狩りの終わりと現実と
《兎肉を4個、手に入れた。》
《兎の毛皮を2個、手に入れた。》
《兎の着ぐるみを手に入れた。》
「あれ?手に入れたアイテムってどこ行ったんだろ?」
「それなら艦艇の倉庫の個人のカーゴに自動的に入る設定にしてある、嫌なら設定を元に戻すけど?」
「「いや、便利だからそのままで。」」
「暗くなってきたな、リアルだと12時位かな? 2人とも、街に帰って、売る物 売って、リアルで昼飯にしよう。午後からは雀部と合流だな。」
「戦利品、全部売っても5000W宿代位か………。狩りだけじゃどうにもならんな。」
「お兄ぃLOGOUT、どうする?宿泊まる?」
「金がかかるぜ?」
「トータスの中に狭いが個室がある、そこのベッドでもできるよ。」
「艦艇って便利だね?」
「オプションつければ機体の修理もできるよ。うちには、機械工の住人もいるしね。」
「「何で?」」
「技能ランダムしたらそう言う技能が当たった。」
「まぁ、とにかくLOGOUTしよう。」
現実に戻って来たフルヘルメットと両手両足に着けたセンサーバンドを外す。
ベッドから降りて、身体をほぐし自室を出る。
一階に降りると 在宅ワークをしている母が昼食を作っていた。
俺、アオイこと東竜寺 蒼汰は4月生まれの高校一年生、妹の翆蓮は、2月生まれの同じく高校一年生、母は台湾出身の日本人とのハーフ、父は日本人の4人家族だ。
ワイルドワールドアドベンチャー略してWWAは、誕生日兼高校入学祝いとして親に買って貰った。
2人分で10万近くなる。
生活費は大丈夫かと聞いたところ両親は、結構稼いでいるらしく問題無いと言っていた。
昼食はペペロンチーノとサラダだった。
食事中雀部と虎枝からメールが来た。
雀部からは、午前中の事を尋ねられたので小型の敵に苦労した事を伝えた。
虎枝からは、午後 急用が出来たので次の参加は、夜になると言う内容だった。
ゲームは、現実の6時間で1日になり最初と最後の1時間づつが夜の時間だ。
午前7時から午後1時
午後1時から午後7時
午後7時から午前1時
午前1時から午前7時
で4日間つまり午後2時までは、ゲーム内は夜または、早朝になる。
俺たちは、2時までに雑事を終わらせ、再びLOGINした。