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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第2章 嫁候補の少女たち

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107.2年後の世界…その13

サブタイの番号がずれてました

 さて、向かうは、目的地………えっ?


 『パンツが欲しい』と言う我が儘な人がひとりいるんですけど……。

 その上、『もうブルマースはイヤ』って言うので、仕方がなく、『ファッションセンター しまとら』に向かいます。


 って、昨日までブルマースを穿いていたよね?

 そもそも、パルテノが選んだパンツって、ローライズ過ぎて穿いてるのか穿いてないのか分かんないくらいのパンツだよね?

 肌触りが良くて、見えそうだけど、しっかり隠れているのが、安心感と不安感のバランスが心地良いらしいです。


 いや、しっかりとは隠れていないんだけどね。


 と言うことで、予定外の寄り道『ファッションセンター しまとら』に到着です。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 旧王都の一等地…………将来的…………願望的にはですけどね。

 今まだ残るスラムに近い実質三等地にお店はある。


 マッコォイさんやトルネドさん任せにしてあるので、正確には分からないんですけど、この辺りはボク名義の建物が結構あったりするんですよ。


 王都ですら、透明なガラスがほとんど普及していない時代に、お店の前面全てが透明なガラス張りの造りである。

 もちろん、魔法的、物理的にダメージを受けないように結界が張ってある。


 天井は、ラメ効果のある照明魔法が付与されている魔道具が付けられており、店内や商品がキラキラして見える。


 全面全てがガラス張りと照明がしっかりしているので、外から中は丸見えで、王都民には、見たこともない服がマネキンに着せてディスプレイしてあり、まるで異世界に迷い込んだような雰囲気だ。


 スラムに近く不安定な治安でも、噂を聞いて身分の高そうな人やその使いのモノが、チラチラと覗きに来ているらしい。


 現在、『ファッションセンター しまとら』は一見さんお断りのお店。

 と言うか、営業してないんだよね。


 それでも、『ファッションセンター しまとら』の制服姿のくも子たちが、掃除をしたり、マネキンを着替えさせたりして忙しく動いている。

 くも子が楽しく店内でうろちょろしているのを営業していると勘違いして店内に入ってこようとするお客様もいるが、丁寧にお断りしている。



 さすがに、お忍び中なのに、そんなお店を表から入る勇気はない。



 お店の裏からこっそりと入るが、結局、外から見える接客用のカウンターの椅子に座ることとなる。



     カラン、カラン、カラン、カラン、カラン、カラン、カラン



 激しくドアベルが鳴った。

 トリビアとして、この周辺国には、牛がいないので、カウベルも存在しないらしい。


 入ってきたのは、3人組だ。

 店の前の馬車から降りて、入店して来たようだ。


 執事とメイドと令嬢…………おばさん?

 ピシッと礼服を決めた執事は、執事(バトラー)よりボディーガード……いや、戦闘狂(バトラー)って感じだ。

 腰に隠してある暗器を握りながら、歯を剥いたケモノのように5歳児を睨み付けないでくださいよ。


 まるで、執事の皮を被ったオオカミのよう……………………ごめんなさい。


 メイドは私服にカチャーシャとエプロンをしただけの、レディースメイド…………おばさん付きならウェイティングメイドですね。

 同じプロでも、アラクネメイド隊とは違うんですよ。

 アラクネメイド隊には1ペッタンすら給料を払っていないので、くも子はプロでは無くアマチュアか?


 で、そのメイドの視線の先にはヴィクトリアンメイド服ならぬ、この世界ではプリタニアンメイド服と言うが、そのメイド服がある。


 2人を連れた服装だけなら令嬢のおばさん。

 そんな派手派手な格好をするんだったら、似合いそうなひょう柄のセータをプレゼントしますよ。

 あめちゃんと一緒に……。


 ひょう柄のセータをきたおばさんを想像したボクは密かにアフロヘアー魔法を作ろうと決意した。

 あ、うん、もう出来た。


「ペンドラゴン家の長女のこのモルゴース・ペンドラゴンが何度も足を運んでも、入店出来なくて、なんで、こんな冒険者風情の小娘が入店出来るんですの?」


 入店出来ない常連さんのようだ。

 と言うか、入店していないのなら、常連じゃないじゃん。


「いつもご説明しております通り、当店では、ご紹介状をお持ちではないお客様の入店をお断りしております」


 マジで迷惑な人のようだ。


「じゃあ、なんで、冒険者風情が入店しているんですの?」


 くも子の説明に納得がいかないようで、まだ、噛みついて来ている。


「もちろん、以前にご紹介状をお持ちいただいておりますので、当店のルール通りに入店していただきました」


 クレーマーでも、くも子は誠実な………………って、ペンドラゴン家と言うと、ひいおじいさんの長男の家じゃん。

 絡まれる前に、用事を済まそう。


「この娘のパンツの替えをお願い。デザインは前のと同じで」


 くも子は少し考えるフリをした。


「こちらのタイプですね。白龍貨100枚になります」


 対応してくれているくも子がアイテム収納から、パルテノが穿いていたデザインと同じパンツを取り出した。


 取り出したパンツをひったくろうとしたパルテノは金額を聞いて固まったようだ。

 2年の間に3種類の硬貨が増えている。


    ・白龍貨:  500万ペッタン(1億円)【NEW!】

    ・白金貨:  2,500ペッタン(50,000円)【NEW!】

    ・大金貨:  1,000ペッタン(20,000円)【NEW!】

    ・金 貨:   500ペッタン(10,000円)

    ・大銀貨:   100ペッタン(2,000円)

    ・銀 貨:    25ペッタン(500円)

    ・銅 貨:     5ペッタン(100円)

    ・鉄 貨:     1ペッタン(20円)



 白金貨と大金貨は塩の価格が下がり、生活に余裕が出てきて、市場に高級品が出回りだしたので、代金を支払いやすくするために作られた。


 白龍貨は2年前に龍退治の記念金貨として作られ、有償・無償で配られた。


 宝玉を持った白龍をモチーフに、白金をベースにして、目と宝玉の部分に宝石を埋め込んだ白金貨である。


 当時、金貨1万と1千枚と交換出来た。

 現在も人気で1割の手数料を払うことで作って貰えるので、高い買い物をするときに使われるらしい。


 貴族の間では、白龍貨を使うことが一種のステータスになっている。


「値段は初めて聞いたけど、結構、安いね」


 原価がほぼ0のパンツ1枚が約100億円です。

 演技で安いと言っていますが、高いどころじゃありません。


「貴重なアラクネの糸で作られている下着ですが、ご購入頂けない値段では商品としての価値がございませんから、お求めやすい価格にさせていただいております」


 くも子も、ボクのアドリブに合わせてくれている。

 ボクは手持ちの白龍貨のほんの一部の100枚をアイテム収納から取り出して、カウンターの上に置いた。


「じゃあ、これ代金ね。ほら、パルテノ、さっさと穿いておいでよ」


 さっさと着替えてくるように促す。

 こんなところからさっさと移動したい。


「は、はイぃィ」


 フリーズしてたパルテノが、急に意識が戻ったためか声が裏返ってる。


 パルテノの着替えに、アテナとパラスもついていった。

 あ、上手いこと、ここから逃げやがった。



次話、てきとー次回予告


ブリタニアン領都の○○○○○さん、○○○○○さん、お元気ですか。パルテノは元気です。

私は今、ウェールズの旧王都で、仲間と共に冒険者の格好をしてます。

メンバーは駆け出しすらなっていない冒険者の格好の男の子と女の子2人です。

本当です。あと、○○○○がぼっちしてました。

ああはなりたくなかったです。

○○○○

第7話 このふてぶてしい○○らに招待を!

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しゅき録
https://ncode.syosetu.com/n4032jr/
若干こちらのお話しとリンクしてます。
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