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鳥籠の花嫁  作者: 寝子
幼少編
6/22

第4話 銀髪の少年

ごろんと後ろに転がり、痛い!と打つけた尻をさする。



なんなのさ!と涙目になる私の上に声がかかった。



「汚らわしい・・・」



「?」



冷たい声に驚き顔を上げると、そこには銀色の髪に緑色の瞳を持つ少年がいた。



――ドクン!!



「ぐっ・・・!」



少年を見た瞬間、心臓が激しく動き頭に痛みが走る。



何でいきなり・・・!?



再び少年を見ると、怪訝そうな顔をしながらも私を蔑むような視線。



「あ・・・」



『所詮、売女の子よ』



『私の妹・・・?ハッ!こんな馬鹿な女は妹じゃない』



『またしでかしたのか・・・!』



『・・・死にたいようだな』



痛みの中、脳裏をよぎったのは蔑んだ緑色の瞳と、いやらしく笑う裸の男達。



「・・・おい」



「っ嫌!!」



少年の手を払い、後ずさる。



「・・・ハッ!今日は随分としおらしいな」



そう鼻で笑い、少年が近づいてくる。



――自分と同じ銀色の髪がサラサラと揺れながら近づいて――



「っやだやだやだやだやだやだ!!!!」



死にたくない!!



私はそう叫ぶと、少年に背を向け逃げ出した。

やっとキャラ登場しました・・・!

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