表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうロード 〜道路、Do?〜 原付女子が行く〈!〉  作者: 網野 徳
1章 出会いって前方不注意でもいいんだね!
5/10

国道4号 対向車あり〜初は明を想う〜

4人が出会ったその夜。


季節はずれの寒気が四国地方になだれ込んだおかけで、布団にくるくるとなるはつ

毛布は一旦岡山の実家に置いてきた。大失敗。


それにしても…明って不思議ちゃんかと思ったけど、瞳の奥が輝いてる気がする。とても面白い。言い換えると、興味が尽きない。


鳴南めいなん大学で1次試験を受けるため、岡山から徳島駅へ。そこから大学行きのバスに乗りこんだ。

小鳴門橋こなるとばしバス停(大学まであと数分)でほとんど客が降りたときだった。

「あのー…鳴南大学の試験受けるんですか?」

不意に声をかけられ、資料を落とす初。

「あ、はい…あなたも?」

「急にごめんなさい。やっぱりそうなんだ」

資料を拾いながら隣に座る。


試験だからだろう、高校の制服を着ていた女子生徒がいた。

黒いロングヘア。顔は少女の面影を残すものの、目が鋭い。目だけじゃない。全体的に鋭いものを感じる。

体は細め…かな?学生服の影響で見えるのかもしれないけど、なんか『隙がない』雰囲気。


『次は鳴南大学ー、鳴南大学ー』

機械音で明との会話はすぐに終わりを告げた。


「名前だけでも教えて!」

「はしおか はつ!初めてのはつ!」

「私はももいめい!明るいのめい!試験、受かってね!」

そういって、そそくさとバスを降りる明。


『西口バス停のほうが近いって書いてあるけど…』そんな言葉もかけられず。【隙がない】は撤回…待ち合わせしてるのかもだけど!


しかし初は、なんとなく感じてた。きっとあの人と仲良くなるんだろうな、と。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鳴南(めいなん)大学工学部環境自然学科1回生

百井 明(ももい めい)明目線の文章が多くなるかと
橋岡 初(はしおか はつ)明の良き相棒
神戸 海(かんべ かい)不思議ちゃん
渋井 星(しぶい せい)地元の真面目娘
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ