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そのみん日記  作者: ぬりえ


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15/17

15.

214話 犯罪

みんな解散して帰ったところ

こっそりのぞいている絵美


絵(これより、追跡を開始する!)

『注:りっぱな犯罪行為です』


絵(ううん、誰にするか)さすがに全員は無理

悩む絵美


絵(やっぱりこーくんよね!)ぺこちゃんみたいな絵

追跡ストーカー開始





215話 ばれる

先輩「気を使ってくれてありがとね」

鋼「いえ、女性一人で夜道は危ないですから。先輩きれいですし」


先輩(天然褒め上手なのね)道側を歩くのも無意識ね「直球で聞くけど」

鋼「はい」


先輩「鋼くん、女の人苦手でしょ?」

鋼「えっ」


鋼「えーと」目をそらす

先輩(やっぱり)





216話 事情あり

先輩「昔なにがあったね。詳しくは聞かないけど」

鋼(ばれてる)「ごめんなさい」

先輩「謝る必要はないって」くすくす


鋼「苦手意識は、あります。今日も半分は俺のためにセッティングしてくれて」楽しめたかな、二人とも

先輩(ほかの人もいいかんじになってるだろうな~)


先輩「克服はしたいんだ?」

鋼「はい」

先輩「でもさ」


先輩「無意識でできてると思うよ?」

鋼「え?」





217話 好みのタイプ

鋼「どういうことですか?」

先輩「ないしょ」


先輩(店員の女の子にはふつうに接してたし気を使えるし)

その回想


先輩(女性って意識しなければ、問題ないんだろうな。それに)


先輩「年上が好みでしょ」

鋼「えっ」

絵美、耳を大きくする





218話 見方

先輩「違う?」今日も一番私への接し方が自然だった。

鋼「そうですか……そうかもです」


鋼「バイト先が年上の女性が二人いて、慣れたのかもしれません」

先輩「苦手なのに、女性二人のバイト先選んだの?」

鋼「いろいろあって」説明が難しいな


鋼「その人たちはおれを、そういうふうに見ないから、でしょうか」

子供をなだめる親の姿を絵美と鈴で思い浮かべる。鋼の立場は隣人。

先輩「ふぅん?」


先輩「じゃ、あたしが君をそういうふうに見ていたら?」

するりと腕をからませて、胸を押しつける先輩

鋼「!!」





219話 試してみる?

先輩「どう? あたしのこと嫌い?」上目遣い

鋼「は、恥ずかしいことしないでください!」むやみに触れられずあわあわ


先輩「せっかく合コンであったんだし、試しにつきあおっか?」いろいろ教えるよ

鋼「……」


鋼「それはできません」きっぱり

先輩「!」


鋼「先輩、好きな方がいるでしょう?」

先輩「!!」





220話 観察力

先輩「あー、つまんない」手を放す

鋼、安心。が、胸のどっどっは大きいまま


先輩「なんでわかったの?」

鋼「なんというか、お姉さんみたいな目でおれらを見てたんで、彼氏を作りたいと思っていないみたいでした」


先輩「それだけ?」

鋼「あとは、たまに違う人見てるみたいで」


先輩「観察力あるね。どこで鍛えたの?」

鋼「バイト先ですかね」これはアシスタントのほうだが、先輩はジムと認識。

先輩「え、そんなのも鍛えられるんだ」





221話 昔とかぶる

先輩「こういうの出たらさ、嫉妬してくれるかなーって思ったの!」

鋼「かわいいですね」

先輩「さらりと言うなぁ」


先輩(言ってほしい人、違うのに)

「おい」後ろから低い声


男「お前誰?」

鋼、先輩を背にかばい「人に名前を尋ねるときは、まず自分から名乗るのが礼儀でしょう」

先輩「あっ!」

鋼「え?」


鋼(もしかして)

こそこそ、二人で話す

鋼(この人がその?)

先輩、こくこく





222話 嫉妬

男「近い!!」べりっと離そうとするが、鋼を離れさせることはできず


男「むむむ」

先輩「こいつ、あたしのゼミの同期!」

鋼「そうでしたか」


男「おまえ、こいつとつきあうん?」

先輩「今振られたとこ」

男「はぁ?」


男「おまえ、よくもこいつを!」

とメラメラ燃える。





223話 別の人?

鋼「ご友人なら、安心してお任せできますね」

ね? と先輩に確認。

先輩、こくこく


鋼「今日はありがとうございました」

先輩「こちらこそ」いろんな意味で。


男「ほら行くぞ」袖をひっぱる。先輩、嬉しそう。

先輩「鋼くん!」


先輩「君も、別の人をかぶせて見てたみたいだったよ!」

じゃね、と去る。





224話 罪悪感

鋼(別の人?)誰だろう。

かりかりかりかり、と奇妙な音


鋼「?」

塀の影で絵美が手をすさまじい勢いで動かしている。


鋼「先生?!」

絵「ばれた!」


鋼「心配してくださったんですね……」涙

絵「う、うん」ばれてないが罪悪感





225話 ああそっか

鋼、絵美をじーっと見つめる。

絵「?」(つけてたことばれた?)あせあせ


鋼(別の人……この人?)

絵(罪悪感やばいけど、早く書きたい!)


絵「鋼くん! 今すぐモデルやって!!」おさまらん!


鋼「了解しました」(そうか、先生の読者目線で漫画の登場人物とかぶせてたのか)





226話 いいかんじ?

後輩の駅まで送る健一

健一「楽しめた?」


後輩「あ、はい! ごちそうさまでした」

『諸事情あり、男性が女性の分を出しました』


後輩「お礼、いつかしますので」

健一「それならさ」


健一「おすすめの本とか漫画とか、教えてくれませんか?」

後輩「!」





227話 もしかして

後輩「好きそうに見えますか?」

健一「僕の話、わかってたみたいだったので」本屋漫画の話ばかりしていた


後輩「……好きです。でも似合わないってよく言われて」

健一「好きなことに、似合うも似合わないもないでしょう」

後輩「!」


後輩「先輩も、おすすめ、教えてくれますか?」

健一「はい。では、お互い読んだら感想話しましょう」にっこりにどき


後輩(また、会える)かぁぁぁ





228話 でへ

先輩「ありがとね」

男「なにが」


先輩「ううん、なんでもない」


先輩「ね、夕飯食べた? お酒飲みたいんだけど」

男「飲んでねぇの?」

先輩「みんな未成年だもん」当然でしょ


男「仕方ねぇな」行くぞ

るんるんの先輩





229話 沁みる

幼馴染「んー! うまい!」

翔太「しみるぅ!」

翔太「おまえ、女かよ」

幼馴染「差別はんたーい」

翔太「へん」ずるずる


幼馴染「翔ちゃんといると楽なんだもん、素が出せて」


翔太「おまえはいつもそのままでいいんだよ」にかっ


幼馴染「替え玉!」どきっとした

翔太「まだ食うんかい」





230話 事実を知らない

かりかりかりかり、と机に向かう絵美、ポーズを決める鋼


次のポーズをしながら

鋼(すごい調子いいな)


鋼(明日りんさんが原稿見たら喜ぶだろうな)ふふ


鋼(あれ、りんさんが出てきた。不思議じゃないか)

原稿は進んでも、汚い部屋である。


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