表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
七夕祭の革命  作者: 夏葉夜
断章・一年前
31/48

断章→第3章








 当時の貴史は一つ見落としていた。

 抱きしめたあかりの表情に、喜びが無かったのだ。

 あるのは諦観。

 全てが終わってしまったかの様な絶望と後悔。

 その意味に、夢を見る貴史も気づかない。

 そして彼女は、誰にも聞こえないように言葉を紡ぐ。




 「ごめんなさい」




 

 旅館の客室。

 あかりは、寝息をたてる貴史を愛おしく見つめて呟いた。

 彼の手を握り締め、彼女自身も眠りにつく。

 明日が革命の正念場。

 もう引き返すことなんて許されない。

 それほどの罪を、彼女は犯したのだから。










【あとがき】なので、読まなくていいです。


なろうでは、200字以上ないと投稿出来ないんですね。

元々は、「ごめんなさい」だけを一話ぶんとして投稿する予定でした。

タイトルでは、貴史の夢である断章から、事件の解決へと向かう第3章への繋ぎの話です。

あかりと貴史の話を書く上で、欠かせない重要な要素でもあるので、無理やり一話としてぶち込んでみました。


(蛇足)

断章での貴史の狂った手のひら返し。

序章での七夕祭を参考にしてみると、予想できることもあるのではないでしょうか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ