15-4 イエスタディをうたえるように(その4)
第57話です。
宜しくお願いします。
<<主要登場人物>>
キーリ:本作主人公。体を巡る魔力は有り余っている反面、各要素魔法との相性が壊滅的に悪い。教会の聖女を始め、英雄たちに激しい憎悪を抱いている。
フィア:赤髪の少女でキーリ達のパーティのリーダー格。自分が考える「正義の味方」を追い求めている。
レイス:フィアに付き従うメイドさん。時々毒を吐く。お嬢様ラヴ。
シオン:魔法科の生徒で、キーリ達のパーティメンバー。攻撃魔法と運動が苦手だが最近はキーリとの特訓で活路を見出しつつある。
ユキ:キーリと共にスフォンへやってきた少女。キーリとの付き合いは長いらしく、事情に詳しいが語ることを禁じられているらしい。
アリエス、カレン、イーシュ:キーリとフィアのクラスメート。いずれも中々の個性派揃い。
シン、ギース:探索試験でのアリエスのパーティメンバー。二人はマブダチ。(シン→ギースの一方通行)。
「連中に絡まれたくなかったら俺から離れんな。いいな?」
フィア達にそう言い含めると、ギースは先頭を切って貧民街へと足を踏み入れていった。
貧民街と平民街で明確な境があるわけではない。だがその境目と思われる場所では一般的な平民の家屋と、少々古めかしくボロい家が入り混じって建っていてそこから更に数軒分も奥へと進めば景色も一変する。
建物は石造りから木造が主に変わっていき、どれもが今にも崩れてしまいそうだ。穴だらけの軒だったり柱が傾いた家も珍しくなく、何とか雨風を防げているといった様子だ。壁の板も腐っていたりしているものが多い。粗末な作りなりにもまっすぐ建っているだけの家が時折あるが、それだけでも立派に見えてくる。
平民街を含めて豊かな地域では家と家も整然と並んでいて、薄暗かったりゴミの臭いが充満していたりもする場所もあったが道自体はまっすぐ整備されていた。しかしここ貧民街は乱雑に家が立ち並び、すぐに行き止まりに行き当たったり何度も角を曲がったりと道を覚えるのも難しい。実際に、ギース以外はすでに元来た道をすっかり見失ってしまっていた。
「これは……凄いな」
「ええ……鼻がもげそうですわ」
風の通りも悪く、そこかしこに散らばったゴミが放つ悪臭に全員顔をしかめ思わず鼻をつまんでしまう。ネズミがちょろちょろと足元を走り回り、腐った仲間の死骸にかじりついている。
精神衛生上の安寧を求めてかフィアは無意識に空を見上げた。微かに見える空は夕焼けに染まっていて、しかし所狭しと並んだ家に遮られてまともに空も見ることもできない。
アリエスも勢い込んでやってきたが早くもうんざりしてきた。足取りも徐々に元気をなくしてきていて、その後ろを歩くシオンやカレンも顔を自然としかめていってしまう。
「あの方は?」
そうしていると、ふとアリエスは地面に寝そべっている人を見かけた。家の影になっていて腰から下しか見えないが、恐らくは男性だろう。酒を飲んでそのまま寝てしまったのか、そこから動く気配がない。
フィアとアリエスは揃ってその男性に声を掛けようとして近寄ろうとするが、二人をギースが呼び止める。
「おいコラ。勝手に歩くんじゃねーっつったろうが」
「でもあの方、あのままでは風邪を引いてしまいますわよ? 幾らまだ暑い季節とはいっても……」
「いいんだよ。どうせありゃ死体だからな」
「死体っ!?」
「ひっ!」
二人に遅れて近づこうとしていたカレンが悲鳴を上げて飛び上がり、顔を青ざめさせた。レイスはピクリと眉を動かすが動じた様子は無い。シオンは、その話が信じられないようでギースと倒れた男を交互に見遣り、しかしギースの様子から死体というのが本当であると知り唖然と男を見つめた。
「それは……確かなのか?」
「さあな? 少なくとも俺にはそう見えるがな。言っとくけどな、ここは世界でも底辺に近い場所だぜ? アイツが飢え死にかそれとも殺されたのかは知らねーけど、道端に死体が転がってんのも珍しくねえぞ?
やっとの想いで稼いだその日を生きる日銭が、次の瞬間には後ろから殴り飛ばされて奪われるなんてザラだし、パン一個で殺し合い一歩手前までいくのも珍しくねーんだよ」
「そんな……」
「ショックを受けるのは勝手だがな、この場所じゃあな、誰も彼もが生きるのに必死なんだよ。誰もが人生に絶望して、そのくせに意地汚く生にしがみついてんだ。生まれからここなのか、親から捨てられて行き着いた場所がここだったのかは知らねーが、ガキだって大勢居る。ガキだって迷い込んだ大人を刺殺しもするし、一人で敵わねーと思ったら数人で囲んで殴り殺しもする。罪悪感なんて、そんな大層なもんを後生大事に抱えちゃ生きられねぇからな。
ま、テメェらみてぇな恵まれた……いや、何でもねぇ。忘れろ」
カレンは俯き、アリエスは眉間に皺を寄せ下唇を噛む。いわゆるスラムと呼ばれる場所の存在は知っていたが、こうして足を踏み入れたのは初めてだ。ギースが語った内容と生きることの苛酷さを体現した死体を目の前にして言葉が見当たらない。
そんな二人を前にしてギースは頭を掻き、舌打ちをした。
悪い癖だ、とギースは内心で歯噛みした。ギースも育ったこの貧民街は、まさにこの世の底辺だ。フィア達に語った内容は一切の誇張もなく、むしろ控えめと言っていい。自分は運良くこの街から抜け出せたが、二度と足を踏み入れたくないと思った程にこの場所が嫌いだった。
それ以上に、この現実を知らずに温々とした環境で何不自由なく育ってきた連中が大嫌いだった。貴族など以ての外で、のほほんとした緊張感のない緩んだ顔や体型を見ているだけで反吐が出る。少なくとも、養成学校で「ダチ」達と出会うまでは。
不幸自慢をしたいわけではない。この街の現状を知ってほしいわけでも改善して欲しいわけでもない。ただ無性に、相手を「何も知らないくせに」と馬鹿にしたくなるのだ。それはずっと劣等感に苛まれてきたが故に、恵まれた相手に対して優越感を得たいだけの幼稚な行動だ。そう理解していても、すでに口癖となっていてつい「甘ちゃんには分からねぇ」などと口をついて出てきてしまうのだ。
「ちっ……ンなわけだからよ、ガキだと思って油断してっとブスリと刺されるから気をつけなって話だ。ニコニコしたガキから話しかけられても俺が相手すっからお前らは黙ってろ。いいな?」
「ギース様も」
皆の返事も待たず一方的にまくし立てて先を進もうとしたギースだったが、一番後ろを付き従ってきたレイスが不意に口を開いた。
「ギース様も、そうして生きてらしたのですか?」
「……さあな。昔の事は忘れたし、こんな肥溜めの生活なんざ思い出したくもねぇ」
振り向かずにそう言ったギースの声は、ぶっきらぼうでも怒りでもなく、ただひたすらに平坦だった。
ギース達は複雑怪奇な貧民街の路地を更に進んでいく。場にそぐわない小綺麗な身なりをした一行に、そこかしこの影から不躾な視線がぶつけられていく。暗がりの影からはギラギラとした眼差しが覗きこみ、しかしギースが視線で「手を出すな」と伝えると彼が「仲間」だと悟った彼らは興味を失ったように消えていった。
「ここだ」
そうしてギースは一軒の建物の前で立ち止まった。彼につられてフィア達は建物を見上げた。
長いこと風雨に晒されたままのせいで壁はどす黒く変色し、刃傷沙汰でもあったのか、目の高さの所には血しぶきが飛び散ったような跡がある。屋根もボロボロで今にも崩れ落ちてしまいそうだが、貧民街では珍しい二階建てで、これまでに見てきた家屋よりもしっかりした作りの為か随分とマシな建物に見える。
「ここにキーリさんが居るんですか?」
「昨日まではな。まあ早々に宿が見つかる場所でもねぇから今日もまだ居るだろ」
「宿なのか、ここは?」
「こう言ってはアレだけど、貧民街に泊まる人なんて居るの?」
「犯罪者とか訳ありで普通の宿に泊まれねぇ人間も居るんだよ。こんな場所なら衛兵も足を踏み込んできやしねぇし、踏み込んできても街の人間は協力しねぇからな。そういう訳あり人間にとっちゃ好都合な宿が一、二軒はある」
疑問を抱いたフィアやカレンに説明すると、ギースは「邪魔するぜ」と戸惑う事もなく宿の戸を押し開けた。
外も暗ければ建物の中はもっと暗い。日当たりの悪い場所にあり、更には窓も固く閉ざされているために足元も覚束なく、さながら幽霊屋敷だ。カレンは最後尾に回り、シオンの後ろをおっかなびっくりしながら入っていく。
「……なんだ、お前か」
「ひにゃぁっ!」
突然の声にカレンは悲鳴を上げて飛び上がり、シオンに抱きつく。突然後ろから抱きつかれたシオンもまた口から悲鳴やらその他出てはいけないものが飛び出しそうになり、しかし辛うじて堪えた。
驚く二人とは違って、前を歩くフィア達は落ち着いて声を掛けてきた男を見た。
薄汚いカウンターの奥に男は腰掛けていた。短髪の頭には白髪が目立ち、汚れて黄ばんだTシャツを着ているが、貧民街の人間にしては比較的ガッシリとした肉体を保持している。だがそんな体つきとは裏腹に目には覇気が無かった。
頼りないろうそくの灯りの元で、何処で拾ってきたのか分からない汚れた新聞らしきものに目を落としている。ページを捲る度に椅子がギシギシと、今にも壊れそうな音を奏でている。
「ああ、仲間を連れ戻しにきた」
「……ちょっと前に転がり込んできたあのガキの知り合いか」
「やっぱりキーリはここに居るんですのね?」
「名前は知らんが、腐りきった目をしたガキなら数日前から泊まっている」
男の返事にアリエスとフィアは胸を撫で下ろした。
「そうかよ。なら邪魔するぜ」
「暴れん限り勝手にしろ。連れ戻すなり刺し殺すなり好きにやれ。ただし備品を壊したり汚したりしたら許さん。弁償金を払うなら少々のことには目を瞑ってやる」
「けっ、ンなとこに弁償するほど価値があるもん置いてんのかよ?」
「使えそうなもんを拾ってくるのも骨が折れるからな」
感情のこもらない平坦な声色のせいで冗談かどうかが良く分からない。その返事にギースは舌打ちをして応えた。
「分かったよ。部屋は二階の一番奥だよな?」
「ああ。連れ帰るならそのガキに伝えといてくれ。前金の返金には応じないってな」
「相変わらずケチくせぇ野郎だな」
「それが商売だからな」
男は結局最後までギース達の方に向き直る事無く、それきり黙りこんで新聞のページを捲った。
最後にもう一度舌打ちすると、ギースはフィア達を顎でしゃくって二階へ向かい、彼女たちも後ろに続く。階段の床板もあちこちが腐っていて嫌な汗が出そうな悲鳴をあげている。踏む場所を気をつけないとすぐに踏み抜いてしまいそうだ。
「先ほどのご主人とは知り合いなのか?」
「知り合いって程じゃねぇよ。昔からここで宿を開いてる酔狂な人間だって有名人だからな。未だに名前も知りやしねぇ、単なる顔見知りってとこだ」
「お名前も存じあげないんですの?」
二人のやり取りを見ていれば付き合いも長そうなのに。そう思ったアリエスが不思議そうに尋ねた。
「さっきも言った通りこの街じゃ訳ありの人間も多いし、そもそも他人なんざ蹴落とすか金づるかの二種類としか認識されねぇ。他人の名前を聞かねぇのが暗黙のルールみてぇなもんだ」
「……寂しくて、辛い場所ですね」
「言っとくが同情はすんなよ、シオン? ンな顔して外に出ると真っ先にカモだと思われてターゲットにされっから気をつけな」
この街の人間は同情と共感から金の匂いを嗅ぎつける。ギースにそう言われてシオンは下唇を噛み締めた。
「ここ、か……」
ギースはキーリが居るだろう部屋の前に着くと、脇に避けてフィアとアリエスに前を譲った。ここからはお前らがどうにかしろ、という意思表示なのだろう。二人は互いに顔を見合わせて頷き合うと、フィアが扉をノックした。だが、中からの反応は無い。
「不在、なんでしょうか……?」
「アイツなら確かに何処かで鍛錬を積んでそうだがな」
「ただ単に寝てるだけじゃねーのか?」
もう一度、今度はアリエスが強めにノックするがやはり反応は無い。どうしたものか、と思いながらフィアは試しにドアノブを回してみた。扉がゆっくりと押し開き、しかしすぐに壁から伸びたフックが引っかかった。
「……中には居るらしいな」
「ちっ……おい、キーリ! 寝てねぇでさっさとここを開けやがれ……」
またこんな場所まで案内するのはゴメンだ、と苛立ったギースが中に向かって怒鳴りながら戸を殴りつけた。すると、ガチャンという音と共に鈍色のフックが壁の板ごと外れ、ギギィ……という軋み音を立てて扉が開いていった。
「……開いたぜ?」
「はぁ……弁償金はワタクシが立て替えておきますわ」
「金持ち貴族様なんだから受け持つくらいは言えよ」
「壊してまで入るつもりはございませんでしたもの」
とはいえこれは好都合。勝手に部屋に入るのは気が引けるが、ギース同様にここまで来て引き返すのは避けたいというのは皆の共通認識だ。六人は静かに部屋に踏み入った。
直後、ギースとレイスを除く四人は漂う悪臭に思わず鼻をつまんだ。明かり取り用の木窓は閉ざされていて光と同時に空気の流れも遮断されているためか淀んでいる。部屋中にアルコールの臭いが充満しており、床にはそこら中に空き瓶が転がっていた。部屋に備え付けの粗末なトイレの扉は壊れていて、不快な臭いをそこら中に撒き散らしている。
「これは……中々に強烈な臭いですわね」
「この酒瓶もキーリが飲んだものか……?」
ここにキーリが滞在を始めてどの程度かは分からないが、転がる瓶の数は並大抵の量ではない。ラベルを見ると、どれもが酒とは名ばかりでアルコール度数の強いだけの安酒だ。数えるのも馬鹿らしい程の瓶を見れば、そんなものを日常的に浴びるように飲んでいるのが容易に想像できた。
「どんだけ酒に溺れてんだよ、アイツは」
「むむ、未成年なのに……キーリ君はお酒に強いんですか?」
「さあ……普段酒を飲んでる姿はあまり見かけなかったが……」
「シオン様の食堂にお邪魔した時はそれなりのペースで飲んでおられましたからそれなりにはお強いとは存じます」
フィアは以前にシオンと友人になった時の事を思い出す。その時は余り気に留めていなかったが、確かに相当量を飲んでいた気がする。しかし、その時の口ぶりからは、普段は酒を楽しんでいるように思えなかった。
良くない酒の飲み方をしていることにフィアは表情を歪めた。尋常では無い。とりあえずは事情を聞こうとフィアは一番奥のベッドへと脚を進めた。
「なんだ、やっぱ寝てるだけじゃねぇか」
ギースの言う通り、シミがあちこちにできた不衛生なシーツの上でキーリは寝ていた。近づいて顔を覗き込む。その寝顔は、到底穏やかとは言い難かった。
全身に汗を掻き寝苦しそうに寝返りを打つ。眉間には深い皺が寄り、疲れを癒やすための睡眠が彼にとって苦痛であるかのようだ。
「キーリ……」
「…ぁ、ぁ、うぅぅ……」
途切れ途切れに苦しげな呻きが漏れ、髪が張り付くほどにびっしょりと汗を掻いている。なのに微かな光でも分かるくらいに顔色は青白い。血の気が無く、動いていなかったら死人の様だ。首筋には赤い痕が残っており、そこに意識が向いているとキーリの手が首を強く掻きむしった。
「……レイス、悪いが水をもらってきてくれないか? それと、何かタオルの様な物は持ってないか?」
「承知しました。今しばらくお待ち下さい。タオルはこちらをお使いくださいませ」
「ありがとう」
レイスは何処かからか取り出した白いタオルをフィアに手渡し、自身は部屋を出て行った。
フィアは、苦しそうに呻き続けるキーリに心を締め付けられるような感覚を覚え、起こすべきか迷った末にせめて少しでも楽に、との思いから汗を拭おうとタオルをキーリの額に伸ばした。
その瞬間、眠っていたキーリの目が見開かれた。
「ああ、起こしてしまっ……!?」
眠りを邪魔してしまったことに対して謝罪を口にしかけたフィアだったが、言葉を続ける事が出来なかった。
気がついた時にはキーリの白い腕がフィアの口元に伸びていた。顎の骨が砕かれそうな力で捕まれ、そのまま床の上に押し倒される。
「フィア!」
キーリは押し倒したフィアに馬乗りになると、枕の下に隠しておいたナイフを素早く取り出した。
フィアはキーリの目を見た。そして頭の芯まで凍りつくのを自覚した。
ぞっとするほど怜悧な視線だった。濁りきった赤い目には何も写っていない。映っているのは一瞬で理解できる程の憎悪だ。世の中を全て憎んでいるような、そんな昏く深い負の感情が溢れ出していた。
これ程の感情を人が放てるのか。これほどに強烈な憎しみを抱くことが出来るのか。人はこれ程までに苦しみに焦がされるのか。
刹那の瞬間にキーリが抱く昏さに飲み込まれる。そしてその後に湧き上がるのは恐怖。同時に上手く形容できない熱い怒りがこみ上げてきた。
何故にここまで彼が苦しまなければならない? 何故に人を恨まなければならないのか?
彼が何をしたというのだろうか。幼い彼がどのような罪を犯したというのだろうか。感情が溢れ、答えの無い疑問が膨れ上がる最中でフィアは言い知れない苦痛を覚え、悲しくなり、怒り、それらから逃れようと視線を彷徨わせた。そして、今にもナイフを自身に突き立てようとするキーリの眼を覗き込んだ。
その直後、フィアの脳裏に映像が溢れかえった。
次から次へと、コンマ数秒にも満たない刹那で、同時に何十枚という絵が記憶を埋め尽くしていく。一つ一つが鮮烈な感情を伴っていて、どれもがフィアの記憶に無いものだ。フィアの知らない人たちが優しい視線を、絵を見ているフィアに投げかけていく。そして――燃え盛る業火の中で彼らが消えていく。その中には、先日よりもまだ若く幼さを残した聖女の姿があった。
2017/6/4 改稿
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