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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第1章 光物を求めて
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012.風が吹けば桶屋が…その5

 ランスロットがこっちにフラフラと向かってきてるってことはもう片づいたんだろうか?

 あっという間に、俺の鑑定魔法の結果を裏切りシーサーペントたちが一掃された。


 ついさっきまで、俺の息子のランスロットから、放射線状に何回もマーリンと思われる炎の塊が飛んでいって、シーサーペントの頭を爆発させていった。


 あ、うん、実際に見ていた俺も信じらんねー光景だと思う。

 でも、これで、一安心だ。




     ザァッパァァァン




 大きな水しぶきが、狙いすましたようにランスロットの下から現れた。


 くっ、今のはフラグなのか?

 どうみても、状況が終わった後だろ?

 フラグにしても、回収が早すぎるぞ。

 周りのヤツらもホッとした表情をしてたじゃないか!

 浮かない表情をしてたのは、ランスロットとの剣の稽古が待っているケイくらいだったぞ。


 水しぶきの中から現れたのは、シーサーペントの大きさを遙かに越える生物………。


 浮かない顔をしたままのケイに言われるまでもなく、すぐに鑑定した。


【鑑定】


------------------------------

【ジャイアントシーイール】


 配下を殺られて、怒りマックスファイヤー状態。

 恨み晴らさずしてなるものかと犯人や関係者を殲滅させるつもり。


 もちろん、この場所も殲滅対象だよ。

 最終的には王都に至るまでの都市を全て殲滅させるってよ。


 世界の終わりってこういうことかな?


 リア充爆発しろ!

------------------------------


 なんだよ。

 この絶望的な鑑定結果は!!


「それにしても、ジャイアントシーイールって何者だよってジャイアントシーイールか………それにしても、さっきのシーサーペントがうなぎに見えるぜ……って、こいつがうなぎなんだがな」


 見ていると、ランスロットがマーリンシールドをひと当てした。

 シーサーペントたちの数の暴力から、ジャイアントシーイールの大きさの暴力に代わって、攻撃の効果が全く無くなったようだ。


 ランスロット…………マーリンシールドの攻撃が有効的じゃなかったら、この状況をダレもひっくり返すことが出来ないだろう。


 さっきは、鑑定結果通りにならなかったが今度は、鑑定結果が現実のことになりそうだ。

 本当にあり得て欲しくない未来だ。


 エレインの手を握る手の力が強くなった。


 あっ、何かがこっちに飛んできた。

 ジャイアントシーイールの攻撃か?


 空いている手で剣を抜いた。



     ベチャ



「うぐぅぅぅぅ、結界が壊れて、盾役にならないって、坊ちゃまに、投げ飛ばされましたですぅ」


 マーリンだった。

 と言うか、シーターさまの加護持ちのランスロットの攻撃と、エルフティア王国最強の盾が役に立たないっていう状況で、どうしたらいいんだ?



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