3.
33話 真面目
絵「よし決めた! りんりん、正式にうちの従業員になって!」
鈴「うーん」悩む鈴
鈴(提案したのは私だけど、アシスタント? 漫画のほうは全然できないんだよな~)
絵「嫌?」
鈴「漫画に関する仕事してるわけじゃないのに、給与にしていいのか心配になって」
絵「真面目すぎる!」めんどくさっ
『こういうやつだったと思い出した絵美であった』
34話 絵心
絵「りんりん真面目すぎるよぉ、それなら漫画の仕事も覚えてもらうし心配ない!」
鈴「いやいや、しれっと仕事増やさないで」
絵(はっ! そういやりんりん、絵心まったくなかった)絵を思い浮かべる。
小学生の頃からの鈴の書いた絵を思い出す。どよよん、ってかんじ。
鈴「うーん、でも私の絵が世に出るのはちょっと楽しそう」
意外と乗り気になってきている鈴。
絵「うん! 仕事は増やさない! 出版社との仲介とか、それこそ素材の買い出しとか帳簿作成とかはいいでしょ!」
鈴「う~ん、それならいいのかな」
絵(セーフ!)絵美、とても安心。
35話 正式になったら
鈴「よっし、それじゃお世話になろうかな」
絵「やったー!!」
鈴「さっそく扶養控除申告書かないと。税務署になんか届出必要なんじゃないの? 調べなきゃ」
絵「あたしも調べる!」
お、絵美もちゃんとやろうとしてる! とふふんとなる鈴。
絵「あった!」パソコン見ながら。
鈴「早いね。見せて」
見せられたのは布団の写真。
絵「さっそくお布団買わないと」
鈴「住み込みしろって?! 調べるもん違うでしょ!」
36話 夜は長い
鈴「それは経費で落とせません!」
絵「うわー、どっかで聞いたタイトル!」
鈴「あんまりもの増やさないで。私はこのソファで十分」
絵(あ、泊まってくれるんだ~)ほわほわ
鈴「では雇用主様、時給の相談しましょうか」
絵「ひえ~」
二人で交渉、相談する絵。
『取引は長く続いたのであった』
37話 新連載のため
『とある日』
鈴「あれ? なに、このぬいぐるみのレシート」レシートを見ながら。
絵「あ、猫のぬいぐるみ買ったの」
鈴「猫? 自分用? 見当たらないけど」
絵「そうそれ、新しい四コマ漫画の!」
鈴「どんなの書くの?」ああ、あれか
ピーンポーン
絵「あ、噂をすればじゃない?」
38話 変わり身の術
出て行こうとする絵美。パジャマに髪はぼさぼさ、顔色悪すぎ徹夜明けモード。
鈴「ちょっと、その恰好で出ちゃダメ! 私が出るから!」
作業場の向こうから聞こえてくる鈴の声を聞いているぐったり絵美。
鈴「はーい、はい、はい。ここにはんこですね」
鈴「おつかれさまでーす」にこにこにこ
ぱたん、と戸が閉まる。
鈴「どんだけ買ったの?! なにあの大きさ!」鬼の形相。
指先にはどでかい段ボール。
絵「さっきの声と顔はどこへ?!」
39話 弱み
絵「まずは開けてみてよぉ」
にゃぉ~ん、ねこのぬいぐるみぎっしり
鈴「……」猫ちゃんたちを見つめる。
きゅっ、とぬいぐるみを抱きしめる鈴。
絵(りんりん、かわいいもの好きだもんなぁ~)怒られない確定。
40話 判定やいかに
鈴「で、どんなの書くの?」ちゃっかり抱いている。
絵「ねことの暮らしを書くならなんでもいいんだって。いろんな先生にリレーみたいに描いてもらうみらい」アンソロジーってやつ?
鈴「……」ぬいぐるみ見つめる。
鈴「これは経費ですな」
絵「っしゃぁ!」ガッツポーズ
41話 題材はすぐそこに
絵「ってわけで、モデルよろしくね」笑顔で頼む。
鈴「え」
鈴「モデルはこのこたちでしょ?」にゃおーん、とねこちゃん持ち上げる。
絵「そうなんだけど、」
絵「猫との暮らしがテーマだからもちろん人もいるよ」
鈴「そりゃそっか?」
絵(りんりんがぬいぐるみとじゃれてるのをまんま書けばよさそう~)
『この漫画は早く書き終えそうと内心ほくそ笑む絵美』
42話 仕事ができない
鈴「では! さっそく届出作成します! そのみんは休んでていいよ」
仕事モードになる鈴。
鈴「えーっと、書き方……」
絵美、そっとぬいぐるみをまわりに並べる
鈴「……」
鈴「見つめないでぇ~、仕事できなぃぃぃ」
絵(ノンフィクションの漫画書けるぞこれは!)
43話 仕事が早い
鈴「できたよ~」
絵「早いね」
鈴「あれ? 起きてたの?」てっきり寝てたかと
絵(目の前に動くモデルがいるのに寝れません)「もういくつか描けた!」
ばーん、と紙の束を見せる絵美。
鈴「じゃ、提出行こう」税務署
絵「え、あたしも?」
44話 安く済むぞ
鈴「そりゃ本人いたほうがいいでしょ」
鈴「ねー?」ねこちゃんたちに対してです。
絵「ぬいぐるみと会話してる……」
絵「帰りにお夕飯つきあってくれるならいいよ」
鈴「え、またごちそうしてもらうのは」
絵「ポケットマネー!」(ストーリー考えなくて済みそうだもん、モデル料としてやすいもんだ)
鈴「やったー」




