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そのみん日記  作者: ぬりえ


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5/11

5.

57話 できばえを知りたい

鈴「で」

絵「ん?」

鈴「今どんなの描いてるの?」

絵「ぎく」目を泳がせる


じー


じー


絵「ねこをテーマで、その」

鈴「それは聞いてる」





58話 確信犯

絵(怒られる?!)


鈴「今日は」

絵「え?」


鈴「私をネタにしてるな?」

絵「……」


鈴「モデル料金を追加でいただくからね」

絵「……はい」

鈴(よっしゃ、こっそりもらうのは後ろめたいからな、言質とりました)





59話 開き直ったら

絵(ばれちゃったんだし、もう堂々としてていいじゃん!)開き直る絵美。


絵「りんりん、そっちのソファ寝っころがって」

鈴「え、なんで」

絵「絵を描くのに」


ソファに移動、横になった鈴にぬいぐるみをぽんぽん乗せる


鈴「え? なにこの幸せなシチュエーション! これでバイト代発生とか神バイトか!」

幸せそうな顔を見ながら、ちょっと複雑な絵美。

絵(なんか悔しい……)





60話 気付かなかった

鈴「このぬいさんたち、重量があるところがさらに本物っぽくていいんだよね~」

 ぬいさんを抱きしめる鈴。


絵「ねこ飼ってたことあったっけ?」

鈴「猫カフェに一回行ったことある」


鈴「こうやって寝たりはできなかったけど、抱き上げたらにょーんって! 人に慣れてるんだね~」


絵(その手があったか)ショック。今行けば費用になりそうなのに。





61話 猫になりたい

絵「猫飼ったことないから困ってたんだよ~」

鈴「そんならなんでそんな仕事受けたん」

絵「ほら、今猫ブームだしぃ」


絵「描いてみませんか~って担当さんに言われて。動物を主で描くのは初めてだし、短い連載だしやってみよっかな~って思ってね」

鈴「やってみたはいいけど手が進まないと」

絵「おっしゃるとおりで」


絵「ユーチューブとか見てみたりはしたんだけどさー」

鈴「最近多いもんね」

絵「なんか、自分が猫になりたいって思っちゃって」


鈴(もうなってるだろおまえ)





62話 やりたいこと

絵「描き始めてもいないのにアイディア浮かばない! スランプ! そこでりんりんの登場だ!」

鈴(そういうことか)納得


鈴「一緒に暮らしたことがないからこその観点も、新鮮かもよ」

こんなことしてみたい~みたいなさ

絵「なるほど」実際できるかできないかなんてお構いなしってことね


絵「りんりんは猫飼ったらなにしたい?」

鈴「おひるねの湯たんぽにしたい」


ぽや~ん、とそんな絵が思い浮かぶ。

絵「採用」ぐっ





63話 やりたいこと

鈴「そのみんは?」

絵「うーん」


絵「乗っかられてなめまわされてみたい!」映画とかでよくあるあのかんじ!


ぽや~ん、とそんな絵が思い浮かぶ。


大型犬に乗っかられてぺろぺろされる絵を思い浮かべていた鈴。

鈴「それ犬やん」





64話 コメディ

絵「それもいける!」

鈴「いやだめでしょ」犬だから!


絵「ほら、りんりんのつっこみみたいに笑いも取り入れないと」

鈴「あ、そういうことね」

絵「おまえは犬か! みたいな」


絵「あれってくすぐったいの?」ははは、ってなってるよね飼い主さんいるよね。

鈴「経験ない人間に聞かれても困る」


絵「レッツ経験!」

鈴「え、わんちゃん飼うの?」目がキラキラになる鈴





65話 犬のかわりは

しゃきーん、とねこじゃらし登場

鈴「ねこじゃらしね」買ってあったのか……


絵「はい、もっかいソファにゴー!」

鈴「はいはい」横になる鈴。


ちょいちょいちょいとねこじゃらしを首筋にかさかささせる絵美。

鈴「ひゃ、ひゃ、ちょっと!」


絵(うん、いける)

『鈴はくすぐったがり屋である。』





66話 我慢とお金

鈴「ちょっと! くすぐったいじゃん!」笑いながら怒る鈴。

絵「経験って言ったでしょ」ぴょん、とねこじゃらしを立てる


鈴「かんべんして」

絵「上乗せするよ?」


上乗せ。

 くすぐったいとお金を天秤にかける鈴。


鈴「まぁ、少しなら」

 天秤はお金に。

『収入のためには多少の我慢も必要なのである』





67話 用意周到

鈴「舐められるんだったらぬれてるんじゃない?」(かさかさしないならくすぐったくない気がする~)

絵「それじゃ意味ないでしょ」くすぐったい絵を描くんだから


絵「くすぐったくないようにしようと考えてるな?」

鈴「……」(ばれたか)


絵「ほら寝て」鈴に馬乗り

鈴「早めに終わりにしてよね」笑いすぎでお腹痛くなっちゃう。


鈴「ってかなにスマホ構えてんの?!」





68話 いつものこと

絵「いつものことでしょ、絵にするんだから」

鈴「なんか恥ずかしいから! この画はNG!!」


 むむむ

 にらみ合い


絵「上乗せで」

鈴「NO」


鈴「豪華ディナーをごちそう付でどう?」

絵「仕方ない」

『なんだかんだお金もらえるならOKなのである』

ただ、ネットとかに流さないのは信頼している。





68話 利用方法

絵「はい、それじゃいきまーす」

ちょいちょいちょい、とねこじゃらしを首へ

鈴「ひゃ、はっ、んんんっ」

足がばたつく


絵(おっと、これがないとね)

ぼん! ぬいさんを胸のうえに乗せる


鈴「ぎゃっ、これじゃ、ふふふっ」ぬいさんが落ちないように抱きしめる鈴

絵(やっぱりんりんならこうすると思った。)猫とじゃれてる感ばっちり!


ぱしゃ、ぱしゃ

鈴「器、用、だね」片手でねこじゃらし、片手でカメラの絵美を見る

潤んだ目と朱に染まる頬、上目遣いの鈴

絵(あ、この画、エロい。)別のに使える、とピーンとくる。





69話 エロいです

「んっ」「ひゃ、ふあっ」「あっ」


「ちょ、んんっ」「ちょっ! そこはっ」


「そ、そろそろ、勘弁し」

絵(がんばって声殺してるところがまたエロい)


鈴(声出さないのって大変~っっ!!)

『本来、絵美の前では声をたてて笑うタイプの鈴です』





70話 過去のトラウマ

鈴「んっ、はぁっ」(またあの目に合うのはごめんです!)


『絵美がここへ引っ越してきてすぐ』過去のこと

鈴「なにこの汚部屋!! 普段からどうしてんの?!」大声で叱る

絵「ごめん~、そんな時間なくてぇ」痩せこけた絵美。まるで亡霊。


鈴「すぐ片付けるからどけ!!」

絵「ぎゃー」


鈴、がみがみ大声で叱りながら掃除やら食事を作るやらばたばた進める。

絵美、しゅーんと小さくなって泣きながら食べながら反論。

『そこへ』

ぴーんぽーん

鈴・絵「?」





71話 近所迷惑

鈴「はい!」がちゃ、とドアを開けた瞬間

女性「ちょっと」重たい声

鈴・絵「?!」


女性「さっきからずっとなにをしているのです?! うるさいと住人からだけじゃなくて隣のお宅からも苦情が来ています!!」

『このかたは大家さん』


『普段は優しく、とても親切ですが』

大家さん「絵美ちゃ~ん、こんにちは、具合どう?」「ごはん食べてる?」などと声をかけてくれたりおすそ分けをくれたり。


『怒るとめちゃ怖い!!』

女性「近所迷惑だとわからないのですか?!」がみがみがみがみ





72話 新居者あるある

女性「いい歳して、周りのことも考えられないのかしら?!」がみがみがみ

正座でお叱りを受ける鈴と絵美。


がみがみがみ、くどくどくど、は長~く続き。

カー、と烏がなく。


『お帰りになった後 ※そのときは注意で終わった』

鈴「あの人は怒らせたらだめね」(静かに叱るようにしよう、もう大声は出さない……)

絵「うん」(大変な目に合った……)


『他の部屋の住人と隣人たち』

(ああ、新しい人入ったんだ~)

(久しぶりに雷落ちたなぁ)





73話 ナニモミテマセン

「んっ」「ひゃ、ふあっ」鈴の殺した笑い声、続く

ぎし、と人の足。


「ちょ、んんっ」まだ続く、ぱしゃ、と写真の音も

すた、ともう一歩


「ちょっ、そこはっ」まだまだ続く、声と写真

人の手が取っ手にかかる。

「そ、そろそろ、勘弁し」


「て……」ガラ、とドアが開いた。

 男の人が立っている。絵美、そっちを向く。

絵(あ)





74話 違います!

絵(あ)猫じゃらしを鈴の首にくっけたまま

鈴「ちょ、もう離してってば」鈴、気付いていない


男の人「失礼しました」ぺこり、と頭を下げる


顔を真っ赤にして踵を返す男の人に

絵「待って――――――!!!」手を伸ばして引き止める絵美。


鈴「おわり??」なにがあったかわからない鈴、腹を抱ながら笑い涙をぬぐっている。

真っ赤な顔を両手で覆いながらドアへ向かう男の人を捕まえる絵美。


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