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転生犬語 ~杖と剣の物語~  作者: 館主ひろぷぅ
2章 ゼイタ動乱 からラストへ
47/50

08話 一気にラストへ1

 応援も読者もいないこの作品。

 このまま続けていたら確実にエタります。


 構想初めて5年、初校から3年、時間をかけすぎました。

 なのでこの話を切ります。


 ただこのまま終わるのも勿体ない。

 なので。


 ダイジェストというか、プロットみたいな感じで最後までやります。

 11話までです。


 それでも長いです。

 壮大すぎたのも原因。


 ではどうぞ。

<ゼイタ城国 外城壁>

 小屋を覗くと中にはミサキと。

 それとイケメンオジサン、城の警備隊長 コンテ=リュウキ。

 (ゼイタの民は<苗字>+<名前>になる)


 リュウキはミサキを連れ去った兵を密かに城外で殺し、小屋でミサキと談笑していた。


 リュウキはダルマたち一行を外城壁から内城壁の中へと連れ出す。

 ゼイタ城国は鎖国の為に城壁を二重にしていた。


 彼はチャラくてお喋りな男。

 その昔はワルだったんだぜーみたいな話を終始笑顔でしている。

 ミルミルさえ口説く。


<ゼイタ城国 街中>

 城国内はどこも荒廃していた。

 そこで一つの騒動が起こっていた。


 駆けつけるダルマたち。


 そこにはゼイタ三鬼将の一人、ピー=サピン と体躯の大きな武将がいた。

 武将の名は スイリュウ=ガクハ。


 サピンはピンクのボンテージを着た、太った中年女性。

 ガクハは髭を生やした中年男性。


 ガクハの家が燃えてその家族がイケメン兵士たちによって捕らえられている。


 仲裁に入るリュウキ。


 サピンはガクハに惚れており、嫁と娘を亡き者にしようとしていた。


 サピンの魔法は身体の白粉や角質に魔法を付けて大気に飛ばす。

 それを吸った男性はサピンに惚れるというやっかいなモノ。

 イケメン兵はサピンの魔法で操られているゼイタの若者たち。

 魔法の効かない者にはただの粉塵なので、マリース達はくしゃみが止まらない。


 ガクハやリュウキ達にはサピンの魔法が効かず、それがまたサピンを燃え上がらせた。


 ガクハはミルミルとマリースの力を借りてサピンを敗走させた。


<ゼイタ城国 反乱軍地下アジト>

 前記したとおり、色欲王・ゼイタ城主 ゼイタ=ナ=クー は若い女性を捕らえては後宮に監禁しており、ミルミル達が街中にいては危ないとガクハが自分の家族共々地下アジトへ連れていく。


 リュウキは報告をでっちあげるため城へ戻るという。

 リュウキは確かに若いときは街の不良グループのボスであったが市民には好かれており、ゼイタ政府としては無下に扱えなかった。

(ゼイタは鎖国時に優秀な武官・文官が逃げ出しており、慢性的な人材不足のせいでもある)


 そこは 学者 ツイ=シャリオ が統括していた。

 シャリオとガクハ、リュウキの3人は義兄弟の盃を交わしており、長兄リュウキ・若い次兄シャリオ・年長だが弟ガクハとしていた。


 アジトには多くの女性や子供が匿われており、食料と薬が不足していた。


 そこでミサキがカバンから薬や食料を出す。

 ゼイタ民みんなに感謝されるミサキ。


 シャリオは温厚で柔和な男だがミサキをからかって遊んでるように見える。

 だから話し合いになるとミサキとシャリオが必ず衝突する。


 手が足りない・武器が無い・城の情報がわからない等で動けずにいる反乱軍。

 その話を聞いてシャリオンに喰ってかかるミサキ。

 「情報無しで動くのは危険」と慎重論を唱えるシャリオ。


 リュウキが隊長として出入りしているが情報収集に限界がある。

 そこで身体の小さなダルマが城に侵入して詳細図面と情報を集めることになった。

 渋々出ていくダルマ。


<ゼイタ城国 城内>

 三鬼将の一人 初老の太った宦官 ピー=バオシー。

 魔法は房術、色々な道具を使って老若男女を昇天させる。

 彼はその魔法で王に取り入って宰相や将軍の地位を奪取する。


 ゼイタ前王は賢く、城国を発展させたが、ナ=クー王は凡人。

 最初こそ色々な政策を打ち立てたがことごとく失敗。

 誰も現王に期待しなくなり、落ち込んだところをつけ込まれた。


 王をパサルー漬けにして狂わせ、鎖国を施行し王を後宮に軟禁した。

 そして城内の多くの若い女性をあてがわせてダメ人間にする。

 ピー=サピンは彼の姪にあたる。


 サピンとバオシーはこの国の甘い汁を吸いつくしたので、貯めた財宝を近日中に運び出し逃げる算段をしていた。


 城の中を歩くカマルに発見されそうになり、ダルマ逃げる


<ゼイタ城国 後宮内>

 ピンクの内装と光で彩られた後宮に入り込むダルマ。

 そこには多くのパサルーで狂った男女が入り乱れ、多くの死体が転がっていた。

 拷問室からは常に悲鳴が聞こえ、ゼイタ王は乱交に溺れていた。


 ダルマ、悲惨な状況を目の当たりにして発狂して城を飛び出す。


<ゼイタ城下 上流階層の街>

 ダルマ、道中吐きながら街まで逃げて迷子になる。

 無人の家が多い中、人がいる家に迷い込む。

 その家の蔵には体中に包帯を巻いた人間が多くいて、彼らに取り押さえられる。


 そこに現れたリュウキ。

 そこは彼の家だった。


 包帯人間たちは全て後宮にいた若い女性。

 彼はバオシーに取り入って、重症の女性を引き取っていた。

 「バオシーは俺がとんでもない変態だと思っている」と笑い飛ばすリュウキ。


<ゼイタ城国 反乱軍地下アジト 夜>

 リュウキ合流。

 帰ったダルマはシャリオに噛みつく。

 「何をグズグズしてるんだ!」と怒り泣きながら。マリースになぐさめられる。

 ミサキもシャリオを叱責。


 「武器がない」と嘆くシャリオにミサキが交渉を持ちかける。

 お金さえ払えば武器を出すと。

 それはユーエンの砦で消えた武器の入った木箱。

 武器を横取りしたのはミサキだった。


 シャリオがミサキを素直に褒めると、照れ隠しで怒る。


 三兄弟、三姉妹、街の各エリアのリーダーが集まって会議。

 報告を聞いてすぐに反乱を!といきり立つ市民たち。


 リュウキは一計を案じる。


<ゼイタ城国 城の前の広場>

 サピンから城外から3人の若い女性が入った事をきいた宦官バオシーは、リュウキに探して連れてくるよう命じていた。

 数日して見つけたと報告。

 さらに隠れていた街の女性も見つけたと。

 麻袋を被せて縛られた10人を広場に連れてくるリュウキ。


 広場に姿を見せる三鬼将。

 宦官バオシーは喜んで「顔を見せろ」と命令。

 リュウキが縄を解くと中から出てきたのは包帯巻きの女性たち。

 「命の恩人、リュウキ様の為に」と捨て身でバオシーに斬りかかる。

 哀れひき肉にされるバオシー。


 街に隠れ機会を伺っていたシャリオ、ガクハが武器を持った民を引き連れゼイタ兵に襲い掛かる。


 ガクハが家宝の槍「城門破壊ゲートブレイカー」を振るって暴れる。

 ゼイタの賊兵ともども、サピンは一刀の元に斬り裂かれる。


 カマルはすぐに状況不利と悟り城に逃げ帰り、城門を閉めさせる。

 ダルマと三姉妹は閉まる前に城内へ。


<ゼイタ城国 後宮内>

 ダルマの指示とミルミルとマリースのコンビネーションでカマルを後宮まで追い詰める。

 連環剣は狭い場所で使うには不利だった。

 マリースに連環剣を破壊されてミルミルに斬りつけられたカマル。

 恨み言を呟きながら城から飛び降り堀へと逃げる。


 武器を手にした市民が城になだれ込み、開城となった。

 後宮も開放された。


 市民たちの推奨により、王となるリュウキ。

 彼の魔法は筒状のモノで音を拡張させるメガホンの魔法。

 「くだらない魔法だな」と呆れるダルマに、

 「声の大きい者は偉くなれるものですよ」と皮肉るシャリオ。


 リュウキは城の前で王になることを皆に宣言し、演説を行う。

 城国名は「ゼイタ」から「コンテリーガ」へと変わる。

 その間にも建築魔法を持つものに城と後宮を全て破壊させる。

 「そしてゼロからの出発だ」と。


 ゼイタの閉じられた門が全て開かれた。


―― ここまでが「ゼイタ動乱」の話 ――

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