あつい友情も必要です
きーんこーん
その日の放課後
「あはははは!ばっかだねぇ小那都!」
本人目の前にして豪快に笑う女の子
「気付いてたんなら助けてよ」
私が睨むも
「嫌よ、だって私巻き込まれたくないもの」
効果なし…。
この豪快に笑う
若干ドライなこの性格の女の子は
白木 柚花
肩よりしたの茶色の髪をハーフアップのお団子にしている、少し強気系の美人さんだ
で、私の友達(だと信じたい…)
「人の話を聞いてない小那都が悪い」
彼女の言葉は結構直球で
「あと、私が面白かったから」
…S心丸見えだ
まぁ良い人、良い人なんだけどね⁈
こう、たまに…いや、これはおいて置こう。この話は話すと長い
まあこんな事話しながら帰ろうとすると
「若宮さん」
「へっ?」
ででででででたぁあぁあああ!!!!!
私をここにおとしめた人!名前は…えーと、えーと…
うん!いいや!恐怖の副委員長!(仮)
(彼は委員長ではなく副だった…)
「あれ?田中くん?どうしたの」
柚花なーいすっ!!そうか!彼は田中くんなんだ!なんて似合う名前…
「いや、僕は若宮さんに確かに今日言ったと思うんだが…」
僕だって、僕!田中くん(笑)はどこまでもキャラができてるなぁ
「今日が委員会の集まりだとわかっていて帰るつもりかね?」
いやぁ、さすが口調からキャラ出来て…
………ん?
「聞いているのかね、若宮さん?あと5分で集まり開始だ」
えええええ⁈
ちょっ!ちょっと待って⁈聞いてない!聞いてないよ⁈あ!私がテンパってただけかぁあははー…じゃなくて!!
「……はい?」
この時の顔も生涯思い出したくない顔
ベスト5には入っているだろう