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さあ美味しいモノを食べようか  作者: 青ぶどう
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54.麺を求めて西へゆく!   (26日目)

新ダンジョンです! ヨリパート再開です!







 ニルヴァス様がクリームシチューを持って消えた後、私はこの世界に来て、初めて寝ようと横になった。毛布を身体に巻き付けて、部屋の隅っこに寝転がるだけなのだが…。

 眠くないから眠れない。考え事をしながらゴロゴロしていたら、ふと気付いてしまったのだ。


「あれ? そういえば祭壇使えるんだから、少しずつでも他の領地のダンジョンに近付けるじゃん!」


 そうなのである。

 最初の予定では定住しないでダンジョン巡りをしようと考えていた私は、ポルカの問題解決に向けて行動する事を決めた時に、この問題がすべて片付くまで身動きが取れないと思い込んでいたのだ。


 どうせ眠れないんだから、今から行ってしまおうか。

 よし。行くか。

 そういうワケで、私はさっさと旅立った。


 向かうのは西だ。

 ここから西に行けば麺ダンジョンと出汁ダンジョンのある領地に行けると、ニルヴァス様にはこの間訊いておいた。竹輪とカマボコも設置が済んだと言っていたので、是非獲りに行きたいと思っていたのだ。

 とりあえずは朝まで走って祭壇を建てて戻り、また次の日に続きから走る事を計画した。

 これなら朝には村に居るわけで、いつも通りと変わらない。どこでも〇アがあるだけで、こんなに気軽に旅立ちができるのだ。これは久しぶりにニルヴァス様に感謝を捧げねばなるまい。


 もちろん最高速で走る。

 夜だから当然真っ暗だ。その中を丘を越え、平原を越え、森を抜け。

 探索範囲を広げて、人身事故を起こさないように注意は怠らない。ついでに食べ物も一緒に探して、反応があったら道から少し離れた目立たないところに祭壇を建ててまた出発する。それをしながら進む。

 何という食材なのかは後で調べればいいのである。


 途中で馬車3台を追い越した時に、何やら鱗の付いた馬? みたいなモノが馬車を曳いているのを見た。

 もしやあれが、さつま芋を食べるという家畜だろうか。

 自分で走った方が速いし、荷物は全部ポシェットに入る。たぶんお世話になる事はないその家畜は、すぐに私の意識から消え去った。





 私が走り出したのは1時頃だった。今は2時15分くらいだ。さてどのくらい進めたか…。

 そう思って探索範囲を思い切り前と後ろだけに伸ばして、街だけを探索してみると。


「あれ? なんて名前だったっけ」


 そういえばあの街が何という街なのか、私は知らない。

 えーと。後ろが「バルファン」で前が「ミゾノ」と出ている。ということは、私はバルファンから来たのだろう。ふむ「バルファン」ね。覚えておかなくては。


 名前の確認をして自分の位置を確かめると、今はまだ中間よりもバルファン寄りを進んでいた。

 これなら4時間ぐらいで街に着きそうではあるが、この時間に街になど行ってしまえば、ファンタジー物でよく見る「怪しい奴だ!」と捕まるパターンにはまりそうだ。

 そういうわけでダンジョンを先に探そうと決めた。






 3時間半を過ぎる頃には、隣の領地は探索地図上では間もなくだった。

 まさか着いてしまうとは思わなかったが、考え直してみれば当たり前かと納得する。

 ダンジョンの30層分を、走るだけなら10分かからず往復できる私だ。4時間かかるという事の方を驚くべきだな。めっちゃ遠すぎるって隣が!

 どうりで交易っぽいものを感じないわけである。


 空が白み始めた頃、私は無事にとあるダンジョンに辿り着いていた。

 探索をしながら来て判ったことだが、この領地にはダンジョンが4つある。

 バルファンと南の領地の境目に1つあるのを入れると、バルファンにも4つ。

 もしかしたら、どこも4つずつあるのだろうか。「平等に4つずつ作ったのである」とかニルヴァス様なら言いそうだ。


 時間は4時を過ぎていた。…あと40分ほどあるな。

 ダンジョンに潜るよりも、まずは自由に来れるようにしたい。そう思ったので、そこからまっすぐに北西に走る。そこにもダンジョンがあるからだ。

 最加速で1分もかからずに到着。祭壇を建てて次は南西に向かって出発だ。


 ここのダンジョンはバランス良く、街の東西南北にあった。街からの距離は北のが一番遠く、南のはかなり近く、東西のはその半分くらいの距離といった所だった。


 さてと。

 結局残り時間はそんなに減らなかった。ならばこの南のダンジョンくらいならいけそうだ。

 だってまずは何がドロップするかを調べるだけだから。

 すぐに決めてミゾノの街の南に位置するダンジョンに飛び込んだ。






「いやったああああああああ~~~!!」


 思わずガッツポーズで喜んでしまった。

 なぜ? なぜならば……。


 入ってすぐの1部屋目で、切り干し大根と干し椎茸と乾燥わかめがドロップしたからだ。


「乾燥わかめゲット~~~~!!」


 乾燥わかめは大好きだ! 味噌汁、うどん、サラダ、刺身、オムレツ、中華スープ、ラーメン、そうめんの薬味にもいい! 私は硬めに戻して使うのが大好きなのだ!


 そして更に更に! そう、大事なことが判明した瞬間だったのだ。

 ニルヴァス様は竹輪たちを「乾物ダンジョンに設置した」と言っていたのである。そして乾物ダンジョンには出汁もある!


 これはしょっぱなから大当りを引いてしまったようだ。ふはは。


 上層はカラスとキツネとタヌキっぽいモンスターだった。サイズは私が知っているのよりでかいし、顔がちょっとヤバイくらいに凶悪だ。動物園や路上で見た彼らが、とても可愛く思い出されて懐かしくなる。

 顔と同じくらい凶暴かは、いつものように即滅なので判らなかったがね。


 上層の湧きは各種1匹ずつの1部屋3匹だった。

 探索で人を探しても誰も居なかったから、1人に3匹湧くのだけは確定だ。


 ドロップした3種とも、1つずつで私とニルヴァス様の分は充分あった。

 次は中層だ。いつもの「感知不可」と天井走りで突っ切るべし!






 中層の1部屋目。モンスターはサルとネコとハトだった。

 まるで茶の間のテレビを連想しそうなラインナップではあるが、それらが目を吊り上げて涎を垂らしていて、しかも通常の10倍サイズだ。全然可愛くない。

 それらが2匹ずつの計6匹。どうやらここは中級ダンジョンなのかな。そんな感じの湧き数だ。


 それらをいつものように瞬殺したら、木箱が4箱と麻っぽい大袋が2つドロップした。

 すぐに鑑定して見る。

 木箱は見た感じ全く同じように見えたが、竹輪が2箱でカマボコが2箱だった。そして2つの大袋は…するめ!!


 上層のドロップ品は大きかろうが気にしなかったので中を覗いていなかったが、竹輪もカマボコも大きさが気になって覗いてみる。

 竹輪とカマボコは私が知っているサイズだった。うん良かった。竹輪は大き過ぎると使い勝手が悪いし、カマボコはうどんとかに載せた時に、ほら、想像してみてくれ。フタみたいになってしまうだろう?

 え、カットしろ? カマボコはあの形だから美味しいのである。 しない! 私はカットはしないぞ!


 するめも普通サイズで良かった。あまり大きいとあぶった後に裂くのが大変そうだし、足が長すぎて噛み切れない時も大変だ。

 ほら、短い足なら全部口に押し込んで噛んでしまえばね? うんうん。


 このダンジョンのモノは、今のところ全部1つずつの量が多い。ソロでも充分な量が獲れる。それに満足して意気揚々と下層に着いた私は、ちょっと首を捻った。


 そこに居たのはライオンの雄と雌と、トラの3種だった……。え? このダンジョンのコンセプトは動物なのだろうか。ボスが何なのか、非常に気になってきてしまったぞ。


 のしのしと自分のテリトリーを歩き回るのや、動物園でよく見るように、尻尾を動かしながら寝ているのも居た。サイズは普通だった。…元が大きいからだろうか。

 ただまあ口が耳まで裂けてるし、トラの尻尾は蛇で、ライオンの尻尾はウツボっぽいんだが。またその尻尾たちがシャアシャア威嚇しているのに、本体の方は無関心で無反応なのだ。

 喧嘩して相打ち→ドロップとか面白いだろうにと脳内で勝手に想像して笑ってしまった。


 3種が3匹ずつで9匹居たが、例のごとく一振りで片付けてドロップ品をチェックだチェック。

 ドロップ品は灰色の壺、大き目の木箱、中くらいの木箱だった。壺のサイズは生クリームと同じで、牛乳の大壺と塩の小壺の中間くらいの大きさだ。

 すぐに鑑定する。


「…グスッ……ニルヴァス様、大好きです!!!」


 ああ、何という事でしょう。灰色の壺は「鰹〇り出し」、木箱(大)は「鰹節」、木箱(中)は「焼きのり」だったのだ!!

 焼きのりはおにぎりには欠かせないし、鰹節は各種料理に使えるが、何と言ってもやはり私愛用の万能簡単出汁。


 もちろん鰹出汁の取り方も、昆布出汁の取り方も知っている。けれども「これだ!」という味の出汁があるなら、そっちにコテンと転がってしまう私なのである。


 私は人より食に執着しているとは思うが、趣味にも同じくらい執着していたのである。つまり本を読む時間も欲しかったのだ。


 もちろん腐ってる本だけじゃなくて、人に誇れる本だって読んでいたさ!

 青春スポーツ物だって、友情物だって、恋愛物だって歴史物だって戦闘物だって人情物だって大好物なのだよ私は。まあ時々掛け算が発生してしまうのは、私にはどうしようも無い事なのではあったがね!


 ……ふう。趣味の事となると興奮してしまうな。



 気を取り直して中を見る。

 削り方などテレビでしか見た事がない私は、鰹節が固形では困るからだ。そっと覗くと花鰹だった。…助かった。

 焼きのりは大きいのが20枚入っていた。よしよし。

 そして壺。フタを開けてそっと覗く。

 ん? あれ? いいのかコレ? 紙パックにそのまんま入っているぞ? てっきり粉かと思っていたのだが。……まあいいか。神様たちのやる事に、いちいち疑問を挟んでいてもしょうがない。

 大事なのはそんな事ではないだろう? そう、これで。


「これで味噌汁が作れる!! うどんのつゆが作れるーーーー!!」


 鰹出汁は日本人の心だよね! 米の次は味噌汁だよね! うどんだって食べたいよね! 竹輪もカマボコもあるし!

 夢見た味が口の中で再現されて、また涎が溢れる。

 今夜だ! 今夜まで我慢だよ私!!

 大興奮冷めやらずではあるが、ボス部屋に行かなくてはならんのだ。

 またも感知不可で突っ切って、最下層のボス部屋に辿り着いた。





 さてボスはどんなんかな。

 そんな軽い気持ちで覗き込んだ私を待っていたのは。

 あまりにも。あまりにも大きな背中であった。



「……キ〇グ〇ング?」


 後ろ姿だけで判る動物だった。ただボスに共通したサイズではあったが。

 ゆえにゴリラではなく、その名が口からポロリと出た。


 ソレはじっとして動かなかった。

 時計を見る。あと35分ちょい。まあ上中下と1部屋ずつしかやっていないから時間などほとんどかかっていない。このペースなら全部のダンジョンをチェックできそうだ。

 よし。サクッといくか。


 卑怯極まりないとは思うが、相手は魔力の塊であって生き物では無い。情けも容赦もいらんのだ。

 私はボス部屋に一歩入るなり、剣に魔力を載せて振り抜いた。そう、魔力の斬撃を飛ばしたのだ。

 でかいゴリラは私が部屋に踏み込むなり、「ん?」と言わんばかりのすっとぼけた顔で後ろを振り向き、その姿勢のまま首を……。




 ボスゴリラは大きな砂山になった。ドロップ品はまだ埋もれていて何かは判らない。

 え? なんですぐに砂どかさないかって?

 ほら、「ん?」って振り向いた顔がさ…すっとぼけてたんだよね。それがもう予想外だったって言うかね…。


 い、痛い! 胸が痛いぞ! なんだあのつぶらな瞳は! てっきり目が赤く光ってるとか牙がめっちゃ発達してて涎垂らしまくりかと思っていたのに…!


 情けも容赦も無く仕留めたものの、魔力の塊だと判っているのに申し訳ない気持ちでいっぱいになって、私はがっくりと膝を付いてしまったのだ。動物虐待した気分で、テンションだだ下がり。

 油を落とす例のアレとは違った意味で、「またやりたくないな~」と思ってしまうボスであった。




 気を取り直してドロップ品をチェックしようじゃないか。さあ私、立ち上がるのだ! うん負けない!

 自分で自分に話しかけて、それに答える。しかも声を出さないで。

 いや痛くないさ。この歳で「そんな事はしたことがない」と言う人はまず居ないだろうから、普通だって!


 何とか気持ちを引き上げて砂をどかす。もう風魔法だ土魔法だは考えていない。「どかす」と念じているだけなので、魔力でどかしているのかもしれないし、付与でどかしているのかもしれない。細かいことは気にしないのである。


 砂をどかした後に残ったのは、槍が1本と宝飾品がいくつかと、牛乳と同じサイズのでかい壺。もうかめと言うべきなのかもしれん。甕などテレビのなんとか鑑定団かサスペンスか旅番組でしか見ないのでよくは判らないけど、ほら見た感じのイメージが甕っぽい。


 もちろん鑑定もするが、ニルヴァス様の言葉通りであるなら、これは素敵なアレのはず。

 まずは開けて匂いを嗅ぎたい。


 カチャリ。クンクン。

 ああいいね。この匂いだよ。これで大好きなざるうどんとかざる蕎麦が食べれるよ……。ファ~…。


「……ああいかん! かぐわしさにまた意識が飛ぶところだった!」


 危ない危ない。ここで倒れたら起こしてくれる人が居ない。さすがに寝ていたらボスにやられて終わってしまうだろう。

 いそいそとローブを脱いで、甕を異空間収納へしまった。他のドロップ品はわりとどうでもいいので、ポポイと鞄に放り込む。


 つけ汁も出汁もゲットした今、もう麺をゲットする事しか私の頭にには無いのだ!

 ゆけ私! 今夜はうどんだ、蕎麦だ、素麺だ!!


 わざわざダンジョンの入口まで戻りはしない。このダンジョンにも上中下と祭壇は設置して来た。そしてここにも設置したら。

 異空間部屋のドアを出して入って、次のダンジョンまでショートカットさ! どこでも〇ア、バンザイ!! ニルヴァス様バンザイ!!!



 ニルヴァス様への礼賛らいさんを、もちろん心の中で叫びつつ(声に出してるとこをを見られたら、危ない人だろう?)位置的にはミゾノの街の西のダンジョン周辺に出て(当然見つかりにくそうな所に祭壇を建てた)ダンジョンに飛び込む。


 ここは何だろな~~~~うひひ。


 モンスターはでかいコウモリで、天井が低い。あれ? これは見た事がある。

 湧きは2匹だ。即滅してドロップ品を確認すると、「茶色い小麦粉」。おう、粉ダンジョンか?

 天井走りで中層に行くと、そこのモンスターはでかいクモだった。それが落としたのは「薄力粉」……ハチは居なかった。

 この部屋だけかなと思って天井走りで見ながら中層の終わりまで行ったが、ハチは1匹も居なかった。どうやらここの粉ダンジョンではハチミツはドロップしないらしい。まあクモが落とすのかもしれないが。


 細かい検証は人数が居る時にした方が楽だから、今はやらない。さっさと下層へ向かう。

 そして下層を覗いたら。


「あれ、あっちの粉ダンジョンと違う」


 そう、モンスターが違った。

 あっちは確かカマキリとバッタで、ドライイーストと片栗粉をドロップする。

 だがこっちには、蛾と黒い芋虫が居た。

 蛾は飛んでたり壁や天井にとまってたり。芋虫は壁か地面を這っている。うえ、気持ち悪い…。

 蛾はともかく、芋虫はあのプニプニ具合がゾワゾワ来るのだ。しかも切るとか潰すとか、中身が、中身が~~~~!! …アレと同じくらい私には無理なのである。


「凍結」…終わった。終わらせた。中身が嫌なモノは凍らせるに限るな。はっはっは。


 山場を越えてゲットしたドロップ品は、中くらいのサイズの壺(生クリームと出汁と同じ)たちであった。

 鑑定すると「白玉粉」と「道明寺粉」で。


「ぬおおおおおお! 餅! 餅が作れる!」


 ああ、ついに神の粉が! 白玉粉は水混ぜて茹でれば白玉が作れるし、これで求肥ぎゅうひも作れてしまうのだ! 道明寺粉は桜餅に使うやつだが、桜が無いけど無しでもいい! あの食感とのどごしが堪らんのである! おはぎの芯を道明寺粉で作ると、また最高なんだよ~~~!!


 どっちも餡子あんこが欲しいから、今夜にでも南に行くしかない。うむ充実した日々に乾杯!

 これからここにも来放題かと思うと、心が躍る~~~~。

 とボス部屋に突っ込んで。



「……うん。あと2つのうちどっちかは、〇ジラかな」


 そんな感想が漏れた。なぜならば。

 悠々と飛んでいるのが、でかすぎる蛾だったからである。〇スラ?


 ってゆーか、これで確定した。さっきのダンジョンのボスもここのボスも、元の世界の神様の仕込みでしかありえない。こんなネタをニルヴァス様が知るわけが無いのだ。

 しかも「粉ダンジョン」で粉を落とす生き物なのである。アレと同じ匂いがプンプンする。


 さっきの蛾がとても可愛く思えるくらい、そのボスは毒々しい色をしていた。出来るなら関わり合いになりたくは無いのだが、下層でドロップしたモノの素晴らしさを考えると、ここのも絶対イイモノに違いないのだ。やるしかない。


 うううう~~~~。「凍結」で凍らせるがボスはでかい。すぐには死なないのはアレと同じだった。アレをやった時と同じように、氷のくいを中に向けて打ち込む。

 打ち込んで数秒で、やっと砂になってくれた。あ~~、疲れた。


 今度は罪悪感も無いので、さっさと砂をどかしてドロップ品を回収していく。

 長剣と宝飾品をポポイと入れ、牛乳壺と同じサイズ(大)の壺を鑑定した。お愉しみは最後なのだ。


「わ、わらび粉?!」


 うほほほお~~~い!! 「ニルヴァス様、さいっこーーです!」

 わらび餅は美味しい! 美味しいんだよ~~~~!! 豆ダンジョンで大豆獲ってきな粉作らなきゃ!!

 食べ方は求肥と似ているが、喉ごしも食感も違うのに、どっちも最高なんだよね~~~。うふじゅるり。







ヨリはまずは西に向かいました。麺の事を忘れそうなぐらいの素敵食材ゲットです。

過疎世界なので隣の街とめっちゃ離れています。どこもそうなんですが、移動の為には目的がいります。東にはそれが無いので(本当はあるのに!)余計に過疎っちゃってます。



伝わり辛い表現の部分を修正しました。「新幹線で~」のくだりです。

隣がいかに遠いかをお伝えできればと思います。


これは決してこの間の感想欄で餅談義をしたせいでは……なくもない!(笑)

ちなみにこの話を書いていた今日のお昼は、あんドーナツでした!




私は美味しいと思える出汁があれば、それを使ってもいいと思う派です。簡単出汁でも美味しくできればいいのです。出汁を取るのを面倒臭がって料理をしないよりは絶対に良いはずですから。


私は自分で出汁を取るより、市販の出汁で美味しいのがあるので、いつもそっちを使ってしまいます!

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