5.フレッシュハーブのソースです。
ご覧いただきありがとうございます。
難しい顔をしていた叔母は、家に入ると今度は怖い顔をしてブツブツ言っていた。
聞こえてくる声を拾うと、私の引き取り先探しが難航しているようだ。
近隣住民にも何かひどい事を言われたようで、呪詛のような声が止まらない。
ここは子供らしく、明るく声をかけてみますか。
「おかえり、叔母さん、ハーブいっぱいとったよ」
にっこりと笑ってみる。
「あら、ただいま。すごいわね!折角だから今日のお昼ご飯に使おうか?手も泥だらけだね。手を洗いましょうね」
私が声をかけると、いつもの叔母に戻ってくれた。
二人で一緒に手を洗い、叔母が机の上に置いてある物をザーっと端に寄せて、机を拭いたら、用意したまな板の上でエシャロットとニンニクを刻んでいく。
速度が料理人のソレ
私は小さいまな板で水洗いしたバジルやら、パセリやら、ローズマリーやら、セージやらを
細かく刻んでいく。
まな板も包丁も小さいし、時間がかかる。
別に、もともと料理上手じゃないしね。フードプロセッサーが欲しいです。
叔母は包丁だけでもうペースト状だ。
「ノラは包丁使うのも上手ね!」
いやいや、叔母さん程ではありません。
全部細かくなったら、綺麗なビンに入れて塩とオリーブオイルを入れて完成
綺麗な緑色のハーブソース!!
実に使用したハーブ8種類
加熱してないのでまさに真緑だ。
薪オーブンで少し焼いたパンに乗せて食べた。
お口の中がハーブ園!!ニンニクとの融合がすごい。
至福。
美味しい物を食べれば、嫌な事も忘れるよね。
食後に叔母に庭をみてもらう。
イングリッシュガーデンみたいにナチュラルもいいけど
ボーダーガーデーンのが実際使いやすいよね、
ブリキの缶とか置いて、ジャンクな感じもやってみたい。
今回はハーブの高さの違いを意識して切ってみたり
可愛く円形に囲ってみたり我ながら頑張りました。
家庭菜園とかもやってみたいな。
「天才?」
天才ではないけどそれなりに見れるとは自負している。
「うちの姪は天才、庭師になれる!」
なれません、それはプロの人に怒られる!
オーブンで手の甲を火傷して、心配されたので、回復力がすごいんだよね!と訳のわからにことを言いました。