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【連載版】TS幼女は神様に都合良く使われる  作者: まい
2章 TS幼女は元同級生から迫られる
26/30

TS幼女の設定備忘録 ※ネタバレ有りにつき注意

 ひとまずこれで、最終回。


 章の最終回か、全体の最終回かは、次のネタが受信できるかどうか次第。



 …………と書いたけど、おまけで幾つか書いてしまっているので、やはり章の最終回扱いとなる。


※足りないと思われる項目等がございましたら、感想などを使って指摘・注文をお願い致します。

まず人物



TS幼女


 主人公。 一人称「俺」 メス堕ちはしない。

 手垢ベッタベタな、元どこにでもいるDKだった設定。

 異世界の女神に魂だけ連れ去られ、地球には急性心不全チックな体だけ置き去りにされた為、死亡判定された。


 異世界の女神から寄越された容姿はやり込んでたゲームで、主人公がキャラクターメイキングした物。

 薄ピンクでポニテでアホ毛の付いた髪。 青目。 身長最小設定。 バストサイズ最大設定。

 身長は読者様の妄想範囲でどうぞ。

 個人的には120~140センチ辺りを想定。

 ゲームキャラの時は風とか風の抵抗を演出する程度の動きしかしなかったアホ毛が、異世界へ転生して以降感情直結で自律的に動く様になった。

 ちなみに、なぜ女神から目をつけられたのかと言えば、異世界に一番近いシステムのゲームをやり込んでいたから。


 異世界転生時にもらったのは、そのゲームキャラ(外見幼女)の体と【無限インベントリ(容量無限アイテム欄)】【言語理解】と言ったベタな物。

 あとゲーム中で手に入れた全ステータスと装備含めたアイテムと所持金。

 そしてレベル・ステータス値のカウンターストップ(カンスト(限界))撤廃(てっぱい)された為に、カンストして溜め込んだ経験値やステータスアップアイテムが荒ぶって、常識外の強さを手に入れた。

 純地球人のステータス値はどう頑張ってバフ(ステータスプラス補正)を盛っても4桁に到達すれば良いくらいなのに、幼女は素で5桁を越える。

 パッシブスキルや称号補正のみでなら6桁越え。 更に装備やバフを盛れば7桁越えも夢じゃない。

 ゲームで集めたスキル(魔法含む)と異世界で習得した細かいスキルも使え、万能……を越えて全能に片足の親指が入っている。


 性格は凝り性。 面倒を見ると決めた相手は、オカンかって程世話焼き。 そして恋愛に関しては受け身でヘタレ。 異世界生活を機に、家族愛が強くなった。

 異世界へ行っていた3年間で苦労することが沢山あって、大分スレてひねくれていた。

 肉体的か精神的かどっちでもだが、強い疲れを覚えると、不機嫌に見えるほど口数が減る。


 性自認については、異世界にいる間で女性だと自覚して()いる。 が、あくまでも体()女で心は男だと認識がある。

 女物の服を着る事に心理的抵抗は既に無いが、ミニスカートを履くのは抵抗が有り、女の子女の子したブリッブリな服も恥ずかしすぎて避けている。

 心は体に引っ張られる? だったら性同一性障害なんて起きないよね? の精神で、今日も呑気に茂木から可愛がられている。


 仕事は地球への帰還時に、地球の管理者……通称神の代表者である主神から頼まれた、日本のダンジョンマスター。

 後に主神から気に入られて、ダンジョンの神(見習い)と強制的にさせられる。


 学生時代に親友ひとりと女友達ひとり(他にも居るかは不明)

 その女友達と再会→告白され→返事は保留した上で同居開始→同棲認識→正式な同棲している恋人関係→プロポーズ。 特異な流れで、ようやくくっつく。

 茂木と夜一緒に寝るのが日常となったら、それと同時に起きたらまずキレイにする魔法を部屋中へ使う習慣が出来た。 (にお)いを消さないと、(けだもの)に1日を奪われるので。


 作者がここまで連載させる気がなかった為に、未だ名前が無い。

 作者の妄想内では“ユーちゃん”と茂木(もてぎ)が自然と呼んでいたが、正式名称になるかは不明。


 とか書きましたが、なんかフルネーム決まりました。

 中島なかじま 由宇ゆう

 ダンジョンで「やきゅーしよーぜー」と言ってたから中島、前述の通りで由宇。

 だが、だからと言って修正はしない。 3章を書く気が湧いたら、以降使い始めるって話です。


 余談だが、神(管理者)見習いとなってからは特殊な体の構造となり、毎月の悩み事とはオサラバしたのだが、悩み事を先送りにする魔法を使い続けている為にまだ気付いていない。



アホ毛


 幼女の頭のてっぺんに、鎮座(ちんざ)ましましたる後光が差さんばかりに(たっと)きアホ毛。


 元々は作成したキャラのアクセサリーオブジェクト。 異世界へ転生してから、幼女の感情と連動して動くようになった。


 驚けばピーンと張るし、疑問を持てば“?”に、気分が良ければ尻尾みたく揺れる。


 幼女があざとくブリっ子する際や、なんだかんだと変な気分になった時が顕著(けんちょ)で、くるりとハートマークの形をとる。


 服のフード等では隠せずピョロンと貫通(透過)してみせる。 新幹線を越える速度で本体が走っても、高速移動してますよ~って見える程度にしか揺れない。


 自身?の意思次第で透過せず、対象に伸びて巻き付いて掴んだり、伸びて刺したり切り裂いたりできる謎のアホ毛。



タマちゃん


 TS幼女が運営するダンジョンのコア。

 コアが球体だった為、ひねり無く玉ちゃん→タマちゃん。 一人称〈私〉


 事務的で淡々としていたが、作中で5つほど他のダンジョンコアと連結して性能を上げたら感情が芽生え、幼女いじりや皮肉もお手のものとなった。


 ダンジョン運営の補佐となるドッペルゲンガーやリビングドール達を指揮する、有能な秘書扱い。 ただし幼女へは辛辣。


 ダンマスが生成できるアイテムにより、ダンジョン外でもダンジョンコアと会話が可能で、幼女と茂木はそれぞれ所持している。


 裏設定で、茂木が出なければヒロインだった。 幼女いじりは愛情・好意の裏返し。 ダンマスとして気張ってこなす、君が好き。

 お互いこのまま、ずっとずっと支え支えられの支え合って行くんだと、人生の相棒・パートナーだよ。

 もしかしたら外部端末(活動用の肉体)を作ってくれて、生涯を君と過ごしたいとか言われたり? キャーキャー! なんて妄想もした。

 茂木さえいなければ、出てこなければ……。 と多少恨みもしたが、茂木の半生と意気込みを知って認め、今は吹っ切れている。


 が、馬鹿ップルのイチャつきなんて、ウザいものはウザい。 惨めな負けヒロインなんて気分は吹き飛び、こいつらにどんな教育が必要かと悩む日々。



茂木(もてぎ)晴夏(はるか)


 主人公である幼女の元同級生で友達。 一人称「わたし」

 Bにさえならないバストサイズに、強いコンプレックスを持つ。 幼女のフルネームが決まるまでは、作中唯一のフルネーム持ちだった。

 ちょっと長身(170センチ前後)でジト目が特徴。 もっと細かい描写は、都合良く使われ“た”の話に記載。

 抱き心地の良い幼女を後ろから抱き抱え、抱きぐるみにするのがお気に入り。


 学校で見かけた主人公を好きになり、まずは友達関係から……と近付いたが、初デート(友達として遊びに行くだけ)当日になんと死に別れ。 そのショックで3年以上引きこもる。


 学校での交友関係も、それで一切を切った。

 幼女がダンジョン業を始める当日、家族から気分転換に散歩でもしてこいと外へ出され、当人だと知らずTSした主人公を見かけてストーカーへ。

 TS幼女の大きい胸を恨み、なにかと(胸を)もぐとメッセージを幼女へ送っていた為、もぎ子(仮)さんと幼女から呼ばれていた。


 主人公の命日に線香をあげていたら、実は生きていたとか聞く。

 それで主人公へ告白して押し掛け同居をはじめてしばらく、ついにプロポーズをさせる事に成功。 滅茶苦茶幸せ実感中。


 待ち合わせは、遅刻している相手を待つより迎えに行く行動派。

 恋愛事は攻めが基本だが、初心(うぶ)で地味に乙女。

 幼女がヘタレで、記念日的な言い訳が無いと「好き」とか言ってくれないだろうと決めつけているため、不意討ちを受けると途端に乙女化する。


 心や動きは男なのに、外見が恐ろしく愛らしい幼女と言う存在と生活していて、性癖がひどく(ゆが)んだ。

 プロポーズ後の大暴走は、ラ○ホが幼女と一緒には使えないと愚痴った直後に○ブホっぽい設備を用意してくれたから、幼女もそれを言外に望んでいると判断した為。


 能力は幼女との同棲していく中で、人外の幼女と同等まで例外的に上がってしまった。

 ちなみに主神へ呪いじみた願掛けを行った結果、直接神と交信するスキルまで手に入れた。


 JK→高校中退引きこもり→ダンジョンサブマスター

 しかしサブマスとしての仕事はほとんどタマちゃんがしているし、ダンジョンの構築はとっくに終了しているから全然仕事がない。

 なので茂木の仕事はもっぱら、幼女をひたすら可愛がる事。 あとはスキルを鍛える位。


 【真実を求める眼】と言うスキルの成長により、意中の相手限定で気持ちを見抜ける。

 普段は感情アイコンを表示させる程度だが、やる気になれば音声付き映像として観る事も出来る。

 このスキルの存在感をあまり出さずにいると、幼女がスキルへの警戒度を簡単に下げる。

 そしてここぞと言う時に指摘すると、TS幼女がどストライクな恥ずかしがり方をしてくれるために、普段スキルを意識させないよう気を付けている。



 何かやり過ぎとか理不尽な行動とか、悪い事をしてしまったと感じれば、ちゃんと謝れる子。

 反省はする。 だが幼女可愛さに暴走するのは仕方ないよね? とも思ってもいる。



ドッペルゲンガー


 低級(初心者向け)ダンジョンで傷付く冒険者の救済役として使うようになった、ダンジョン運営補佐を役目とする魔物()

 ダンジョンでイベントを行うようになって、人手が足りなくなって増員された。


 ステータスは驚異の5桁。 地球人ではまずかなわない。 この子達へ悪さしようものなら、様々な意味で人生が終わると覚悟せよ。


 姿を真似る性質故にTS幼女の姿をしていたが、幼女が茂木と同棲を始めると、ふたりの子供がどんな姿か予想して、それに変身するのが流行っている。


 ドッペルは総じてお気楽極楽自由型、楽しい事大好き。 イベントが無かったり、人員過剰であぶれたりした者は、大体が幼女直轄である6つのダンジョン内でふらふら遊び回っている。


 幼女をベースとする姿の為に胸が大きく、衣服は圧迫感の少ない胸元が開いた物を好む。



リビングドール(生きた人形)


 ドッペルと同じ流れで使われるようになった、運営補佐用魔物()


 ドッペルと同等のステータスを持つ、敵に回してはいけない相手。


 姿はTS幼女そのまま。 しかし基本的に無表情。 細かいことをコツコツやるのが大好き。 その姿はもはやレプラコーン(靴屋の小人さん)と言えるかも知れない。


 地味だが大切な仕事をよくこなす、頼れる補佐役。

 主にダンジョン全体の監視や、バレンタインイベントで配布するチョコ製造に、格別な活躍を見せる。


 だいたいいつも無表情無感情だが、大浴場に数体は必ず居る。 特に命令が無い時の余剰人員は、大浴場か生産施設に居る事がほとんど。


 好きな人が幼女になって、好きな人そっくりの愛らしい幼女にまみれた環境でポツンと存在していれば、茂木はそりゃあ性癖が歪むわ。



TS幼女の実家にいる家族


 みんな(男衆を踏み台にして)仲良し。


 家族構成は(幼女から見て)父・母・妹。


 名前は幼女と同じ理由で未設定。


 息子の姿が変わっていても、死んでいなかったと知って、本人へは隠して裏で泣いて喜んでいた。


 妹ははすっぱな口調。 茂木より人懐っこく、したたか。 義理の姉となる茂木とは仲良しで、よく連絡しあっている。 一人称不明


 母は丁寧な口調。 あらあらとか言っちゃう系だが、怒らせてはいけない。 可愛い女の子にはゴスロリが似合う原理主義者。 一人称「私」


 父は苦労人。 家族で男の割合が減って、より肩身の狭い思いをしている。 TSした娘を最初()()息子だと擁護していたが、女衆には勝てず擁護をやめた。 甘過ぎるものは苦手。 一人称「オレ」


 TS幼女のフルネームが決まったので、必然こっちも名字は決定。 中島さんちとなりました。



茂木の実家家族


 作中で確認されているのは母だけだが、ちゃんと他も居るから安心して欲しい。

 チョイ役の為、名前を用意していない。

 きょうだいの存在を設定するのかは、知らん。



ご近所さん


 ダンマス幼女に好意的。


 地域経済に、とても貢献してくれるし、可愛いし。


 ところが茂木との同棲開始で変化。 元ご近所のDKと情報が流れて、面白い存在として見るように。


 それでしばらく経っても全く関係が進まない幼女と茂木に、業を煮やして行動開始。 当人達の実家や茂木からも協力要請があったし。


 それでご近所の噂として、もう恋人だのプロポーズ間近だのと先走り過ぎた噂を流し、ヘタレた幼女へ圧力をかける奥様方となる。



お巡りさん達


 ダンジョンで鍛えたレベルと、日頃鍛えているスキルで幼女を危ない奴等から守ってくれる、頼れるお兄さんお姉さん達。


 ダンジョンにまつわるトラブルを対処するために、ダンジョン周囲に常駐している。


 大きいお友達が愛らしい幼女をつけ狙わない様、幼女の本拠地ダンジョン周辺は特に多く配備されている。



地球の管理責任者(主神)


 通称で主神。 または単純に神。 滅多に使わない一人称「我」だが、正直本当の一人称は違うと思われる。


 変態。


 幼女が不在の3年間で、面白そう――対外的には地球資源の再分配――だからとステータス・スキル・ダンジョン等のゲーム要素を現実に導入した張本人(神)


 幼女へメッセージカードやプレゼントを寄越す変態。


 なにかと冒険者の世話を焼く幼女へ母性を感じてしまった瞬間から、幼女をママと呼び出した変態。


 ほぼ一方的に(茂木から呪いじみた祈りを受けた影響もあるが)TS幼女の神化を決定して、実行した変態。


 いつか主神の下へ幼女がきた際、その膝で膝枕をするのが夢と言う変態。



異世界の女神


 雑な存在。


 奴の世界で放っておくと、沢山の魔物に飲み込まれてしまう危機と判断して、異世界から即戦力の存在を求めた。


 魂だけの召喚だった為、主人公は死亡扱いに。


 世界の危機が去った為、約束通り元の世界へ返す際の肉体を忘れていて焦った。


 それで地球の主神(変態)と相談して今回の措置へ。 主神(変態)も低難易度ダンジョン製作・管理者を求めた為、ちょうど良かった。



幼女の親友


 名前……と言うか概念?だけしか出てこないが、地味に活躍するナニカ。


 ネットに明るく、幼女がネット関係で時折頼み事をこいつにする。


 ネットは友達で、ネトゲ大好き。



役所の人


 幼女が役所の土地のスミにダンジョンを設置して以来、お世話になっている方々。


 その縁から、役所に通称・冒険者ギルドも併設され、万年過酷な仕事が始まる。


 地球初の低難易度ダンジョンを利用しようとやって来る冒険者達や、無茶振りしてくる横柄な本部冒険者ギルドに揉まれ、とても狡猾に育っている。



冒険者達


 冒険者の証明書となるカードは、中卒以降が取得条件。


 色々な奴が居る。 が、幼女直営のダンジョンで特殊なイベントが始まると、アホほど寄ってくる。


 幼女に助けられた冒険者が少なくない為、以降の人生に重篤(じゅうとく)な価値観変化を、起こした者も多い。



本部冒険者ギルドの人


 欲をかきすぎた阿呆()


 冒険者の不正も監視せねばならん立場なのに、自ら不正した阿呆。


 超級(ベテランでもヤバい)ダンジョンのドロップ品を、超級攻略を依頼したTS幼女から騙し取ろうと難癖つけた。


 現在は裁判も済み、ほとんどが執行猶予付きの刑罰を受けている。 やらかし具合で、叱責や減給程度で済んだ者もいる。


 罰が軽い? ははは、ご冗談を。

 テレビでもネットでも顔写真が出回り、ダンジョン出現以来のダンジョンにまつわる大きな汚職事件の代表として、時々思い出したように紹介されるようになる。


 そうなりゃ、どこに住もうと世間からの冷たい目は暖まらない。

 どんな良いことをやっても「なに? また人を騙す準備かな?」とか言われて、正当な評価はもらえなくなる。

 家族も道連れにして。 これに耐えられるひと、おりゅ?



他国のダンマス達


 主神の手配により、最低でも1国にひとりは配備されている。


 ダンマスのTS幼女から得られたノウハウを叩き台として、それぞれで独自の運用をしている。


 主神との制限付き契約(他ダンマスとのいざこざ禁止や、他国侵略に直接助力禁止等)で現地民がダンマスとなっている。


 それでも狡猾な国の指導部とかからそそのかされて、鉄砲玉として使われる事は絶えない。


 一番酷いのは、神級ダンジョンに挑んで制御を乗っ取ってこいと言う、所属国からの無茶振り。 これは死刑宣告も同義である。


 幼女ほどのステータスを持っておらず、色々忙しくしている……らしい。


 以前ダンジョン神となった幼女への反発(やっかみ)で、主神から許可を得て全員で挑んだが惨敗。 以後ダンジョン神に関する不満はほぼ消えた。


~~~


TS幼女のダンジョン内施設



ダンジョン


 幼女が本拠地とするダンジョンの構成は、0階(下記参照)と言われるアタック準備スペースと3階+ボス階を3つ重ねた、計13階にダンマスルームとダンマス側施設。 細かい内容は“仕事の苦労を愚痴る”でどうぞ。


 年中同じ魔物や採取物構成のノーマルダンジョンと、季節や時事イベントで内容が変わるイベントダンジョンの二種類を、ダンジョンアタック時に選べます。


 幼女直轄ダンジョンは、低級3つと絶滅危惧種を保護する環境違いの3ダンジョンで、計6つ。 詳細は“方々を駆け回る”にて。


 特に直轄ダンジョンの、幼女が本拠地とするダンジョンは通称でズバリ“本拠地ダンジョン”と呼ばれ、残りの2つは“支所ダンジョン”と呼ばれる。

 支所ダンジョンには本拠地ダンジョンで人気だった、1階のノンアクティブなモフい魔物ばかりの場所をコピーして別エリアとした、ふれあい動物園エリアが存在する。


 ダンマスでも挑戦者としてアタックできるモードもある。 テストプレイで経験値やドロップ品がもらえない~なんてことは無いので、安心。

 瀕死(ひんし)になったら強制的にダンマスルームへ転送される、セーフティ機能はダンマス(サブのダンマス含む)の特権。



0階


 ダンジョンへの挑戦前に使いそうな、待ち合わせとか会議できるスペースや更衣室等の施設を詰め込んだ階。


 ダンジョンから帰還する魔法陣があるダンジョンの場合、その魔法陣を使うとこの0階へ送られる。



ダンマスルーム


 ダンマスがダンジョンを管理するための部屋。


 独り身ならここを居住スペースとする事もままある。


 幼女のダンマスルームは巧妙かつ強力に隠されていて、地球人類が無断で侵入するのは不可能。



幼女と茂木の寝室


 ダンマスルームから伸びる通路に、それぞれ向かい合う形で存在している。


 茂木の寝室は寝室と言うより私物置き場やウォークインクローゼット、化粧室状態となっていて、基本ふたりは幼女の寝室で一緒に寝ている。


 寝ているはずだが、若いふたりだから言葉通り寝ていられるかは不明。


 完全防音だし振動なんかも外部へ伝わらない、しかも入室は許可の無い者は絶対入れない仕様なので、室内でどんな事になっているかは外から観測不能。



ドッペル・ドール居住エリア


 ダンマスルームから行ける、ドッペルやドール達の居住地。

 人数分の個室が有る。 が、複数で生活するのが好きな奴も居るし、住み方は利用者へ全て任されている。

 ただ、あまりに汚い使い方をしていると、タマちゃんを始めとした“労使で言う使側”からきつく叱られる。



大農園エリア


 ダンマスルームの奥にある、種や苗を植えて魔力を注げば10分で収穫出来るまで育つ、(バカ)みたいな施設。

 水耕栽培の物でも、畑で育てられる不可思議施設。

 根っこ対策に少し離されて、常時食べ頃の実が成っている果樹園も存在する。


 ドッペルが乾きもののおやつの原料として、ステータス数値微量アップの実が生る木を植えており、時折つまんでいる。

 もちろん普通の作物も育てて収穫している。


 時々ここで、ドッペル達が収穫したものでBBQしたり何なりして、ウェーイしてる風景がみられる。


 農園のスミには主神から言われて植えた、小さい世界樹がある。


 実は世界樹の力でダンジョン外にも魔力が拡散して、魔法が使える環境へと幼女に秘密で、主神が地球を改造中。


 エリアの壁には低級ダンジョンでは設置するのにふさわしくない、オリハルコンだのヒヒイロカネだののファンタジー鉱石を産み出す鉱床が、自家消費用に設置されている。



倉庫


 コレもダンマスルーム奥。


 【無限インベントリ】が使えない茂木やドッペル・ドール達用に大農園エリア近くへ置いた、とても大きい倉庫。


 入れたものは劣化しない。 入れた物は物の所有者と、所有者から許可を得た者のみとり出せる。



風呂場


 ダンマスルームから繋がっている。


 幼女が好んで入浴する、家庭用サイズの風呂場。


 幼女歌唱オンステージイベントの発生率は、30%有るか無いか。


 ちなみに幼女と茂木がご一緒すると、100%で幼女の悲鳴が聞こえてくる。



大浴場


 もちろんダンマスルーム経由。


 ドッペルやドール達が主に使う、とても大きい風呂場。 幼女も気まぐれに利用するが、広いお風呂は気持ちいい。


 広いからって、浴槽で泳ぐのはマナー違反。


 ドールはお行儀良く利用し、風呂が気持ちよすぎて寝てしまい、浴槽の底に沈んでいるのを発見されて驚かれる事件もたまに起きる。 ドールは人形であり、生きていると言っても呼吸不要だから沈んでも大丈夫。


 はしゃぎすぎたドッペルが、時々すべって転んで泣いたり悶絶したりしている。 すぐ回復魔法で治されるから、心配はない。



生産施設


 あらゆる生産スキルに対応した、便利な施設。


 ドールがよくここで何かをしている。


 ダンマスルームから行けるよ。



特殊部屋3種


 ダンマス幼女の寝室から行ける。


 茂木の全力愚痴(夜の生活での少ないバリエーション)を聞いてしまった幼女が、なんとなく情に流されて()()()()()()()部屋。


 改造・拡張した例のプールっぽいもの、アワアワして楽しむカワイイお風呂、様々なシチュエーションを瞬時に構築できる不思議な部屋。


 ここがバカ夫婦となった馬鹿ふたりの主戦場。


 たまに勝つこともあるが、いつも幼女が負けている。



神社エリア


 ダンジョンへ入る際に出る選択肢から選んで入る。


 役所の人から求められ、主神からも強く推された施設。


 詳細は“心のままにビートを刻む”に記載がある。


 石段を上ると神社。 神社の前には1000人が集まれる広いスペースがある。


 市の陰謀で作られたここは、初詣と夏祭りを行う神社として使われる。

 祭の会場は幼女が本拠地として使っているダンジョン周辺。 つまり役所の駐車場。


 最近では祭だけじゃなく、成人式の会場やダンマス幼女自身の結婚式会場としても、神社エリアを利用する様になり、神社の積極利用法が役所の人により模索され始めている。


 以前思いつきでやった、神社エリアの木を桜とするイタズラだが、1度だけでなくもっとやれ、むしろずっとやれと酒呑み族がいつまでも騒いでいる。



訓練エリア


 こちらもダンジョン入り口から。


 ステータス強化補正スキルを得たり、ステータス値を鍛えたり(限界値有り)できるトレーニングジムっぽい場所。 有料。


 それと魔法や攻撃スキル発動・習得の訓練が出来る場所もある。


 習得に補助がかかっているが、スキルレベルの向上にはマイナス補正がかかっているため、習得やモグリのトレーニングジムとして利用するのが賢い利用法。



研修(対中級訓練)ダンジョン


 ダンジョン入り口より選択頂けます。


 中級(一般向け難易度)に挑むのが怖い者、中級に挑んで失敗した者を支援するダンジョン(と言う名の訓練施設) 有料。


 低級と中級との間に位置する難易度設定で、中級へ挑むのに足るスキルレベルや自信を付けさせる為の施設。


 魔物のドロップ品とかは得られるが、利用し続けると金銭的に厳しくなる渋々設定。 この施設で得るものは、主に中級へ向かえる自信。


~~~


大雑把な世界設定



世界


 神々がやらかし、ステータス・スキル・魔法・ダンジョン・ダンジョン内の魔物と言った概念を導入して半ゲーム化した。



ダンジョン


 作って投入したは良いが、神々が作製段階でノリと勢い過剰だった為に、難易度設定がおざなり(高難易度)に。


 結果ダンジョンが発生しても全然攻略出来ない物となった。


 その為に人類からいらない物、無い物とされてきたが、ダンジョン出現から3年。


 ついに低難易度ダンジョンが幼女発表により出来たと宣言され、ダンジョン利用がようやく始まった。



 亜?異?空間へ突入する方式で、ダンジョン自身による(まわ)り(地上)への影響はほぼ無い。


 影響といっても、ダンジョンから出る資源の経済効果とかについて言っている訳では無い。


 ただし例外として、神級(地球人類ではほぼ無理)ダンジョンは実体持ち。 神級は大量破壊兵器の格納庫や研究施設が変化したもの。



 ちなみにダンジョン内で電波・電子機器が使用出来るかどうかは、それぞれのダンジョンで設定が違う。



 補足だが、ダンジョン内のモノは基本壊れない。 壊れるのはダンジョン内オブジェクトで採掘・採取される資源扱いとなるもののみ。

 それら壊れるオブジェクトは一定時間で再出現する。


 それと血や持ち込んだ食品の空き容器等の汚れも、一定時間で消えるのでダンジョン内はとても清潔である。


 だからってダンジョンへゴミを投棄するのは感心しない。 君達が出したゴミだ、きちんと処理すべく持ち帰ろう。



ダンジョン内転移魔法陣


 ダンジョンによって違う。


 1階ごとに設置されていて双方向に転移できる物、脱出にしか使えない物、ボス部屋前後にだけ帰還魔法陣が設置された物、最奥ボスを倒したあとにしか魔法陣が出て来ない物、決まった間隔で魔法陣が設置されている物。


 とても多様で、ダンジョン難易度ごとでは無い。



ダンジョン難易度


 低級(初心者向け)中級(一般向け)上級(ベテラン向け)超級(ベテランでもキツい)神級(地球人類ではまず死ぬ)


 これは世界基準。 言語や価値観の違いで呼称が一緒でなくとも、難易度分類はユニバーサル。


 高低、上下。 難易度の呼称を統一しないのは、作者の好み。



世界各国


 超混乱。 ダンジョンやステータス、おまけに神の実在性など、情報量が過多で足並みが揃わない。


 更にダンマスの悪用も考える国とか有って、日本以外は混沌である。


 なぜ日本は落ち着いているのか? 元々混沌としてるところだから、この程度の変化では影響するに値しないからだよ。



冒険者ギルド(通称)


 日本だけ。


 ダンジョン入り口のすぐそばに必ず置かれている。


 ダンジョンから出た様々な物を買い上げ、業者へ卸す仲介業が主な収益元。


 ダンジョンへ向かう際、冒険者はいつ命を落とすか分からない為、ここへ報告してからダンジョンアタックする様に義務付けられている。


 登山届みたいなものだが、書かないでアタックしてダンジョン内で立ち往生なんてなったら、ただの行方不明者として扱われてまず外から捜索されるので救出の可能性が遅れるので。

 さらに助かったとしても、義務違反でペナルティもあるから踏んだり蹴ったり。


 もちろん帰還時にも、収穫がどうだろうと帰還報告を行う様に義務付けられている。


 通称・冒険者の管理方法は国(ごと)に違う。



魔物


 移動して攻撃、反撃してくる資源。 ダンマスの補佐役となった魔物以外には、自我らしい自我は芽生えないので、罪悪感なく討伐可能。


 倒すと遺体が消えて、ドロップ品が出現?在留?する仕組み。


 小理屈追記。

  魔物はダンジョンが生み出す魔力の塊で、その為に現代火器(銃砲等、それとクロスボウ等の飛び道具。 ただし和弓洋弓は除外)とは相性が悪く、有効なダメージを出せない。


  なので、倒すなら近接武器や弓、魔法が必要となる。

  なおスコップ、シャベル、ツルハシを始めとする、採掘道具やクワ、スキ等の農具も武器としての使用も可能。



回復薬・回復魔法の立ち位置


 基本ダンジョン内で負った怪我や状態異常にのみ、効果が表れる。


 ダンジョン外でも、攻撃スキルや状態異常魔法等で攻撃された物には有効。


 そんな対ダンジョン用薬品は、医師免許や薬剤師免許が不要。 別枠として法定義された。


 いちいち細かく治験だなんだとやっていたら仕事にならないし、回復薬が欲しい冒険者へ供給する数も足らなくなるし。


 ギルド等の公認鑑定士や鑑定機器により効果が認められれば、鑑定済み処理されて正当な回復薬(商品)として扱われる。



武器の扱い


 個人携帯・保管の届け出は流石に必要。

 日本では凶器所持で捕まるので。

 もちろんその武器を、緊急時以外に町中で手に取り構えた日には、とても重い罰が待っている。



ジョブ


 そんな概念は無い。 職業によるステータス補正は無いけど、職業で制限されるスキル魔法装備が無い分、こっちの方が便利だと作者は思う。



称号について


 偉業を中心として、時折個人へ付与されるもの。 ものによってはステータス等に影響が出たりする。


 各国法律や一般的な倫理観・人道等に違反する行為に合わせて、犯罪称号と言うものも存在し【鑑定】で見られる。

 ただし神から見て悪法と思われる法律違反へは、犯罪称号が無い。

 称号を詳しく鑑定すれば、犯罪歴が細かく表示されたりする。

 犯罪称号は、スキル等で隠せない。


 あまりにも犯罪を重ねすぎると、犯罪称号のマスクデータであるポイントが溜まり、規定数まで達すると運気が極端に悪くなったり、嘘が()けなくなったりする罰(ステータス異常化)が下る。

 この犯罪称号のお陰で冤罪(えんざい)事件は減り、裁判も簡略化されて案件を捌くスピードが上がった。


 心から改心して責任を取った上で、善行を重ねればポイントが減るらしいが、マスクデータだから誰も確認はできない。



魔法


 イメージ式。 詠唱不要。 別に詠唱しても良いけど、威力増強効果は微妙。 詠唱せずとも出せる魔法に詠唱を足すと、わずかだけ威力にプラスが付く。

 詠唱で補助すれば、イメージだけで出せない魔法を使える()()()()



スタンピード


 基本無い設定。 だが、ダンジョンやダンマスを悪用し続ける国には、警告を入れても直らないとやる。


 核兵器を始めとした大量破壊兵器や、重篤(じゅうとく)な自然環境破壊を引き起こす兵器を開発しようとしたり、使用しようとしたりする際にも警告を受け入れられなければやる。


 これを分かりやすい神罰として使っている。



~~~


その他



1日に最低1度はステータスチェック


 世界的に提唱・推奨されている行為。


 スキルや魔法の登場により、正しい自衛手段として台頭した。


 いわゆる魅了や洗脳が簡単に出来るようになった以上、悲劇が起きるのは必定。 いや、実際に起きた。


 それを回避すべくステータスチェック。 状態異常として、魅了とか洗脳とかが出てないか、もし出てしまったらそれを治す手段を探せるのだ。


 [恋かな? 愛かも? と思ったら、まずステータスチェック]は世界的な合言葉となりつつある。


 (特にリアルで)NTRとそれにまつわる悲劇ダメ、絶対。



現代火器がほとんど効かない理由


 魔物へダメージを与えるには、生体エネルギー(気とか)や魔力をぶつける方法以外に見つかっていないからである。


 それらは攻撃しようとしたら勝手に武器へ乗るものだが、現代火器へは乗り切る前に撃ち出され、しかも命中前にそれらが落ちてしまうから。


 それを回避すべく、魔法を撃ち出す銃砲が研究されているが、まだまだ研究中で実用化されるのは先の話である。


 なお、まだ対人類兵器としての価値は十分有るが、ステータス概念や魔物素材由来の防具の登場で、火力不足になるだろうと目され始めている。



ダンジョン神の力


 主に、ダンジョンを増やしたり減らしたり。 それとスタンピードの規模設定と発生間隔設定。 あとスタンピード発生ボタン。


 他にもダンマス能力を与えたり取り上げたりも出来るが、自国のみを管轄とするダンマス幼女の能力の範囲では意味がない。


 普通のダンマスには伏せられている、上位者コマンドとか言うやつ。


 ダンマス幼女は見習いであり、力が及ぶ範囲は日本国内のダンジョン。 それと訳有って主神から譲られた、日本に無い全神級ダンジョン。



神となった余禄(よろく)


 代表として、人類とは逸脱した肉体となり、筋力の衰えが完全に無くなる。 年齢とか、運動から疎遠な生活を送るとかでも、衰えない。


 あと神である以上、不老の存在となる。


 他には同性同士でも、結婚して子供を産める様になると言うもの。


 結婚相手も神となった者に準じた存在となる。 ただし心が離れ、想い合っていないと効果は消える。


 子供を作れると言っても、生まれてくる子は通常人類だし、神として主神の下へ行けば子供は作れなくなる。 あくまでも地球上で活動している間のみの余禄。


 作者の妄想では、神前にて結婚を宣誓する事で許可され制限が解除、女性同士で産ませたいと思えば一時的に“生える”。

 男性同士なら、産みたいと思えば一時的に“穴が開く”。

 近藤様とかは不要。 強く、本当に強く産みたいと願わないと、お腹が大きくならない仕組み……と言うご都合設定なら良いな。


 余談で、幼女主人公は向かい合ってくっ付くのが好きで、茂木は後ろから抱え込むのが好き。 とか言うのがイメージ(妄想)としてある。


 あくまでも作者の妄想であり、読者様それぞれに好みが有って構わない。


 神力とかの不思議パワーで、どこからともなく赤ちゃんが受肉するでも良し。

 その不思議パワーがどっちかのお腹に集まって、母体となるのも良し。


 なんならコウノトリが運んでくる、キャベツが云々(うんぬん)でも構わない。

 皆様のお好きなように、どうぞ。

 今までこの作品を読んで頂き、誠に有り難う御座いました。


 次の章のネタとしては弱いのですが、幼女が行っていた異世界絡みか、他国ダンマスの研修?か。


 そんな感じのイメージがぼんやり有るんですが、全然形にならん(プロットとして繋がらない)のです。


 全く違う話になるか、そもそもここで終わりか。 ……まあ、おまけは書いても、終わりの確率の方が高いですけどね。

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[良い点] 茂木さんの百合力強い。尊い。 ほのぼのダンジョンスローライフでずっとイチャラブ百合夫婦生活してる日常見れれば不満は無いので続いて♡(圧力 [一言] 電波降りてこい電波降りてこい……新章受信…
[良い点] 『ひとまずの』最終回お疲れ様です。 楽しく読ませてもらいました。 [一言] 恋愛関係の王道でいったら、結ばれた後は邪魔が入るのが定石。見事試練を打ち破って真実の愛へ……とか? 幼女が何…
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