68.生糸(レレモ)狩り (28日目)
生糸狩りです。
東門周辺が慌ただしい。鐘がうるさいほどに鳴り響き、真っ暗だった平民街に明かりが灯り出す。東門の兵舎からゾロゾロと人が出てきて門の外に向かい、遅れて平民街の方からも続々と人が集まり門を抜けて行く。それを街壁を上から眺めていた私は、もちろん今から何が始まるのか期待でワクドキだ。
聞き耳を立てて(盗聴)じっと見つめる中、強化しないで見えるか見えないかという距離に、門から出て行った人たちが集まっていく。今もまだ門から出て行く人が後を絶たない。かなりの人数だ。その人たちとあちらで集まっている人たちの話を繋ぐと、どうやら生糸を落とす魔生物が現れる兆候らしかった。
生糸を落とすのは魔生物だ。ならばこの魔力の渦も頷けた。ボス一匹と同じくらいの魔力量で街の人にも狩れる弱さであるなら、たぶん湧く数がすごいのだと思う。緩く巻き上がる竜巻は広範囲に太っていて、細る気配を見せていない。あの範囲で発生するのだろうか。
そんな事を考えていると、集まった人たちがそれぞれの持ち場を確認し終わったようで、広がっていく。竜巻に巻き込まれないようにか、かなり竜巻から距離をとって輪を作り始めた。広範囲に広がったその輪は2重になっていて、竜巻に近い内側が街の人で、その外側に兵士たちの布陣だ。この布陣は確実にこれから現れる魔生物の危険性の低さを物語っている。どの顔も真剣ではあるが切羽詰まってはいないから間違いは無いだろう。
兵士は剣を、街の人は鎌だったり剣だったりを持っている。各々腰に括り付けた袋を、かなり気にして確認していた。鑑定すればその小サイズの袋には、異空間収納の付与が。狩ったのをそこに入れていくわけだね。ふむふむ。
「ん」
範囲探索と常時発動の魔力感知に反応が。身体強化を使って探索範囲に入ってきた集団がいるのだ。そちらに意識をやる前に、その集団からの呼びかけがあった。
「ヨリ、聞いてんだろう?」
ボイフだ。よく聞いているって判ったね。まあ私に盗聴され慣れているから、盗聴範囲に入ったことくらい判るか。
しかし耳から魔力を伸ばしてくれないとこちらの声は聞こえない。この距離を伸ばせるのはまだ私だけだ。つまりは向こうからこっちへの一方通行な電話のようなモノ。ボイフもそれは解っているので、私の返事を待つことなく続ける。
「あの魔力で村のダンジョン組は全員起きちまった。鐘の音で生糸だっつーのは判ったんだが、ボス並みの魔力だから気になってよ。行くっつったら、ソルたちも付いて来た。とりあえず東門の外で合流しろよ」
それでこの人数か。私は納得して街壁の外に身を躍らせた。
東門から離れた所で合流してみたら、ソルの班と能力開発2つ目の班(46話)と、肉屋組5人で24人居た。肉屋組は合流するなり、
「ヨリ、俺らはいつも参加してるから行くぞ。こいつら任せるわ」
そう言って竜巻の方に駆けて行った。私は残ったソルたちとそこで立ち話をする。巨大竜巻の魔力は、ダンジョンボスと同じ大きさでも動きが緩やかで気持ちがいいねと言った私は、この大きさの魔力にそんな暢気な事を言えるのはお前だけだと2つ目の班の班長に言われ、皆に頷かれた。話を逸らそう。
「いつも見に来てるの?」
「村の近くである時は村から見てるが、わざわざこっちまで来た事はない」
「あのでかさが悪い。生糸だっつーが、見なきゃ安心できねえ」
「ダンジョンのボス部屋で寝る馬鹿はいねえよ」
確かに。ダンジョンボスは30分間隔だから寝る暇など無い。まあ付与でシェルターを作れば寝れるが。
街の人たちや兵士の動きを見ながら、私たちはダラダラとしゃべっていた。先程より近付いて、気付かれにくいように林とも言えないくらいの木立ちの中に入って見学中だ。完全なる野次馬である。距離もあるしダンジョン部屋のように四方が壁で閉じ込められているワケでもない。安心できないと言いつつも、全員が行楽気分である。このメンバーであればもしアレがボス並みのモンスターになったところで何とかなる。その経験あってのこの余裕だ。傍の木にもたれかかって、村に残ったダンジョン組の事を聞いたりしながら生糸発生を待っていると、またもやボイフから。
「あ、呼ばれた」
「誰に」
「ボイフ」
「俺たちはどうすりゃいい?」
「ん~、とりあえずここに居て。来て欲しかったら魔力上に上げて合図するよ」
「おう」
そんなやり取りの後、ボイフたちの所へ向かった。名前を付与してある人は探索と鑑定を組み合わせれば、脳内マップに名前が表記されるのですぐに判るのだ。よってボイフの所まで迷わず真っ直ぐ行ける。グッジョブ、ニルヴァス様。ハゲにする時は教えるようにとポルカの皆にも肉屋組にもいつか言わねばと思っているが、『ハゲにするなら教えてね』と皆に言う自分を想像すると、タイミングがね……。
「ボイフ、どうしたの」
近付いて行くとボイフたちと一緒に居る集団の中に昨日の布屋と毛皮屋が居ることに気が付いた。彼らもこちらを見ている。
「おうヨリ。レキラ(綿ぽい)とレイ(毛皮)が足らねえんだとよ」
ほお。で? 首を傾げて先を促す。そうしたら布屋と毛皮屋がボイフを見た。見られたボイフが肩を竦めて私に事情を説明し出す。結局途中で話に入って来た彼らの話も聞いてまとめると、『生糸には、いつも半分くらい逃げられる。だがこの時期の生糸の発生はあと3回しかなく、例年通りであれば各種1回ずつしかない。材料をそろえるにはいつもの収穫量では無理だ』そうだ。
ふむ。寒期になればまた湧くのだと言うが、それでは遅い。間に合わない。
「ボイフ。狩りの仕方は?」
「あ? ああやって囲って、真ん中に湧いたのが散ってくのを狩ってくだけだぞ」
「中から外に向かって走って来るってこと?」
ボイフが頷く。
「助っ人は誰でもいい?」
暗にポルカでもいいかと訊いている。人手はあるが、そこを否定されれば私と肉屋たち6人がハッスルせねばならない。さすがにこの広範囲。魔生物の走る速度も強さも分からないのに、少人数過ぎては心許ない。
「参加してる奴全員が袋を持っているだろう? 狩った数で報酬をもらうか、それで布を織ってもらったりするんだ。助っ人が誰でもヨリが代表だって纏めて出せば文句はあっても誰も言えんと思うぞ」
ボイフの横に居たガザからの提案に布屋と毛皮屋もそれに頷く。誰が狩ろうが材料の質は変わらない。私という大口客を逃がすよりはいいと言った。ならば良かろう。その案を採用だ。魔力の玉を上に風魔法で花火のように打ち上げて爆散させる。もちろん音無しである。魔力感知ができる彼らにだけ判ればいいのだから。
すぐに来てくれたソルたちに事情を説明した。ちなみに布や毛皮の用途は伝えていない。試作品ができればすぐにわかることだし、いつ狩りが始まるかもわからないので悠長にしてはいられないのだ。
「ヨリが欲しいなら」
ソルたちはすぐに請け負ってくれた。そいう事を気負いなくさらりと言ってくれるものだから、私は照れてしょうがない。ロジ少年といい、ホスさんたち料理番といい、紳士を量産し過ぎだと思うのだあの村は。こんなにも信用されている感じは初めてで、若干戸惑いもするがとても嬉しい。ニヨニヨする口元を必死に引き締めた。
肉屋組は報酬とご近所付き合いの半々で参加しているのだそうだ。身体強化を使えるようになってから初めての狩りだから、とても楽しみだと弟3人がニヤついている。やる気満々の私とポルカ組と肉屋組で3周目を作ると布屋と毛皮屋に提案した。もちろん外周になればなるほど人数が欲しくなる。毛皮屋と布屋も従業員を連れてこちらの輪に入ると言ったので、フォローできるように身体強化組の間に配置することにした。その従業員たちのポルカへの微妙な態度を見た私は、今後の事も考えて私、従業員、従業員、ポルカ、従業員、従業員、肉屋、という感じで並ばせる。従業員同士の間隔は狭く、私たちとの間隔は広めだ。その距離感に布屋と毛皮屋の親方は首を捻ったが、始まれば解るからとだけ言っておいた。百聞は一見に如かずである。
発生を知らせる鐘が鳴ってから30分は経っただろうか。3周目の私たちにチョロチョロと視線が向けられ、ヒソヒソと誰何する声をBGMに、まだかな~と待ちくたびれ始めた時、竜巻に変化が起こった。巻き上げ速度が上がり、徐々に光を放ち始めたのだ。淡い黄緑に発光し始めた竜巻に、そこかしこから「モニだ」と言う声がする。モニは麻生地っぽい布で、私が注文した地下足袋に必要だ。足りないとは言われていないが、足りなくなる可能性は潰しておきたい。
そういえばニルヴァス様に訊こうと思って忘れていた事をさっき思い出したんだった。隣との距離がある今ならば訊ける。
「ニルヴァス様、これ全滅させると次の湧きが減ったりとかしますか」
コソコソと訊いた。手記で生糸の事を知った時に疑問に思って訊こうとしてたのだ。いつものように食後の一服後であれば忘れていなかったと自己弁護しておく。さて返事があるかな。
「毎回この数で湧くように設置してあるゆえ、すべて狩るがよい」
だそうだ。心置きなく狩るべし。愛剣を右手に足を開いて腰を落とす。生糸は首を落とせば糸をドロップするらしい。ここに居る全員が首狩りに勤しむことになる。まずはその光景を見学してからになるだろう。それにしても竜巻が起こってから30分以上経っている。遅くないか? 待ちくたびれる。
「いつになったら魔生物になるんですか」
またもやコソッと訊く。
「風が強まり光を放ち始めてから10分といったところであろう」
ああそう。
「それにしてもやけに発生してから時間がかかりますね」
「狩られる為の魔生物であるのだ。時間が短ければ間に合わなかろう」
え……。
「……まさか、狩る人が集まれるようにこうしたんですか」
「当然であろう」
だそうである。うん過保……げふんげふん。竜巻発生から30分、発光してから10分の計40分。しかも街から程々に近いとか……至れり尽くせり過ぎではないだろうか。食材にしてもダンジョンに加え近所の山と森で充分に採れるように設置されている。この世界の住人は愛されてるな~とだけ言っておこう。
「そういえば交渉はどうなったんです?」
「数が多いゆえ少々時間がかかりそうでな」
とか何とか話していたら、発光していた竜巻がフッと、本当に何の前兆も無く消えた。カッ! と光が激しくなるとか風が一層強くなるとかを想像して竜巻を見上げていたので、私がその魔生物を目に入れたのは1周目の街の人と魔生物の交戦? が始まった音を聞いてからだった。視力強化していなければここからは見えない前方で、街の人が魔生物を脇に抱えて押さえつけながら鎌で必死に首を落としているのが見える。暴れる魔生物はイノシシ系だ。サイズは大人の腰ぐらい。2人で1匹をやっている人たちも居るし、1人でやっている人も居た。首を落とされてすぐに糸の塊となったのを、次に来るイノシシもどきを避けながら袋に入れて、次を捕まえている。踏みつぶされそうで見ているとヒヤヒヤしてしまうが、本人たちは平気のようだった。ほんと逞しいわ。
街の人の輪を突破してきたイノシシもどきは、次は2周目の兵士に突っ込んだ。それを鮮やかに剣で首を落としていく兵士たち。軍事訓練を受けているのだろう。落ち着いた様子で、自分に向かってくるイノシシもどきを仕留めている。何匹か仕留めた後、ペアが決めてあるようで、1人が防御している間にもう1人が落ちているのを拾っていた。
その中に身体強化を微弱ながら使っているのが3人居た。服装がその3人だけ違ったので部隊長かもしれなかった。微弱でも使っているのといないのとでは動きが全然違う。他の人の3倍ほど速い。例に漏れず頭に赤い人を思い浮かべてしまった。3倍速いっつーと思い浮かべずにはいられないよね。
イノシシもどきは徐々に数を増して、今はもうテレビで見たモンゴルの放牧映像のようにひしめき合っている。その3人だけが頑張ったところで、イノシシもどきの数はたいして減らない。いよいよ我々の出番である。
イノシシもどきは軽く走っているだけで、そんなに速くはなかったし、密集していたのが外周に向かって行くにつれて横にバラけて、動きが多少制限されるとしても剣を振るえる隙間ができたのも良かった。これならいけるだろう。3周目がベストポジションかも。
2周目を越えて来たイノシシもどきを、ここに到達するまで待つ理由はどこにもなかった。地面を蹴る。私が地面を蹴るのに続いて、皆の魔力が動くのを感じたが、無心に狩った。上から下、下から上に剣を振り、身体を回転させステップを左右前後に踏みながら視界に入るイノシシもどきの首を落としていく。身体強化をしているせいか手ごたえは微かだ。こちらの速度に対応できないイノシシもどきは、完全なる的だった。
「ふっ!」
最後の一匹を屠る。すべてにそうしたように、落ちかける毛玉を剣の平を使って上に打ち上げ、落ちてきたところを掴んで袋に放り込んだ。地面に落とすと蹴立てられるし、拾いに屈むのも時間のロスになるからそうしたのだ。我ながらいい考えだったと思う。
周りを見ると狩りは終わっていなかった。落ちた毛玉を拾う者、最後の一匹に手間取る者も居る。終わっていたのは3周目の自分たちだけだ。多少の慌ただしさの中、私たちは集まって収穫品を1つの袋にまとめる。その後、布屋と毛皮屋の収穫量を確認して、量がいつも通りになるように自分たちの袋からそちらに足した。数的に、どう言い訳しても自分たちが横取りしてしまったことに気付いたのだ。彼らの袋に毛玉を移し替えながら、ちゃんと謝っておいた。もちろん笑顔付で。
布屋と毛皮屋の引き気味な謝意を受けて逆に申し訳ないのはこっちだと返していたのだが、こちらを見ているたくさんの視線に気付いて見回すと、狩りは終わっていてなんだか注目されていた。終わって帰ろうとしたら、いつも居ない私たちが居たことに気付いて観察している。そういう質の視線だ。
範囲盗聴で聞こえてくる囁きは、始まる前にもあった私たちが何者なのか誰何するものと、ボロを着ているのがポルカだと気付いた声が大半で、明確な悪意は感じなかった。文句があるなら受けて立つ気満々だったが、だいたいが『なんで居るのか』という疑問とそれに対する憶測ばかりで、文句と言うほどのものは無い。実害は今のところ無さそうだと判断して布屋たちに向き直り、この後の流れを訊いた。
今回はモニ(麻っぽい)だったので、布屋と糸屋が回収するのだそうだ。単価いくらと決まっていて、その金を受け取るも良し、その金額の代わりに何か頼むのも良しだと布屋から説明を受けた。ここでは金を渡せないので、今から狩りに参加した全員が布屋と糸屋の好きな方に持ち込んで換金するのだとか。うわめっちゃ混むじゃん。朝までに終わるのかソレ……。
時計を見ると夜11時過ぎだった。まだ朝まで時間がある。出来れば手記をもう少し読み進めたいのだ。
どうしようかと悩んでいると、ガザが寄って来た。
「ヨリ、何か用事があるなら俺が代わりに換金しといてやるぞ」
「……なんで分った?」
僅かの動揺を押し隠しながら訊く。いつもなら渡りに船とばかりにその提案をありがたがって飛びつくのだが、今回は特に驚いたので答えを知っておきたい。どこを見てそう思うのか。ガザ先生の観察講座を是非に。
「あ? 時計見て眉間にシワ寄せて首捻ってりゃ、解るに決まってる。しかも毎日忙しそうだしな」
片眉をひょいと上げて『忙しそう』なところを強調されて言われた。あれ、もしかして寝てないのバレてんのか。そして思っていたより解りやすい行動をしていた自分にも驚いた。
「忙しくはないよ。やりたい事やってるだけだって」
「フン」
文句と笑い半々の返事を鼻でされたが、詮索するつもりは無いらしい。察しが良いのに詮索はしなくて、でもフォローしてくれようとするとか、何そのハイパーレベルの対人スキル……逆立ちしても追いつける気がしないぞ。
「じゃあこれお願いね。朝には戻るからさ」
「おう」
ガザに袋を渡してソルたちに村に戻るように言って、私は今度はちゃんと東門から入ってから領主館を目指した。いや路地の隙間に潜りこんで、そこから異空間通路使っただけだけどね。
残りの時間は予定通り手記を読む事に費やした。本日の成果は26代目から51代目まで。だいたいが3冊~5冊で終わっていたので早かった。大きな事件も起こらず、ただ自分の土地のダンジョンへの不満やら、王都貴族の東部貴族への態度が気に入らないとか、後は家臣が増えてきたのに俸禄が上がらないとか。そりゃ金も足りなくなるわなと思いっきり今の現状に納得した。
1万円を10人で分けていたのが、1000人で分けなければいけなくなったと言えば解りやすいか。収入は減ったのに貴族院で求められる見栄は変わらずだ。そんな時に食費を減らすという選択はなされてしまった。それ以来、俸禄が減れば食費をさらに切り詰めていくのが当たり前となったようだ。
ニルヴァス様に訊いたら、西部は生活水準が下がらなくて下がったのは東部だけだったのだそうな。それでは理解も得られまいし、みすぼらしい恰好などすれば厭味では終わらないほど馬鹿にされるのが、私にですら目に見える。
「俸禄は一律なんですよね? でも西部は潤っている。西部には酒ダンジョンと茶ダンジョンと魚介ダンジョンと果物ダンジョン、と。酒と果物は単品で調理無し、茶ダンジョンは単品でお湯しかいらない、魚介は焼けば食べれるっていうのが簡単でいいんでしょうねえ」
ニルヴァス様と話しながら手記を読んだので、疑問はすぐに解決できた。ついでに紙と鉛筆を出して、食材の書き出しもやった。おかげで次のターゲットも決まったので、ニルヴァス様にまたお願いしておく。ニルヴァス様も大張り切りだ。
まったくもって今夜は、と言ってももう今朝であるのだが、有意義な時間を過ごせたと思う。手記も残りあと3代分。終わったらダンジョンに突撃しようか。それともインナーを先に作ってしまうべきか。む~ん悩むな。
何はともあれ、今朝は布屋と毛皮屋と約束がある。夜の事は昼間にじっくり考えればいいだろう。そう結論付けて書斎から異空間通路を使って村に戻った。
ガザが恰好良すぎです。物件としては文句ないのですが、双方にその気がありません。ボイフも同じくです。そのつもりで書いてきましたが、残念な気もします。もったいない。
次話は街の人サイドの予定です。




