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異世界転生 海の見える領地でやりたい放題(仮)  作者: 辛味亭
第2章 嫁候補の少女たち

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106.2年後の世界…その12

行き当たりばったり

領都周辺の説明が終わっていないのに

勝手に王都に出かけるなよ。

 本日も晴天なり。


 翌朝、時間を掛けて、なぜか行列の出来る露天岩風呂に入った後に、王都に向かう予定です。

 そのお供は、アテナ、パラス、パルテノの3人だ。


 もちろん、くも子は人数に数えていないぞ。

 ここにいるだけでも、50人はいると思うし…………。


 ボクはアイテム収納から、最高速の市販品のホバーボードより3倍速い愛用の赤いホバーボードを取り出した。

 いつものように、アテナとパラスは次のボクの行動を待っている。


「もしかして、これで、行くんですか?」


 ボクらの行動を見て、動物的な勘でそう思ったのでしょうか?

 見事な観察眼です。


「そうなのですよ」


 きっぱりと肯定するアテナ。


「…………うん」


 恥ずかしそうに頷くパラス。

 ボクはホバーボードに乗ってから3人を呼ぶ。


「準備できたから、乗っても良いよ」


 いつものように、いつものセリフを口にする。


「ハイパーアテナ、ライドオンなのです」


 勢いを付け、後ろに組んだボクの手を足場にしてジャンピング肩車をするアテナ。

 頬に当たる、アテナの太もも…………穿いているジーンズの生地のデニムがゴワゴワする。


「………パラスウイング………ギュッ」


 ボクの後ろに回って、抱き付いてきたパラス。

 背中に当たる、パラスの胸………………革装備に見せかけているとは言え、胸当ての下地のオリハルコンが痛いです。

 それと、あまり下に手をやらないでくださいね。


「3身合体、フルアーマー・ランスロットなのですよ」


 超ノリノリのバーニングアテナのセリフが周りを凍り付かせる。


「……………………………………………………です」


 恥ずかしがりながらも、アテナに付き合うパラス。

 そして、5歳児の本気の遊びに呆れてるちょっとお姉さんのパルテノ。


「………………えっと、パルテノは、何処に乗れば?」


 アテナの護衛になろうとするモノが、アテナをスルーとは……パラスだって頑張っているのに…………。

 こう言うのは、最初が肝心です。


「乗らなくても大丈夫だよ」


 念動力魔法でパルテノを追加で持ち上げる。

 マーリンで何度も経験済みなので、超余裕です。


 これで、マーリンを躾けました。


 そして、ホバーボードは、すでに念動力魔法で持ち上げ済みだ。


 これで、ホバーボードに乗った風の飛行魔法………うん、普通に飛行魔法でいいよね。

 アテナとパラスも引っ付く必要もない。


 そもそも、瞬間移動魔法で済んでしまうのですよ。


 じゃあ、なぜ飛ぶかって?






 そこに空があるからさ。






 いや、飛ぶけど、空なんか飛ばないし、超低空飛行だし、意味分かんないよね。


 飛ぶのは、単なる、パルテノの精神修行の一環です。

 飛行魔法を使った超高速戦闘になったらどうするんですか?


 出来ないじゃ済まされないんですよ。



 あ、うん、ごめん、本当は面白そうだったからだよ。

 アテナたちは、スピードに目を慣れさせるためだけどね。


 あ、パルテノもそうです。

 そういうことにしておきましょう。




「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


 今日からパルテノの濁点ボイスの悲鳴が王国内に響き渡ることになった。







「あのー、パンツの替え、ありませんか?」


 なぜ、パルテノは、ボクに聞く?



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 2年前に拡張された王都の城郭の門まで飛んでやって来ました。

 昔からの王都を旧王都、城郭と城郭の間を新王都と言うらしいです。


 旧王都より新王都の方が家賃が安いため、旧王都から新王都へ引っ越しする王都民も多い。

 ドラゴンの襲撃にもビクともしないと言う噂で、他の国や領からも移民が多いらしい。


 ちなみに、ひいおじいさまの許可を貰って城郭を作ったんですけど、新王都はボクが城郭で囲ったことにより開拓したこと扱いになるので、法律上はボクの領になる予定だった。

 さすがにいろんなところから横やりが入ったのと、そもそも、ボクが面倒見切れないので、川に近い南東の角を貰っただけにしておいた。

 新王都のほんの20%ほどの面積だけどね。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 新王都に入るための行列に並ぼうとしたら、門兵がやって来た。


「(おはようございます。閣下)」


 顔見知りの門兵が、ボクをじろじろ見た後に、耳打ちしてきた。

 と言うか、ボクが相手を知らなくても、相手がボクを知っていることが多くなった。


 どうも、かなりリアルな…………まるで写真のような姿絵が出回っているらしい。

 お母さまが、最近羽振りが良くて、王都でよく買い物をしてくるのは、もしかして…………。


「(ああ、おはよう)」


 門兵に、小さな声で挨拶をする。

 とりあえず、お母さまのことは、記憶から消しておこう。


「子供ばかりで、王都に入ろうとするとは…………(閣下、なんで大きい娘がいるんですか?)」


 パルテノのと目が合って門兵はいつものセリフを止めた。


「(あ、ごめん。ごめん。新しい護衛候補だ)」


 どうせ、連れ歩くことになるんだから、軽く紹介しておく。


「(じゃあ、いつもの寸劇が使えませんね)」


「(アドリブでやるから、合わせてくれる?)」


「(もちろんです)」


「お姉ちゃんが、リバーサーペントに驚いちゃって、お漏らしして、今、ブルマースを穿いていないの」


 ギロリと擬音が出そうなほど、周囲のすべての視線が、パルテノの革とデニムの膝上15cmのスカートの裾に向かった。


「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」


 その視線に耐えられなくなったパルテノの悲鳴が王国内に響き渡ることになった。


 ほら、パルテノ、しゃがみ込むと前から…………ね。

 前を隠すと、今度は後ろからも白い桃みたいなモノが見えちゃってるから、素直に立ち上がろうね。


 そんなパルテノをアテナやパラスにガードして貰いつつ、パルテノを宥めた。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



「この視線の中で、順番待ちをするのは辛かろう。今回は、このオライエンの裁量で先に通してやろう。お前らも分かったな。お前らの視線のせいで先に行かせるんだからな」


 名無しの兵士Aではなく、オライエンとか言う兵士の視線に、新王都に入ろうとしている行列の面々は、顔を背けながら小さくなった。


 さて、この予定外の寸劇は、成功のような失敗のような…………。

 ボクたちの顔より、パルテノのスカートの裾を印象を残せたのは、成功だろうな。


 この寸劇の次回公演は………………ないですか。

 今日のお客様はラッキーだね。





次話、てきとー次回予告


漆黒の空の彼方より、闇の破壊神が舞い降りる。ツンデレな女帝、マスターキャベツ○○○○○○、ここでバク天きょ~にナリナラ!

○○○○さんこそ逃げて!○○○○が○○○○○を握ってる!

ご~ぉいぉい

『○○○○○ 料理対決!!』


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しゅき録
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若干こちらのお話しとリンクしてます。
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