサーキットボードがスライドで、魔法回路はそのスライドに書かれたフローチャートだ。


 スライドは1人1スライドしかない。

 無機物にも1つしかスライドが存在しない。


 ただし、1つのスライドにスペースが許す限り複数の魔法回路を書き込むことが出来る。


 お父さまの魔法回路基板マジックサーキットボードは特殊で一部レイヤーっぽいところがあって、鑑定魔法と未来予知魔法が重なって鑑定魔法に特殊効果が出ているようだ。

 ちなみに未来予知魔法は単体では発動出来ないみたい。

 あと2つの魔法回路が複雑に絡み合っているので、手出しすると、今まで通りの動作をしなくなりそうだ。 


 お母さまの魔法回路基板マジックサーキットボードと魔法回路はかなり綺麗だけどかなり大きく書かれているので、火魔法と体幹強化しか出来ない。


 ヴィヴィアンの場合は体幹強化が出来るようだがフローチャートがかなりいびつな形をしているのと、壊れた魔法回路の跡が見受けられる。。

 たぶん、魔力タンクから出ているラインが細いので、充分な起動用の魔力を流そうとすると、圧力がかかり勢い余って魔法回路を壊してしまっていたんだろう。

 そして、その対策のためにいびつになってしまったんだと思う。


 ボクの場合は無限大の魔法回路基板マジックサーキットボードなので、いくらでも魔法回路を書くことが出来る。

 あ、うん、チートだね。


「お金に余裕が出来たので、ここの沼地を小麦畑にしていこうと思う。ランスロット、悪いが、ここいら一帯の雑草を焼いてくれないか?」


 お父さまに連れられて、沼地にやってきて、そう頼まれた。


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しゅき録
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若干こちらのお話しとリンクしてます。
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