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そのみん日記  作者: ぬりえ


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1.

 なにせ絵が描けないものですから、4コマ漫画を文章でがんばって表現してみました。

 コマ? が変わるときは改行しています。

 「」は台詞、()は心の声です。()は説明だったりもします。

 『』モノローグ? とかナレーションのつもりです。

 その他は風景や音を簡単に書いてみます。

 どんな絵か、想像しながら軽く読んでみていただければ幸いです。

1話 助けて

 キッチンで料理する手が見えている。

 りーんりーん、りんりんりんりーん♪(スマホが鳴る音)


 音に気付く手の主。スマホのある部屋へ移動。背中が見えている。

(誰だろう、せっかくの休日に……って、想像はつくけど)


「もしもし? どした?」 後ろからの頭部が見える。

葦津あしづりん 大学2年』

「う、うう……だ、だす、け、で……」(スマホから苦しそうな声)


『なに?!』

 真っ青になる鈴。





2話 葦津鈴

「……で、要件はどっち?」 まだ電話中。ここでお顔見える。

 すでに動揺はなし、呆れ顔になっている。

『動揺は、嫌な予感が的中しそうだったからである』


「お……なか、すい、た……」

「食事くらい自分でしろや!! すぐ行く!!」

 出かける準備でばたばたする鈴。


「にく、たべたい」

「メニューの希望なんて聞いてないから!」スマホぶちっ

 なんだかんだ素早く作りかけのおかずをタッパーに詰める鈴。


 冷凍庫のタッパーを見る。そっとカバンに入れた。

(あー、もうっ!)

『なんだかんだ要望に応えてしまう鈴である』





3話 相手のもとへ

 がたんごとん、がたんごとん、(電車の音)

 電車の椅子に座っている鈴。

(まったく、私は母親かっての!)

 と思いながらも膝の上には大きな紙袋。


 道をずかずか歩く。

(いや、私が母親ならあんなのほっとくわ)


 アパートの鍵穴に鍵を入れ、開ける。鍵が開く音。

「入るよ~」ちょっとドアが開く。


「うおっ」

 ものすごいゴミの量と空気の悪さに飛び上がる鈴。

 どろどろとした空気、匂いのオーラ。





4話 幽霊

「りんり~ん、待ってたよぉう」

 床を歩腹全身で這いずってくるぼろ雑巾のような女性。

「ひっ!」飛び上がる鈴。


「死ぬかと思った……」

「こっちがな!」

(井戸から出てくる幽霊そのものだった!)

書上かきあげ絵美えみ 漫画家 ※鈴と同い年』


鈴「また徹夜したの!? だめっつってんでしょ!!」

絵「うぅ……食べ物のにおい……」

 鈴の足にしがみつく絵美。

鈴「放して汚いっ」げしっ(頭を踏む音)


鈴「先に風呂入れ!」絵美の首根っこを掴む

『絵美の前では乱暴になる鈴である』





5話 入れません

絵「ぐぇぇ、お風呂入れる状態じゃないんだもぉん」ずりずり(引きずられる音)

鈴「生存確認ならちょこちょこしてあげるから!」

絵「そうじゃなくてぇ」


 風呂場のドアの向こう側には地獄絵図。どよよおんという空気。

 あまりの酷さに声を失くす鈴。


絵「ね?」てへ。舌を出す絵美。先にごはんくれ、という目。


鈴「もう! すぐ洗うからこれ食べて待ってなさい!」

 ぽん、とおにぎりの包みを絵美の手に乗せる。

絵(なんだかんだやさしいんだよね……)幸せそうにおにぎり齧る





6話 箪笥貯蓄

『30分後』

鈴「終わったぁ!」

 ぴかぴかになったお風呂場。満足そうな鈴。


絵「ありがとぉ~。ってかその恰好なに?」

 ゴーグル、マスク、ズボンタイプの合羽、長靴、長いゴム手袋の完全防備の鈴。


鈴「あのなかに普段着で入れと?」青筋立ててギンと絵美を睨む。

絵「ひぇぇぇ、そんなモノどこに入ってたの?」四次元ポケット?


鈴「こんなこともあろうかと、少しずつあんたの家に貯めておいたの!」役に立つときが来るとは!

絵「え、いつの間に……?」そういややけに消耗品のレシート多いときがあったような





7話 次は

鈴「おにぎり食べた?」

絵「うん! 水筒のお味噌汁も飲んじゃった♪」

鈴「よろしい。じゃ」


鈴「風呂入ってこーい!」ぽーん!

絵「ひゃぁ~!!」バスタオルとともにお風呂場に強制連行される絵美。


鈴「その間に座る場所くらい作っておくから!」ふん、と風呂場のドアを閉める鈴と、バスタオルを抱えてかくかく頷く絵美。


絵(あのバスタオル、うちのじゃなかった)持ってきてくれたんだぁ、と湯船に浸かってほわほわする絵美。

 ドアの向こうからは、ぎゃーナニコレ! 燃えるごみ! 資源ごみ! といろんな声が聞こえてきている。





8話 準備万端

絵(あったまったぁ~、お風呂なんていつぶりだろぉ~)

『注:ぴちぴちの20歳』

 絵美、お風呂を出ると、足元に着替えの入ったカゴを発見。


絵(? こんな下着とルームウェア持ってたっけ?)着替えを広げて首を捻る。


絵(サイズぴったり……ルームウェアはまだしも、下着のサイズまで)ブラにはD70と印字。


絵(恐ろしい子……!)

 絵美の頭の中で、身体を触ればわかるわ! とドヤ顔する鈴の顔が浮かんでいる。





9話 救世主

絵「お風呂いただきましたぁ~ってへぁっ?!」

 髪を拭きながら居間に戻ってくる絵美、ぴかぴかの部屋に驚く。


鈴「はいはいおかえり」机を拭いている鈴の後ろ姿。

絵(え、これほんとにあたしの部屋?)お風呂で死んだかな?


 絵美、鈴の頬を思い切り引っ張る。

鈴「痛い痛い痛い痛い!」

絵(夢じゃないのか……)

 

絵「救世主(メシア)……!!」鈴にひれ伏す絵美。

鈴「え?! 今度はなにしてほしいの?!」





10話 おやすみ3秒

鈴「徹夜なんでしょ? 仮眠とって」お布団干してるの。

 ソファをぽんぽんする。


絵「ありがと~お」ソファに寝転んでタオルケットをかけてもらう絵美。

鈴「その間に洗濯と買い物してくるから」

絵「うん……」


鈴「買物リストあるの?」いつものやつ

絵「うん……」とろんとしてくる絵美。

鈴「いつものところにないけど」

絵「レシートと一緒にしちゃったかも……」


鈴「このなか?!」マジックで領収書と書いてあるどでかい段ボール。中身がいっぱい。

 絵美は既に夢の中、すぴーと寝息を立てている。





11話 ぷんぷん

鈴(まったく! そろそろ整理整頓覚えてほしい!)買い物カゴを抱えたままぷんぷんしている。


鈴(結局リストはパソコンに挟まってたし!)あ、こんなとこに! と見つけたときの鈴の絵も。


鈴(まずは洗剤からか)洗濯を先にしようとしたら洗剤が切れているのを発見した。


鈴(あいつ、起きたら説教だ)ゴッと角が生える描写。

 絵美、鈴の顔の閻魔様にこってり絞られる夢を見て唸っている。





12話 悪夢

鈴(閻魔様バージョン)「もうおまえの世話はしない!」

絵「ひぃぃぃぃぃ!!!」生きていけまぇぇぇせん!


 絵美、がばっと起きる。鈴はいない。窓の外を確認、洗濯物は干していない。


 洗濯して買い物って言ってなかった? どうしよう、怒らせた? もう来てくれない? そしたらあたし死んじゃうどうしよう、とぐるぐる考える。

 私生活がだらしなく、漫画家餓死、という見出しの新聞が思い浮かんでいる。


 スマホを探してかける。





13話 正夢

 りーんりーん、りんりんりんりーん♪

 会計中に鈴のスマホが鳴っているのに気付く。


 画面を確認、そのみんと出ている。

鈴(折り返そ)会計中だし。ピッと切るボタンをタップ。


 電話に出てもらえないことにショックを受ける絵美と、レジ員さんにすみませ~ん、と声をかける鈴。


 ソファの上でかたかた震える絵美。買物リストに漏れがないか確認し、よしっとしている鈴。





14話 命乞い

 ジリリリリ

 絵美のスマホが鳴る。がばっとすぐに出る。

絵「もしもし?!」

鈴「出るの早っ!」ワンコールもしてないよ?


鈴「追加がある? まだ間に合」

絵「見捨てないでぇ~」超大声、外まで響く。

鈴「はい?」


絵「お金出すからぁ、もっとうまくやるからぁ、殺さないでぇ~」電話から漏れる大声

鈴「え? なに?」他の買物客から怪しい目で見られ、なんかひそひそされる鈴。


絵「仕事ちゃんとやりますぅ~、だから命だけはぁ~」涙声が続く。

鈴(私をヤクザか詐欺グループにしたいのか?)笑顔に青筋を浮かべる鈴。後ろのほうで誰かに声をかけている奥様の姿が。





15話 嫌な予感

鈴「とりあえず素材買ったし帰るから! ちゃんと払ってよね!」ブチッ

絵「あ」


鈴(まったく、ねぼけてるの?)早く帰ろ。

 ぽん、と肩に手が置かれる。


手の主「すみません」

鈴「はい?」

警察「少しお話よろしいですか?」笑っているがなんか怖い。

鈴(なんか嫌なかんじになってるような……いやまさか)


警察「お電話の会話を聞いて、声をかけられまして。最近若者が犯罪に巻き込まれることが多いのでなんちゃらかんちゃら」

鈴(やば。これほんとに勘違いされてる)自分が詐欺グループの一員と思われていることに気付く。





16話 二度寝は気持ちいい

『バックヤード』

 机を挟んで警察と向かい合っている。

鈴「さっきの会話ですよね? 今相手に電話するので確認してください」なんでこんなことに……と思いながら絵美に電話。ぷるるるる、


 ぷちっ

鈴「あ、そのみん? ちょっと今さ」

電子音「ただいま、電話に出ることができません。ピーッ、という発信音の後に」ブチッ

鈴(あいつ……っ)スマホをみしっと握りしめる。


警察「どうされました?」

鈴「また寝てしまったみたいで」(こういうときに限ってなにやってんの?!)


『その頃絵美は』

 ぐー、ごー、と爆睡している。





17話 事情聴取

 かくかくしかじか、と事情を説明する鈴。


警察「漫画家ですか?」疑いの目を向けてくる。

 ぽろぽろと質問に答える。


警察「その漫画家の名前を聞いても?」

鈴「ご存じないと思いますが、書上絵美です」

 宣伝になるから尋ねられたらばんばん答えてね! と言う絵美の顔。


警察「それは本当ですか?」じっとり見つめられる。

鈴(だよなぁ、知らないだろうな~)絵美が描く少女漫画のキャラがデザインされた名刺を出す。





18話 これでいいのか

鈴「もう一度電話するので、なんなら出版社に取り次いでいただいて確認していただいても」

警察「必要ありません!!」

鈴「?!」


警察「書上先生のアシスタントさんだったなんて!! 大変失礼いたしました!!」

鈴「?!」


警察「大ファンなんです!!」

鈴「?!?!」


鈴(ファンだからって事情聴取やめていいのかな……)

 うひょー、と浮かれている警察を半目で見つめる。





19話 ファン

警察「書上先生の書く漫画は大人にも人気なのをご存じですか? 娘が月刊ドリームを読んでまして、どんなものかと読んでみたらはまってしまってペラペラペラ」書上愛を語る警察の人

鈴「はぁ」


警察「で、そのシーンで私涙が出てしまってですね! あそこは名シーンですね! それでなんともいえないのがペラペラペラ」

鈴「はぁ」(長いなぁ)


警察「あのセリフに、高校の頃を思い出してですね、自分もこんな青春を謳歌できていればなんて思ってしまいますね、今でも遅くないのではと妻をデートに誘ったらとても喜んでくれて、先生には感謝しかありません! 次号が楽しみでペラペラペラ」

鈴「はぁ」(いつまで続くんだろ)


鈴(ほんといつまで続くんだろ~)愛想笑いを貼り付けて聞く。





20話 愛は止まらない

 まだ話が止まらない警察の人。

鈴(そのみーん、早く電話してぇ~)愛想笑いで聞く。


 り~んりん♪ ばっとスマホをとる。

絵「あ、りんりん?」


鈴「そのみん?! 早く来て!」(早く解放して!)

 電話中も愛を語る続ける警察さん。


鈴「……来てくれるみたいで」

警察「ほんとですか?!」目が少女漫画みたいにキラキラ





20話 してほしいのは

絵「りんりん?! 何したの?! うちの子がすみません!」

鈴「なにもしてない! ってかあんたの子じゃない!」

 どっちかと言えばあんたが私の子じゃ!


鈴「誤解されるようなことを電話向こうで大声でして!」

絵「?」

鈴「おかげでこうなっ」

警察「すみませんが」圧がある声


鈴・絵「?!」

鈴(やば、この人の存在忘れてた……)

鈴「ちょっとそのみん、さっきの電話の話、詳しくし」


警察「サイン下さい!!」

鈴・絵「?!」





21話 愛は持ち歩きたい

警察「あなたが書上先生ですか? 自分、大ファンで!!」

絵「あ、ありがとうございます」


絵「どれにお書きしましょう?」しゃら~ん、としっかりした社会人の雰囲気が出る。

鈴(こいつ、外面になりやがった)じっとりと園美を見つめる。


警察「これに!!」

 ででーん、と出されたのは警察手帳。


絵・鈴「だめだろそれは!!」





21話 スーパーは便利

鈴「そのみん、せっかくだからお話してて!」

絵「う、うん!!」


 びゅん! と出て行く鈴。

絵「わたくし、こういう者で……」名刺を差し出す絵美。

警察「おおっ!! 本物!!」


絵「あなたのようなかたがファンだなんて、嬉しいです」

警察「こちらこそお会いできて光栄です!!」

 びゅん!

鈴「ただいま!」

絵「早っ」


 サイン色紙にきゅきゅっとサインを書く絵美。





22話 仕事はしっかりと

鈴「結局細かく事情聞かれたね」

絵「あんなんだけどちゃんと警察なんだね」


 先生! と目をきらきらさせている警察の図。サイン色紙を家宝にしますと喜んでいる姿を思い浮かべる二人。帰りにサインの額縁買っていきそうな勢い。


鈴「私がそのみんのこと捨てたりすると思ってるの?」

絵「ごめんなさい……。悪い夢見た後だったから」しゅーんと小さくなる絵美。


鈴(ああもう)はぁ、とため息「で、夕飯どうするの?」

園「ごちそうさせていただきます!」

鈴「ありがと」夕日の沈む中、帰る二人。


 小説も漫画も読むのが大好きです。絵は描けないので、それなら文章にして、あとは読んでくださる方がいるならば想像してもらおう、と投稿してみました。どんなジャンルになるのかわからないため、恋愛と設定しておりますが、コメディやギャグのつもりです。

 登場人物の名前はそれっぽいのを当ててみました。

 

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