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絶対零度の笑い声

あらすじ

勇仲は命からがら、蜂須賀学園からの

脱出に成功した。

 侵入者の逃走から数十分。戸が枠から外れた蜂学の視聴覚室。

「部外者がなんか探ってたんだと」

「まさか、()()()()がバレたのか?」

 駆けつけた職員達はお互い目を合わせようとせず、顎や唇を震わせている。

 そんなことには目もくれず、蓮川あり奈はずっと椅子に座ってニヤニヤしながらスマホと睨めっこを続けていた。

「あら? もうこんな時間」

 気がついたら窓の外は真っ暗。

 でもそれは仕方のないこと。

 ネットサーフィンをしている時が、動画を見ている時が、ショッピングサイトを漁っている時が、蓮川あり奈にとっての至福の時なのだ。

 通信手段としてのみならず、お財布、テレビ、音楽プレーヤー、カメラにもなる。彼女にとってスマートホンこそ人類最大の発明だといっても過言ではない。

「どこまで追いかけていったのかしら?」

 用心棒達は未だに帰ってこない。

 蓮川は悟った、彼らが侵入者を取り逃がしたことを。

 侵入者がどこの誰かはわからない。何を探っていたかもわからない。


 ――――――――心当たりがありすぎて、どの件を探っていたかがわからない。


「くすっ」

 それでも蓮川はうろたえたりしない。この蜂須賀学園で彼女の思い通りにならないことなどないのだから。

「ネズミを取り逃がした彼ら、どうしてあげようかしら。くすくす……くすくすくすくすくすくすくすくす……………………」

 蓮川の口からこぼれ落ちた狂気に満ちた笑い声だけが、静かな夜の視聴覚室から響き渡っていた。


今まで更新した中で一番短い章でしたね。

たまにはこんなのもありでしょう。

蓮川のことも含め、物語の謎の部分が少しずつ明らかになります。

お楽しみに!




2021年8月7日土曜日にて修正

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