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ミッション1 竜洞と彼

楽しんで読んでいただけたら嬉しいです。

 今、僕は暗闇の中いる。

 辺りには蟻すらの光もない。

 

「ここはどこだ?」

 

 考えた結果、僕はどうする事もなく、座り込んだ。

 その時辺りの暗闇はなくなった。

 そして、山の上に来てしまった。

 

「これは、雲?」

 

 近くにあった白く浮かぶフワフワした物は雲だと僕は判別した。

 山はまだまだ上に続いている。

 

「ドサ ドサ ドサ」

 

 何かが雲の向こうから向かってきた。

 その時、僕は彼とあった。

 彼は口は悪く、態度もでかかった。

 

「おい、そこのお前ここは竜洞か?」

 

「竜洞?」

 

「これはお前の夢なのだからしってるだろ」

 

「これって夢なのか?」

 

「お前馬鹿か?」

 

「会ったばかりなのに馬鹿は失礼だろ」

 

「しるか、どうせお前なんかに興味はない」

 

 そういって彼は山を上がっていった。

 僕も後を追っていった。

 30分くらい上がっていくと頂上についた。

 そこには大きな穴があった。

 彼は入っていった。

 僕も気になったのでついていった。

 そこには水晶や翡翠などが生えていた。

 

「すげぇ」

 

「なんだお前ついてきていたのか?」

 

「わりぃのか?これは俺の夢なのだからいても悪くはないだろ」

 

「別に・・・でも良いことをおしえといてやるよ、これは夢でも死ぬぞ」

 

「またまた嘘を・・・夢で死んだとか聞いた事ないし」

 

「俺は冗談は言わない」

 

 彼はまたそうゆって歩きだした。

 

「おいこの翡翠とか取らないのか?」

 

 彼はこっちを向いたがすぐにまた歩き出した。

 くねくえした道を行くと広い広場に来た。

 そこには1匹の竜がいた。

 

「すげーあれって竜なのか?」

 

「音を立てるな・・・起きたら一口でおしまいだ。だからそこでたっていろ」

 

「おいまてよ。あれは竜なのか?」

 

「いちいちうるさいな。あれは竜だ。気が済んだか?」

 

「もうひとつ。竜は架空の生物なのになんでいるんだ?」

 

「さっきもいったがこれは夢だ」

 

「じゃなんで俺の夢に君がいるんだ?」

 

「俺は・・・お前が知って良いことではない。いいからそこにたっていろ」

 

 そういって彼は竜に近づいていった。

 僕は不におちないまま、その場たっていた。

 何もする事がなかったので僕は彼の行動を見ていた。

 最初は彼は竜の鱗を見ていた。

 そして、竜の口元へ向かっていった。

 彼は開いていた竜の口に入っていった。

 

「おいぃ」

 

 竜は起きなかったが、彼が心配だった。

 

「竜でも胃液はあるよな・・・とけるのかな」

 

 なんてことを考えていたがこれはやばいことだ。

 僕は彼にたっていろ、といわれたが心配だったので竜のところに行った。

 はじめてみる竜は大きかった。

 牛何百等分だろう?

 それより口の中の彼は大丈夫なのだろうか?

 でもこれは夢なのだからだいじょうぶだろう。

 彼は死ぬといったがそれは脅かしかなんかだったんだろう。

 そうだ竜の口の中に入ってみよう。

 そう思って僕は竜の口元にいくと竜の鼻息でこけてしまった。

 

「痛て!!!」

 

 右手に翡翠が刺さった。

 すると、ものすごい音で竜が起きた。

 

「誰じゃワシの眠りを妨げるものは・・・」

 

 僕は近くにあった岩の裏に隠れた。

 

「そこの岩に隠れている者よで出来なされ」

 

 僕はおどおどしながら岩陰からでてきた。

 

「なんじゃ子供か・・・柔らくておいしんじゃろうな」

 

「おいまてよ。これは俺の夢なのだから食べても何も味もしないぞ」

 

「ほっほっほ馬鹿な子どもじゃ。夢でも食べれるのじゃ」

 

「死にはしないよぁ?」

 

「死ぬにきまっとるじゃろうが・・・」

 

 その時

 

「ごっほごっほうぇ」

 

 竜の口の中から彼が出てきた。

 唾液かわからない液が体にいっぱい粘り付いていた。

 

「おいだから立っとけってゆっただろうが」

 

 彼は怒っていた。

 

「いいだろこれは俺の夢なのだから・・・」

 

「またおいしそうな者が増えたわい」

 

「くっそ。逃げるぞお前」

 

 彼は僕の手を握ってきた道を戻っていた。

 だか竜は追いかけてはこなかった。

 

「おい、はなせよ」

 

 僕は彼の腕を振りほどいた。

 

「お前死にたいのか」

 

「死ぬわけないだろ、夢なんだから・・・」

 

「お前やっぱり馬鹿だな。さっきの事聞いてなかったのか?これは夢でも死ぬんだ」

 

「意味わかるかよ。夢は夢だろ」

 

「これは夢でも幻想夢(たからゆめ)なんだよ」

 

「なんだよその幻想夢(たからゆめ)って」

 

「今は時間がない。良いから逃げるぞ」

 

 彼はものすごい行きよいで僕を引っ張っていった。

 竜は後を追いかけてはこなかった。

 

「もう大丈夫だ。この馬鹿」

 

「だから馬鹿は失礼だろ!!!」

 

「馬鹿は馬鹿だろうが、たっている事もできないのか?」

 

「うぅそれは」

 

「いいか、この幻想夢(たからゆめ)は生き物が一生に1回だけ夢の中に入る事ができる夢なんだよ。その中に入って財宝を盗んでくる俺達を、夢の狩人(ドリームハンター)ってゆんだよ」

 

「ってことは夢を盗むのか?」

 

「違うな。夢を盗むのじゃなくて、夢の中の話の一部を盗むんだ。さっきは竜の体中にある宝石を狙ってたんだ」

 

「盗まれた夢は戻らないのか?」

 

「普通の生き物は夢の中に入っても盗む事か動く事も出来ない。だがお前は違うらしいがな。だから夢の一部を盗んでも全然支障はない」

 

「盗んだ夢はどうするんだよ?」

 

「売るに決まってるだろ」

 

「売るってお金にするのか?」

 

「あぁそうだが」

 

「誰にだよ?」

 

「この世界にはいない人たちにだよ」

 

「違う世界・・・じゃお前もこの世界の人間じゃないのか?」

 

 彼は腰につけてあった時計を見た。

 

「あぁ違う世界から来た。あと良いことを教えてやろう。もうすぐでこの夢は終わる。お前は起きておしまいだ。俺ともあう事もないし、この幻想夢(たからゆめ)になる事もない。よかったな」

 

「そうかもう起きてしまうのか俺」

 

「あぁそうだ」

 

「なぁせめて君の名前を教えてくれよ」

 

「なんでだ」

 

「だって夢であって話した人なんて今までにいなかったから・・・」

 

「まぁいいだろう別に・・・名は射月(いづき)だ」

 

「そうかありがとう」

 

「何で感謝するんだ?」

 

「わかんねぇ」

 

「ふっ変わった生き物だったな・・・それじゃぁな」

 

「あぁ」

 

 彼は僕の前から消えた。

 そして僕も夢から覚めた。

 右手には翡翠と手紙を持っていた。

 

「手紙?」

 

 僕は手紙を読んだ。

 

 ―右手の傷は直しておいた。

 後、翡翠はおみあげだ―

 

(いつの間に書いたんだろう?)

 

「ドスドスドス」

 

 誰かが階段から上がってきた。

 

「おきなさい。もう7時よ。遅刻しても知らないからね」

 

 母だった。

 僕はベットから降り、机に翡翠をいれ下に降りた。

 

 そして、いつもと変わらない日々を過すのであった・・・

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