第十八話 『崩壊へ誘う雨音』
宿題は………終わりました。終わりましたよ? ええ、終わりましたとも(意味深)
────血も、魂も、感情さえも吐き出してしまったような感覚があった。
相手を殺してやるなんて、そんな考えは浮かんでこない。なぜ、なぜ、なぜ死んだ。ただひたすら後悔と疑問を呟き続けるだけ。それはまるで、壊れた機械のように無機質だ。
考え、思考し、知恵を絞りだしても解決しない。
誰が殺したのかは理解した。だけど、何で死んだのかわからない。自分のせい? 楓のせい? 魔王のせい? 分からない。
このまま考えていてもダメだというのは分かる。だけど、どうしても考えを止めることが出来ない。止めれば、何かが壊れる気がした。そして壊れた先には、何もない気がした。
─────なぜなぜなぜなぜ
怒りは沸いてこない。自身が大切な相手を殺され、普通は怒りを沸き、殺意を覚えるのだろうか────レイはそれすらも、わからなかった。
一つ確信があるのは、逆らったら殺されるだろうな、という事。
つまり、レイは自分の命が惜しいのだ。大切な人が殺されて、それに怒りを覚えることもなく、ただ自分は悪くないと否定を続けている。とても人間らしいことだ。自分のことを考える人間らしい。
─────人としては、『クソッタレ野郎』以下の存在だが。
やるべきことも見つからない。楓の死を無駄にしないために一生懸命に生きる、なんて主人公みたいなことレイにできるわけがない。取り返しのつく勉強などとは違い、楓がもう死んでしまった。人の命だ。
消しゴムなんかで消せるわけでもないし、時間が巻き戻る訳でもない。
あの男、魔王は一体何なのだろう。
顔や皮膚の色なども分からず、声色も不快感の塊。黒い球体はまるで破壊を象徴するかの如き痛みをレイに与えてきた。能力者の平均的強さがどれぐらいかは知らないが、美鈴を持ってして『危険』と言わしめたレイの力を、動いたそぶりも見せずに破壊したところから、かなりの戦闘力を感じる。
そして、情報を整理してみると、見せてくる事実がある。昼間に見たあの風の男。あの男が会話中に行っていた言葉が、妙に引っかかる。
『……っと、これは『アイツサマ』が嫌いなんだったな』
魔王が、特定の言葉に対して嫌いだと言っていた。悪役という言葉、風の男の言葉も、聞きようによっては悪役に聞こえる。つながりがあるかどうかまでは分からないが、何かしらあるとみてもいいかもしれない。いや、と言っても何をするわけでもないのだから。
それでもなぜ楓が死んでしまったのだろう。何故魔王は殺したのだろう。レイが何をしたというのか。何も悪いことをしていない。自身を否定した相手を体を張って助けようとしたのに。これ以上何を求めるというのか。
なぜ楓は死んだ。自分のせいではない、誰かのせいだ。誰か、知らないやつのせいだ─────きっと、原因が分かっても、レイは楓の為に怒りすらわかないのだろう。
レイは、楓の死に報いることも、楓の為に何かしようということも、自身の行いを反省しようとも思わない。
だって、レイは悪くないのだから。誰か他人のせいなのだから。誰かが悪いのだから。
誰かのせいにしても、心の空白は埋まらなかった。
ただ頭だけがクリアで、けど何も考えられなかった。思考という部分だけがごっそりと抜かれ、代わりに疑問が詰められているようだ。
疑問もある、後悔もある、憎しみもある。ただ、本来湧いてくるはずの感情がない。大切な人を目の前で殺され、普通なら沸くはずの感情……
「なん、で」
─────不思議と、怒りと殺意は沸かなかった。
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─────その後、警察が来て、楓の遺体は回収され、レイは事情聴取を受けた。当然だ。一番近くにいたのはレイだし、人が死んでいる。一番最初にレイが疑われるのは当然だと言えるだろう。
その上、普通ではありえない死亡の仕方をしている。心臓部分だけがくりぬかれ、屋上全体に血が広がっているのだ。その中の大半は、レイの血なわけだが……この際、誰の血なのかはどうでもいいだろう。
とはいっても、魔王のことを包み隠さず話すわけにもいかない。隠すことなく言ったとしても、信じてもらえるわけがない。これは能力者による犯罪なのだから。それも、ひどく残酷な。証拠や指紋など残るはずがない。
とりあえず、レイは当たり障りない回答をすることにした。
『屋上を見てみたら楓が居たので、気になって入ってみたら楓が殺されていた。自分も気絶させられた』
と。警察は怪訝そうな顔をしていたが、一先ずは納得したようだった。もっとも、レイの言葉を信じているかは分からない。レイが今にも死にそうな顔をしながら話していたので、気の毒に思ってとりあえず信じる。それぐらいだろう。
レイが殺したとは思われていないが、今回起こった出来事は『能力』の殺人だ。たぶん、科学や人間の知識では測ることのできない次元だろう。それこそ、レイ達のような能力者しか。
レイも気絶させられていたことから、容疑者にはされていないようだった。だが、レイは楓の近くにいたのだ。そのうえ、目撃したのはレイ以外誰もない。監視カメラもなければ、雨が降っていたせいで指紋や足跡、様々な証拠などがなくなっているのだという。
つまり、レイの証言だけが頼りらしい。
これからもお話を聞くことがあるよと、釘を刺された。ちなみに、ドアを破壊したことなどはレイのせいではなく、楓を殺した|犯人(魔王)による犯行だと勘違いされているらしい。そこは助かった。
疑問はまだまだ残る。なぜ楓が襲われていたのだろう。何故魔王は楓を襲っていたのだろう。いったいなぜ、魔王はレイに攻撃したのだろう。
結局、原因を辿ろうとするほど真実から遠ざかっている気がする。
その後、レイは病院で検査を受けた。外傷は見当たらないが、それでも異常があったら大変だからと、全身を隅々まで。
結果、『異状なし』。
むしろ、なぜここまで健康なのか不思議なぐらいだと、太鼓判を押された。それぐらいでないとおかしいだろう。レイの体の状態は、いわば『能力』によって生かされている。感覚でわかるのだ。
魔王の力と自分の能力が、まるで共存するように中和している。ささやかに聞こえた、あの安らかな声によって、中和されているのだ。
あの声が何なのかはわからない。
だが、あの声が響いた瞬間に痛みは引いていき、レイの目は赤くなり、そして中和された。それは事実だ。
本当に、なぜ赤くなったのかは謎だ。一つ仮説を立てるならば、魔王の赤黒い球体がレイの目の影響を及ぼしたという事。しかしそれを肯定するならば、なぜ眼だけ変化したのか、という疑問が浮かんでくる。
結局、何一つわかっていないのだ。
その後、愛子と前夜がレイを迎えに来た。どうやって身元を調べたのかは分からないが、家に連絡が言っていたらしい。
愛子はレイを一目見ると、なぜ眼が赤いのかを訪ねてきた。
しかし、変わった理由は分からない。それを素直に伝えれば、わからないはずがないと問い詰めてきた。確かに、いきなり赤い目に変わったけど理由は分からない、なんてことを信じろという方が可笑しいのかもしれない。
その上、レイは病院で検査を受けたばかりなのだ。異常なしと判断されておきながら、目が赤い。眼に関する病気でないとすればカラーコンタクトの類などと思うのが普通。
愛子がレイを不審に思うのも、仕方がないだろう。
だが、レイにとってこれ以上解ることはない。魔王の仕業だろうが、それを言ってしまえば能力について話さなければいけなくなる。警察同様に愛子に言ったところで信じてもらえないだろうし、非能力者が踏み込んではいけない話だ。とカッコつけても、現状レイも非能力者と変わらないような存在だ。
愛子はレイがこれ以上言わないことを悟ったのか、溜息をついて病室を後にしようとした。レイは特に異常がないということで、このまま退院である。愛子は先に外に出てしまい、前夜だけが残っていた。
ようやくレイが病室を出ようというところ、前夜は漸く口を開く。それはいつもと変わらずお調子者の表情で、
「……兄さん、自分が死のうなんて思わないでよ?」
──────なんだよ、それ
前夜はすぐに去って行ったが、レイにはその言葉が理解できなかった。
何故レイが死ななければいけないのか。確かに楓は死んだが、だからと言ってレイも一緒に死ぬ必要はない。
死んだところで楓は生き返らない。死んで生き返ったとしても、そんな痛いことしたくない。誰かのために命を投げ出すなんて行為を、レイが出来るはずなどない。
前夜はレイが自殺するとでも思っているのだろうか、だとしたら随分な見当違いである。
そう、そんなことをする勇気はレイにはない。楓が死んだことを後悔し、自ら死ぬ勇気はない。なぜならば、楓が死んだことを知った遺族の表情を、レイは見てしまったからだ。
退院してからすぐに、葬式は極々少数で行われた。楓の遺族、付き合いがあったレイの家族。
もっと大きな葬式もするそうだが、楓の母親が一秒でも早く弔ってあげたい、という願いから行われた葬儀だ。
その場に居合わせているほぼ全員の顔は、まるで生きている人間とは思えない顔だった。もちろん、レイ自身も例外ではないが、楓の遺族は特にそうだった。
声をかけることもできない。何をかけたところで変わらないだろう。レイ以上に、楓が死んだ、娘が死んだことに絶望しているのは遺族なのだから。
どこまで言っても他人のレイに、そんな口を挟む資格はない。
ただ、ただあるとすれば、楓の父誠司がレイとすれ違った際、ゴトンッと、膝の力が抜けたように崩れ落ちたのだ。
思わず驚愕を浮かべるが、誠司はお構いなしとばかりにレイの胸ぐらをつかみ、
「っ!?」
「なんで、なんだよ……」
「え…………?」
「なんでなんだよ……!」
レイの足腰ががくがくと震え、誠司の目元から液体が滴り落ちる。なんで胸ぐらをつかまれたのか理解できなかった。誠司が零している言葉は「なんで」ばかりであり、到底理解できるような状況ではない。
だが、次の言葉で凍り付いた。
「なんでなんだよ! なんでなんだよぉぉぉぉぉぉッ!」
「ぁ……!?」
「なんでなんだよぉぉぉッ! どうしてお前が生きて楓が死んだんだぁぁぁぁ! お前みたいな『クソッタレ野郎』をかばって、何で楓が死んだんだよぉぉぉッ!」
その行動は、感情をさらけ出している。狂気、後悔、怒り……様々な感情が入り混じっているように見えた。その顔は涙や色々な液体で染まっており、レイの胸ぐらを揺らし続けている。
周りの遺族がさすがに止めに掛かり、誠司の手はレイの胸ぐらから離された。しかし、誠司は「なんで!」と叫び続けている。
────なぜ、『クソッタレ野郎』という単語を? まさか楓が……否、違うだろう。楓はその単語を嫌っていたはずだ。自ら伝えるなど、考えることのできない可能性だ。
ならばなぜか。それは誠司の……いわば本能から出た言葉である。
娘が殺されて、しかもそれを見ていたのは娘の幼馴染だという。なぜ楓が死んで、そいつが助かった? 二人とも殺されるはずじゃないのか? 口封じのために、殺されるはずじゃないのか?
媚を売ったか、楓を差し出したか、それとも犯人か──────誠司はそう判断したのだ。
レイはさすがに考えをやめている場合ではなかった。
身近な人間だった誠司がこうして泣きじゃくり、事実を認識し、止まっていた思考が嵐のように活動を始める。
当然、感情もだ。
その瞬間、誠司の涙と楓の死に顔、遺族の目、殺された瞬間、魔王の殺意のこもった顔。様々な悪感情と残酷な出来事がフラッシュバックのように脳内に映り始める。
まるで目の前が見えず、その光景だけが何かもコマ送りのように映し出されていく。脳が強烈な痛みに支配され、それ以外考えられなくなる。
苦痛、悲しみ、後悔。停止していた思考が一気に加速を始める。
レイは、今までの所業や自分の行動をただただ見せつけられ……
───────────崩壊した
「ぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっあぁああああああああっぁぁぁあぁああああ────────ッ!!」
限界だ! 限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!限界だ!
───────もう限界だ。
中学生であるレイの精神は、この数日間の出来事に耐えられるはずがなかった。能力者、殺し合い、そして楓の死。多くの出来事は、いとも容易く精神を破壊する。
強靭な精神力を持つわけでもければ、何か自分の為の目標がある訳でもない。唯の中学生、むしろ、『クソッタレ野郎』と呼ばれていることからわかる通り、普通より劣るような人間である。
かといって特殊な思考ができるわけでもない。物事を客観的に見ることが出来るわけでないし、『クソッタレ野郎』と呼ばれていることを全く気にせず生活するなどもっての他。
そんな平凡な思考の中に様々なことが混ざりすぎて、とうとう崩壊したのだ。耐えられるはずがない。
それと同時に、レイ本人は思った以上に楓に依存していたことを理解した。
喧嘩して吹っ切れたと思っていたが、全然そんなことはなかった。むしろ、離れたことで以前より強くなったと言えよう。
嫉妬、やきもち、思い込み……そこまではいかないにせよ、それに近い感情と行動を、レイは自覚していなかったのだ。
人の悪感情などに触れ、初めて気づいたのである。
葬儀が終わった後は誠司も落ち着いたが、代わりにレイは疲労していた。
──────もう、限界だ。
頭はなぜかクリアだった。
足は自然と、自分たちの痕跡が残っていない場所……楓の存在を忘れられるような場所に向かっている。葬儀にいた人間は、自然と玄関を出ていくレイを止めなかった。
自分たちの生きている証があると、楓が居た場所を眺めていると、本当に、マズイ気がした。
もちろん、そんな場所があるはずない。
楓の思い出はレイの脳裏に焼き付いているし、この周辺は楓の軌跡が残りまくっている。インターネットで花岬 楓 と検索すれば、女子バスケ部や作文の賞の記録など、様々な痕跡が出てくる。
けど、それでも耐えられなくて。レイの足は外へ向かう。
見送りの家族など存在せず、ただただ無意識に。
雨が降っているが、そんなのはお構いなしだ。ぼさぼさの髪が濡れ始めてキモチワルイ。だが、それを気にする余裕はとうにない。
歩く。無我夢中で足を動かす。能力のせいか不思議と疲労は訪れなかった。
ぴちゃぴちゃぴちゃ、
周りの視線が気になるが、それをも無視して歩く。
─────レイが、同じところをぐるぐると回っていることに気づいたのは、数十分後のことだ。
「……!?」
ふと視線を巡らせれば、そこにはいつも通りの光景が広がる。同じ道に来てしまったかと、別の方向に歩き出せば、数分後には同じところに戻ってしまった。
自分が無意識にここを歩き続けている、自分が楓のいた場所を無意識に彷徨っている。その事実を自覚したとき、レイは涙が止まらなかった。
自分がまだ楓に固執していることに怒りを覚える。
自分がまだ後悔していることに吐き気を覚える。
自分が怒りを覚えず、ただただ目の前の状況を受け入れていることに恐怖を覚える。
自分が魔王という存在に怯え、怒りもわかず、殺意もわかず、楓の為に何をしようと思わない自分に──────ほかのだれでもない自分に、殺意を覚える。
「お……ぅ……ぇ」
レイは、唐突にひどい倦怠感と吐き気を覚える。感情が事実を受け入れなくなり、とうとう実際の形となって吐き出された。
フラフラと路地裏へ入り、そこにある電柱を片手で掴み、ただただ胃の中のものをぶちまける。
胃の中にある物─────ある意味感情を吐き出したとも呼べるそれは、濁流のような雨に流されて排水溝に吸い込まれる。
空っぽの胃には何もないはずなのに、絞りかすのような物まで出ていく感覚があった。
飲食物など数時間口にしていないはずなのに、この込み上げてくるものは何だろうか。胃の中を丸ごと洗浄されるような行為は、心ごと体全身を締め上げていく。
「ぁ……はぁ……はあ」
縋る様に電柱を掴みながら、青白い顔で過呼吸を繰り返す。かひゅう、かひゅうと、声とも呼吸とも分からない表情のレイは激しく奇妙だ。
味わった感情の嵐。その圧力だけで、このまま死ぬことすら容易だろう。そう錯覚してしまう程、激しい絶望の淵にいる。
自分はどうすればいい、なにをして、どう行動して、どう生きて、どう考えて、何を望めばいい。
このまま彷徨うべきだろうか、それとも家に帰るべきだろうか。中学生であるレイにとって絶望しているこの状況は、他人にとっての普通状の可能性がある。取り乱しているのはレイと楓の遺族だけ。
世の中には恋人が死んだ人、母親が死んだ人、そんなのは五万といる。それに比べれば、レイの状況は浅いものかもしれない。
─────いや、そうではない。今問題なのは、現実として受け入れられない、中学生のレイがいるからだ。普通の人間だって、誰かが死ねば苦しむ。だが、レイの場合は重傷だった。『クソッタレ野郎』と罵られ、家族さえまともに相手をしてくれない。気を、もしくは普通に接してくれるのは楓だけ。
そんな状況の中で楓が死に、レイの心はボロボロだ。それこそ、解決策が見当たらないくらいに。
現状、レイがすること、できることはない。まずは今のこの体調を直して───────
ばちゃ
と、不意に雨音が響き渡る。
それに反応し、レイは勢いよくそちらへ向こうとする。だが、体調が悪いせいかゆっくりとした動作になってしまう。
首を向けた先、そこには一人の男が立っていた。
「餓鬼、痛い目見たくなかったら金出しなぁ?」
あまりにもお決まりの台詞を添えて、男はその手に持つナイフをレイに突き付けた。
いまだ体調が悪いが、なぜか冷静に判断することが出来た。三文字で解決できる。
不良、カツアゲ、暴力。
三単語、それだけで収束するような現場だ。何時もなら動揺するところだが、今のレイは訳が違う。カツアゲされようとも、一般人にレイを止められるわけがない。
なぜなら、能力があるからだ。体の内から湧く不思議な力、これを扱うことが出来れば完封できるだろう。唯一懸念すべきはナイフだが、当たり前のように治る─────そう、確信せざるおえなかった。
そこまでならよかった。だが、それだけではないのだ。異常な点は、『ナイフ』や不良という相手の立場だけではない。それだけなら、簡単だろう。
ただ、違う点は二つだ。そのうちの一つは、不良の髪の色がほんのり紫がかっていること。
─────そしてもう一つは、不良の持つ『ナイフ』が、うねうねと液体のように脈動していることだ。
次は見てわかる通り戦闘回です。レイ君単独による初めての。ご期待してくださいお願いします。




