11-3 さまーばけーしょん(その3)
第42話です。
宜しくお願いします。
<<主要登場人物>>
キーリ:本作主人公。体を巡る魔力は有り余っている反面、各要素魔法との相性が壊滅的に悪い。魔力の制御を磨くことでかろうじて第五級魔法程度は使えるが攻撃としては使えないため、主に人間離れした膂力で戦闘する。
フィア:赤髪の少女でキーリ達のパーティのリーダー格。炎神魔法が得意で剣の腕も学内でトップクラス。欠点は、可愛くて小柄な男の子を見ると鼻から情熱を吹き出すこと。
レイス:フィアに付き従うメイドさん。フィアは友達だと考えているが、レイス自身は一線を引いている。フィアの鼻から情熱能力を植えつけた疑惑あり。
シオン:魔法科の生徒で、キーリ達のパーティメンバー。攻撃魔法と運動が苦手だが頑張り屋さん。
ユキ:キーリと共にスフォンへやってきた少女。キーリとの付き合いは長いらしい。変態。
アリエス、カレン、イーシュ:キーリとフィアのクラスメート。いずれも中々の個性派揃い。
シン、ギース:探索試験でのアリエスのパーティメンバー。二人はマブダチ。
何故かあった白黒ボーダーの囚人服のような水着服に着替えさせてユキの魅力を全力で消去した後、キーリ達は海を満喫した。
当然ながらフィア達は海で遊んだ事は無い。なので最初はどう過ごしていいか分からなかったが、そこは曲がりなりにも現代日本で生きてきたキーリである。キーリ自身は殆ど海で遊んだ記憶は無いが、多くのメディアで夏の過ごし方を眼にしてきている。
木陰で潮騒の音を聞きながらのんびり寝そべって休んだり、海の中に入って男連中でプロレスもどきをしたり、地神魔法で掘った穴にイーシュを埋めたり。或いは泳ぎ方を覚えて遠くまで競争したりと、最初は水に入るのにもおっかなびっくりであった一同も一、二時間も経つ頃には銘々に海を楽しんでいた。
「海というのは初めてだが、こういった暑い日には悪くないものだな」
背後から飛びかかってきたイーシュを背負投の要領で水面に叩きつけながら、フィアはそう言ってリラックスした笑顔をキーリに向けた。
そうして結局、その日は一日海で遊ぶだけで終わったのだが、帰り道では誰もが満足そうに笑っていた。
だがそこはイーシュを除いて真面目な人間の集団である。翌日からは合宿の名にふさわしくキッチリと時間によって遊びと訓練を分けての毎日が始まった。
涼しい午前中に剣術や魔法、体力づくりなどの体を使った訓練を行い、日が昇っては海や近くの林で遊んだり、体を休めたりと思い思いの時間を過ごす。そして夜になれば有能なキーリやアリエスたち講師陣による座学である。
「つまり、だ。ここの円周が魔力の流れを表していてだな……」
「ふむふむ……なるほどな。だがここは……」
「zzz……ふぎぃっ!?」
「誰が寝ていいと仰って?」
勉強が嫌いなイーシュなどは昼間の疲れと相まって即座に眠りに落ちたりしたが、スパルタな教師によって強制的に覚醒。出された課題を間違えれば肉体で覚えさせられるという、現代日本では到底許されない、むしろイーシュだからこそ許される地獄のような時間が繰り広げられていた。
そうした充実した日々が数日続いたある日。
「う、ぎ、くぅ……」
「ほらほら、どうした? もう制御が乱れてきてっぞ?」
キーリの持つ木剣がシオンに向かって振り下ろされる。シオンは息を切らせながら自身に迫るその攻撃を辛うじて避ける。だが避けた直後にまた別の方向から新たな剣戟が襲いかかってくる。シオンはその一撃を、手に持った木の棒で何とか受け止めるとキーリから距離を取った。
今二人が行っているのは、シオンの避ける訓練だ。同時に、魔素を如何に上手く制御するかの訓練でもある。
シオンの魔力は人並み以上にある。水神魔法や風神魔法といったいわゆるデバフ系の魔法の制御は得意だが、一方で自身の体躯を巡る魔素の制御は苦手だ。というよりも、これまで殆ど訓練したことが無かった。
魔力で補助をすることで人間の動きを底上げできるというのはよく知られた事実だ。筋肉の少ない女子供が容易く岩をも砕く、などという真似までは出来ないが適切な箇所に適切な魔力の流れを与えれば、か弱い女性でも魔力をもたない大男をあしらうくらいには動きを向上できるポテンシャルはある。だがそれを実践できる者もしようとする者も少ない。
それは偏に制御の難しさと、運動能力の底上げ量が難易度に見合わないと思われているからだ。自身の運動能力を底上げし、かつ魔法も同時に行使するなど、とてつもなく精密なコントロールが要求されて通常は実戦には不向き。魔力があるのであれば単純に魔法の制御に労力を注いだ方がよほど効率的だし、動きを改善したいのであれば純粋に体を鍛える方が早い。
中には無意識に魔力で底上げできている者もいるが、それは持って生まれた才能と体質のおかげだ。体に巡らす魔力量は少ないとはいえ、それができているフィアやアリエスはそういう意味で間違いなく天才だ。
もっとも、キーリからすればその常識は間違っていると言わざるを得ない。本当に精密に制御ができ、かつ十分な魔力を保持していれば魔力の補助はとんでもないポテンシャルを秘めているのだから。
「はぁ、はぁ……」
では何故それをシオンが実践しているかと言えば、キーリの講義を聞いた彼が望んだからである。
攻撃魔法が使えないため、敵に接近されたらそのままでは為す術なくやられるだけであることにシオンは危機感を抱いていた。せめて敵の攻撃から逃げ切るための手段を持ちたいとキーリやフィアに相談して、彼らから提案されたのが自身の体の魔力制御――自己制御だった。
そもそも攻撃魔法を使わないのであれば、一旦戦闘に入った後には自己制御に集中すれば良い。敵に対抗する手段に乏しいシオンにとって相性が良い方法だ。
だが、だからと言って幾らシオンでもそう簡単に身につくものではない。ましてキチンと制御するには常に動き続ける自らの身体を正確に把握する必要がある。
最近の訓練で体力はそれなりについてきていたはずのシオンだが、たった数分のキーリの攻撃を避け続けただけですでに体力は底を尽きそうで、無駄に多量の魔力を使用しているために魔力自体も枯渇寸前だった。
「ちょっとは息は整ったか? んじゃもういっちょ行くぞ」
少しシオンの呼吸が落ち着いてきたのを見計らってキーリは再度攻撃を仕掛けに走った。しかしその速度は普段のキーリからすれば相当に遅いものだ。
木剣を横に薙ぐ。その速度も本気時の数分の一程度。フィアから見ればスローモーションにも思える。だがこうした近接戦闘に慣れていないシオンにしてみればそれすらも脅威だ。
「うっ……」
脚になけなしの魔力を注いで後退。かわした瞬間に別方向から飛んで来る攻撃を、腕に魔力を注いで受け止める。その攻撃は、今のシオンにとっては重い。
「ほい、足元がお留守だぜ」
「うわっ!?」
腕に意識が集中した瞬間を見計らってキーリがシオンの脚を払い、シオンの体がひっくり返る。
背中を強かに打ち付けて息が詰まる。かはっ、とシオンの口から空気が逆流して突然変わった視界に脳が混乱した。そんなシオンの首に木剣の剣先が添えられ、その少しヒンヤリした感触にまた自分が負けた事を自覚した。
「それまで」
横で動きを観察していたフィアが声を掛け、キーリは木剣を肩に担いで右手でシオンを立たせた。シオンはドッと押し寄せてくる肉体的な疲労と、減った魔力による倦怠感、それとずっと制御に気を遣い続けていた精神的疲労感に思わず深い溜息を吐いた。
「今日はここまでにしておこうか」
「そうだな。これ以上やると逆に危ないし、集中するのも難しいだろ」
「すみません……せっかく訓練に付き合ってくれてるのに……」
「謝る必要は無いさ。何事も始めの頃はこうしたものだからな」
「そーそー。むしろ練習を始めて数日でここまで動けるんだからスゲーくらいだぜ」
「でも……やっぱり悔しいですね。魔力の制御には少し自信があったんですけど」
表情に悔しさをにじませるシオンだが、キーリは笑ってシオンの柔らかい髪をワシャワシャと撫でた。
「魔法の制御とはまるっきり別モンだからな。しゃーねぇよ」
「やってみて初めて分かりましたけど、他の人がこれをしようとしないのがよく分かります。それを完璧に操るんですからやっぱりキーリさんは凄いです。尊敬します」
「よせよ。おだてたって何もでねーし、完璧でもねぇよ。何年もやっててもまだ改善の余地はあるんだからな」
照れたようにそっぽを向くキーリ。フィアは二人のやり取りを微笑ましく見ていたが「さて」と話題を変える。
「せっかくの訓練だ。キチンと反省はしておこう。キーリから見てどうだった?」
「そうだなぁ……」顎に手を当て、キーリは考えこむ仕草をした。「避けるのに意識が行き過ぎて、やっぱり自己制御が疎かになりがちだったな。避ける瞬間に手足に無駄に魔力を使いすぎてて、だから余計に体力も減っちまう。
避けるのも大事だが、これはどちらかと言えば自己制御の訓練だからな。痛いのが嫌なのは分かるが、当たってもいいから制御を優先した方がいいと思うぜ? 自己制御は一朝一夕には身につかないからな」
「分かりました。自分でも分かってるんですけどね……難しいです」
「なら普段から自分の体の筋肉の何処が使われてんのか意識してみるといいぜ。立ったり座ったりって動作の時だけでも自分の動きを意識して、そこに魔力を注ぐようにするんだ。自己制御で大事なのは、如何に自分の体の動きを詳細に理解するか、だからな」
頷くシオン。そんな彼をいつの間にか、ぬいぐるみ相手にするようにシオンを後ろから抱きしめ、情熱を垂らしているフィアも真顔で頷く。何ともシュールである。
「ふむ、自分の体を理解する、か。それは私達にも共通して応用できそうだな。早く、正確に剣を振るにしても体の何処にいつ力を込めるかというのは重要なファクターだからな」
「そうだ。自分の動きを体の末端まで理解するってのは戦う上で俺は最も重要だと思ってる。
で、フィアからは何か指摘は無いか?」
「私から言えるのは、やはりシオンの動きには無駄が多すぎるというところだな。まだ経験が浅い故に仕方ないことだが、一々避ける際の動きが大げさ過ぎる。相手の攻撃をしっかり見て、剣の軌道を見極めさえすればほんの数歩、極限では一歩動くだけで交わす事はできるのだから」
「……難しいですね」
「何も私もそこまでシオンに要求しているわけではない。だが、無駄な動きは次の対処を難しくする。実際に今だってキーリの一撃一撃は早くなかったが、連続して繰り出された攻撃にすぐに追いつかなくなっただろう? 可能な限り無駄な動きを削ぎ落とそうとする努力は続けなければならない。そうすれば体力の消耗も抑えられるし、相手の動きを見る余裕も生まれるからな。
それからキーリだが」
「うげ、俺にまであるのかよ?」
「当たり前だ」フィアは腰に手を当ててわざとらしく呆れて見せた。「お前はお前で動きが雑だ。シオン相手に手加減しているから難しいのだろうが、ゆっくりとした動きの中でこそ当人の技術の質が如実に現れるものだ。普段の剣速であれば最短に近い軌道を描いているが、今日は無駄が多すぎるし歩法も適当過ぎる。シオンの訓練ではなく自分の訓練だと思って鍛錬を心がけるべきだ」
「うへぇ、厳しいお言葉で」
キーリは顔をしかめてペロリと舌を出した。ふざけた態度だと受け取ったフィアが柳眉を僅かに逆立てるが、キーリが「悪い悪い」とすぐに謝罪したことで矛を収める。
「だけどよ、歩法なんて俺今まで習った事ねーんだけど?」
「なんだと? しかし、普段私と戦っている時はキチンと理に適った足運びが出来ているぞ?」
「あー、習ったことはねぇけど、一応無駄な動きを省くように何となくの感覚で積み重ねてきたもんだからな。理屈の積み重ねがねーから、普段とペースが違うと乱れるんだろうな、たぶん」
「……これはシオンと一緒にキーリも訓練が必要だな」
フィアは溜息を吐きながら、この合宿におけるキーリの教育リストを頭の中で更新した。
すると三人の近くにある茂みがガサリと音を立てた。
「訓練は終わったかな?」
「ユルフォーニ君?」
声を掛けるタイミングを見計らっていたのだろう。シンは三人の会話が途切れるの同時に木陰から姿を現すと、手を挙げて朗らかに笑った。その後ろには黒いシャツに身を包んだギースの姿もある。相変わらずブスッとした態度だ。大方シンに強制的に連れて来られたのだろう、とキーリは思った。
「シンか。そちらの訓練は終わったのか?」
「ええ、終わりましたよ」
そう言うと、着ているラフなシャツの下で大胸筋がピクピクと動いた。ツッコミ待ちだろうか、とキーリは思案するがフィアは気づいていないのか「充実した訓練ができたようで何よりだ」とスルーして話を続けた。
「それで、何か用か?」
「……ええ。これから近くの村へ買い出しに行くのですが、キーリ君にも荷物持ちに付いて来て欲しいと思いまして」
一瞬残念そうに視線を落としつつも、シンは用件を告げる。と、ギースが不機嫌そうに口を開いた。
「コイツ誘うなら別に俺は居なくてもいいだろ」
「女性陣がせっかく料理を作ってくれてるんだ。そんな中で一人お前が寝てるばっかりだと都合が悪いだろ」
「イーシュの野郎はどうなんだよ?」
「……彼にはもう少し勉強を頑張ってもらわないといけないからね。というか、アリエス様が彼を離そうとしないんだ」
「……確かにアイツ、できない子を教えるの好きそうだしな」
苦笑いを浮かべるシンを見てキーリは何となくその情景が浮かんだ。
泣き言を言いながら机に向かうイーシュと、その後ろで木剣を持って立つアリエス。間違えたり言い訳をしようものなら、アリエスが楽しそうにビシバシと叩いて高笑いを上げるのだ。
「……イーシュもご愁傷さまだな」
「普段から勉強しておけばいいものを、隙さえあればすぐにサボるからな。自業自得だ」
眼を閉じて哀悼の意を捧げるキーリ。その隣でフィアが処置なしだ、とばかりに首を振りシンは苦笑いを浮かべた。
「というわけなんですが、どうでしょうか?」
「俺は別に構わねぇよ」
「あ、僕はどうすればいいですか?」
「シオン君は……そうですね、レイスさんとカレンさんの手伝いをお願いします。レイスさんが居れば食事は問題ないんでしょうが、カレンさんは……」
「ああ……アレはな……」
カレンの料理に話が及んだ途端、その場に居る全員が顔を青ざめさせた。
悲劇が起きたのは二日目の夜の事だった。
冒険者という職業は、数日間に渡って迷宮に潜ることもある。なので料理も冒険者としての嗜み、ということで二人ずつ日替わり当番制で料理を作るというのは予め決まっていた。そしてその日の当番はギースとカレンであった。
スラムで長いこと暮らしていたギースは、料理と呼べる程では無いが最低限の調理は出来る。味に拘りなど無く、食えりゃ何だって良いという彼の考えが色濃く反映された料理は見た目はそれなりで味も「確かに不可ではない」という具合であった。
食べられない程では無いが腹いっぱい食べたいかというとそうでもない。一同が同じような感想を抱き、女性の手料理ということで期待が高まっていく中で出てきたのがカレンの料理だった。
丁寧に盛り付けられたサラダに、野菜たっぷりのスープ。限られた食材の中で彩りまで考慮されたそれはカレンの性格をよく表していて、見た目からして味の方も期待させるものだった。
「その、自分でキチンと料理するの初めてだったのでお口に合うか分かりませんけどぉ……」
「謙遜しなくても宜しいんじゃなくて? 十分美味しそうですし、とても初めてだとは思えませんわ」
当然、内心でギースの料理に不満を持っていた全員はカレンの料理に飛びつく。恥ずかしそうに顔を染めるカレンを微笑ましく思いながら、それぞれ自分の皿によそうと一斉に口に運んだ。
「いただきまーす」
最初に口に含んだのはユキだ。初めはモキュモキュと美味しそうにサラダを噛んでいたが、二、三度噛んだ後に美味しそうな顔をして――そのまま卒倒した。
「どうした、ユキ?」
「なーにふざけてんだか……」
呆れながら続いて口にしたのはキーリ。
「 」
――これは、口にしてはならないものだ。
そう伝えようと口を開こうとする。だが脳内の回路が逝かれたのか、キーリの眼がグルリと白目を剥き、伝えることなく意識が刈り取られたのだった。
その後もフィアにシン、ギースと次々に倒れていく。幸いにもアリエスとシオンが口にする前だったのですぐに回復魔法を掛けてもらい意識を取り戻したが、カレンには二度と料理をさせないと全員一致で即座に可決されたのだった。
そんな中でカレンだけが自分で作った料理を普通に食べ続けている姿が、一層衝撃的な記憶であった。
「……アレは強烈だった。クルエの薬より遥かに強力だったよ。味覚が回復したのが奇跡だと本気で私は思う」
「デザート類は上手なのになぁ、アイツ。何処でどう味覚が歪んだんだか」
「キーリさんやフィアさんが次々に倒れていく様子は怖かったです……」
思い出しただけで舌がしびれて胃が痛くなる。思わず腹をさすりながらキーリはシオンの頭をポンポンと叩く。
「てわけなんで、シオンはレイスを手伝うついでにカレンが余計な事しないよう監視しといてくれ」
「分かりました。それじゃフィアさん、行きましょう?」
自分を人形の様に後ろから抱きしめているフィアの手を解きながらシオンは促した。だがフィアは、しばし俯いて考える素振りをしてシンに尋ねた。
「出来れば私も村に行ってみたいのだが、付いて行ってもいいだろうか?」
「え? ええ、もちろん構いませんが……少し距離がありますよ? それに余り見るものも無いかと思いますが」
「構わんさ。せっかくこういった場所に来たのだから、ここらの生活の様子を見てみたいんだ」
「物好きだな、アンタも。のんびりお姫様みてぇにここで待ってりゃいいのによ」
「なに、何だかんだ言いつつもシンと友誼を結び続けているギース程ではないさ」
ギースの言葉に軽く肩を竦めて返すフィア。軽く受け流されてギースは小さく舌打ちするとそっぽを向いてしまった。
「さて、それでは行きましょうか。何もないところですが、のんびりとしたのどかな場所で、村の方達も良い方ばかりですからフィアさんもきっと気に入ってくれると思います」
そうしてキーリ達はシンの先導の元、村へと出かけていった。
2017/6/4 改稿
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