17.
251話 やりません
ごはんを食べながら
鈴「そういえばそのみんさぁ」
絵「ん?」
鈴「少女漫画以外書かないよね」ねこちゃんとか除いて
絵「そうだねぇ。デビューも小中学生向けからだし」
絵「どうしたの急に」
鈴「ベッドシーンとか見たことないな、って思って」
絵「やる?!」
鈴「なにやる気まんまんなの??」やりません!
252話 求むな
鈴「今さ、アプリでいろんな漫画読めるじゃん」
絵「そだね~」あたしのも電子化されてるよ
鈴「恋愛がからむ漫画って、けっこーそういうシーンが多くて」びっくりした
鈴は絵美の漫画以外はほぼ小説しか読まない
絵「それでモデルになりたいって?!」
鈴「ちがいます!」
鈴「モデル求められないかを心配してるの!!」
がん、とフォークを突き立てる
253話 担当さんからの企画
絵「実はそういう話あるんだよ~」
鈴「あんの?!」
担当「今、ちょっと色っぽい漫画短編集を企画してまして」
絵「色っぽい?」
担当「R18にならないギリギリのえっちなかんじなやつ」どうです?
絵「いやぁ、書いたことないので」
絵「っていうか経験もないからさ、今のところ保留にしてあるんだけど」
鈴「そこは断ろうね?!」
254話 お断り
絵「モデル、やってくれる?」
鈴「やりません!」さっきも言ったでしょ!
絵「いくらならやる?」
鈴「金で買うな!」いくらつまれてもやりません!
絵「だってさぁ、ちょっと体寄せてくれればいいだけじゃん?」
鈴の持つウインナーに自分のをくっつける絵美
がん、とこぶしが落ちる
絵「自分でしろ!」
255話 やってみよう
絵美、机につっぷして静かになる。頭にこぶ。
鈴(まったく、なに考えてんのこの子は!)
絵「そうだよねぇ! 自分ですればいいんだよねぇ!」気づかなかった
鈴「へ?」
絵「よっしゃやったる! どこのスナック行けばいい?!」
鈴「待て待て待て」
鈴(この子売春でもする気?!)漫画になると危ない
『すでに近所のそういうところを調べ始めていたりする』
256話 止めろ!
鈴(やばい、これ本気のやつだ)
だれかといちゃいちゃしている想像
絵「りんりん、このへんどう?」
パソコン画面にずらーっと並ぶ違法っぽさむんむんの求人や広告
絵「こことかこことかこことか、応募してみ」
鈴「だめです!!」
鈴(そのみんを怪しい世界に入れるわけにいかん!!)
257話 守るためには
鈴「そもそも依頼受けてないんでしょ?」
絵「そうなんだけど、担当さんがすごく期待してくれて」
鈴(担当さんめ~)「今はやめておこうよ、花街は行ったんでしょ?」
絵「うん! あ、これとかどう?」
鈴(聞いてないなこの子~!!)
鈴「わかった!!」
鈴「私がやります!! だからそのサイト見るのやめて!!」
『あとになってとっても悔やむことになる』
258話 捨てろ
絵「え? やってくれんの?」
鈴(いやだけど)「R18入んないんでしょ? ちょっと刺激的なだけだよね?」
絵「そう! ほら、こんなかんじに」ごそごそとスマホいじる
ばん、と出てきたのはねこじゃらしでくすぐられるあのときの鈴
鈴「捨てなさい!!」なにこの顔恥ずかしい!
259話 被害者増加
絵「いい画じゃん!」撮った写真は他には見せてないよ?
鈴「そういう問題じゃありません!!」
鈴(なにあれ、私? なんか恥ずかしすぎる)どきどきどきどき胸を抑える
鈴「前の鋼くんとの写真とかじゃだめなの?」
絵「あれは青春でちょっと違う。ってそうだよ!!」
絵「鋼くんもモデルにすればいいじゃん!」
鈴(きた!)だから嫌だったのに!
260話 生きていくのに必須人物
絵「さっそくでん」ごん、とげんこつのうえ、すぐにスマホとりあげられる
鈴「未成年の彼にこの話をしたら今後一切辞職します」
絵、ぴしっ
絵「鋼くんに話も連絡もしません!」生きていけない
鈴「よし」
261話 勘違い
鋼、ジムでトレーニング中
スマホ震えるに気づく
絵美からのメッセージ
「しばらくこっちのお仕事お休みにするね」ごめんねのスタンプ
鋼、どうしたんだろ、と考える。
スランプ?!と思い当たる
262話 勘違い2
絵美にメッセージ届く
絵「返事きた」早いね
鋼よりのメッセージ「気分転換には筋トレがおすすめですよ」
むきむきのスタンプ
絵「ありがと鋼くん! 色のちがう内容、がんばる!」燃える絵美
鈴(これスランプと勘違いしてるな……)当たり
263話 気づく
鋼、ランニングマシーンで走りながら
そっか、しばらく会えなくなるのか
(さみしくなるな)
叱られる絵美、ごはん喜ぶ絵美、無理やり寝かされる絵美を思い出す
(思い浮かぶの先生ばっかりだなぁ)
おねだりする絵美、おやつに喜ぶ絵美、モデル要求する絵美
(おれ、あそこのバイトより、あの人たちが好きなんだな)
264話 別の脳筋
鋼「店長」
ジムの店長「お、鋼、おつかれ」
『いつもバイト先でトレーニングしている』
鋼「しばらくバイト増やせそうです」
店長「お! うれしいね」おまえいると女性が増えるんだよ
店長「今度女性への筋トレ指導企画してるから、決まったら補助頼んでいいか」
鋼「はい!」
店長「女性、だいじょぶになったんか? 育ったな……」
鋼(これもネタになりそうだったら先生に伝えよう!)
265話 つらい
鈴「あー、つらい」大学の机につっぷす
友達「どうしたの? 睡眠不足?」
友達「レジュメ忘れた?」
鈴「あー」
鈴「それがさ、これ読んで感想教えてってバイト先で言われて」
漫画のラインナップ、そういう女性漫画ずらり
友達二人、え……
266話 友達は
友達「家政婦の仕事してるんじゃなかったっけ」
そう伝えている
鈴「うん、そう」
絵美「これ読んどいてね! きゅんときた場面教えてね!」
はい、と鈴のスマホに自分の名前でログインして漫画ラインナップしている
鈴「バイト先の人、漫画が好きでさぁ、いろいろ知りたいらしくて」
友達「それにしてもこのラインナップは」
友達「鈴には合わないな」
そういう浮かれた話のない鈴である
友達(でも、ちょっと気になる)
267話 いい友達
友達「ねぇ、うちらにも聞かせてよ」
鈴「ええっ」
友達(鈴がどういうの好きだか気になるから♡)
なぁんて言ったら怒るんだろうな。
友達「雇い主の役に立つ情報か確認したくない?」
友達「わたしたちの意見も追加してよ」
鈴「ほんと?!」(読者の視点、ほしい!)
友達(よしっ!)ガッツポーズ
268話 やっと
アプリ電話
鈴「やっと読み終えたよ」
絵「おつかれー、けっこうかかったね」
鈴「その、依頼主のライアンナップが多かったの!」漫画読むのって時間かかるんだよ
鈴(友達と意見交換もしたしね)
絵「その時間分も時給請求していいからね~」
鈴「遠慮なく」(今度お礼にごはん誘おっと)あの二人
269話 うまくいけ
鈴「今から作品名とページ送るから」
ぽん!
絵「おお! ありがとー!」
絵「これ見てネーム書いて、通ったらモデルよろしく!」じゃ!
鈴(どうか友達が選んだところを選んでほしい)
270話 いい友達2
回想
鈴「私が刺激的だったのはこのへん」
友達「どれどれ」
友達、目を見張る
全部激しいところ
友達(そりゃそうよね~)
友達「鈴、このへんにしておきな」
鈴のための選択をした
271話 想像どおりです
友達「ねぇ、鈴どうなったかな」
友達「なんかさぁ、あたしたちの上げたやつだけじゃなくて」
友達「馬鹿正直に自分の選んだやつも勧めてるよね~」
だよねぇ
『そのとおりである』
絵「りんりん、これかぁ! なんか二極化してんな」




