1.2親族バンド
親族バンド
家族システムの中でも核家族はその単純さから非常に弱い家族型である。
理由は家族の構成員数が少なく、大人に限れば夫婦の2人しかいないためだ。
この家族型を継続させるためには外部からの支援が必須となる。
原初の当時、その支援は親族網が提供していた。
原初人類や未開地域の集落は数戸から数十だが、隣接する集落と繋がりがある。
その絆こそは近親の親族である事だった。
最大1000人程度、100から数十の隣接する親族集団を親族バンドという。
古代人はこの括りの中で生活をし、生きていたのだ。
近親婚もイトコまでは忌避されるが、それ以上の親等の親族から選別されていたのだ。
古代人の一生
古代人類の一生のもっとも典型例を考えると以下のようなものだろうか。
十数戸程度の核家族がより集まった集落に生まれ落ちる。
父母からは避妊の概念もないため子供が産まれ続ける。
狩猟採取の生活ではあまりに多くの人員が養えず、かつイトコ婚が忌避される。
このため定期的に近隣の親族バンドで話し合いがあるのかもしれない。
その中で婚姻に適した年齢の子供のリストアップとマッチングが行われる。
婚姻はイトコほど近親ではないものの、親族バンドのなかで見つけられるだろう。
娶されたカップルは複数集落を構成する親族バンドの縄張りの中で見守られる。
おそらく良い狩場は若いカップルに譲る等の処置はとられたのではないか。