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鳥籠の花嫁  作者: 寝子
幼少編
18/22

第15話 私的大事件

あの後、ノンちゃんに木の穴まで送ってもらった。もう木の穴に近づいても怖くなくて不思議に思っていたら、「決めたからだろう」ってノンちゃんが言ってた。



・・・うん!全然わかんない☆



そのまま帰ったらメイドに見つかり、冷たい目で連行された。・・・ユリめげない!!メイドに睨まれベットに入ってうだうだしていたら、いつのまにか朝だった。



***********************



「どこにあるのかなー?」



確かユリアーナの記憶だとこの扉が・・・ビンゴ!!鼻唄を歌いながら手を伸ばした。



「・・・・・・ん?」



ない!!



あるのは丸い玉だけ。ユリアーナの記憶は・・・え!ない!?



・・・・・・・・・ボリボリボリ・・・ハッ・・・!!




「無理無理無理無理ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」




私は勢いよく部屋から飛び出した。



***********************



走っている最中、兄にぶつかりそうになり兄の腰を掴んでクルリと回って回避!



「っおい!!」


「ごめんっ兄貴(・・)今は無理ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」



今の私に近寄らないでぇぇぇぇぇえ!!!!



そう叫びつつ、更に走っているとちょうど部屋から出た父が目の前に!?



うわわわわ!!ちょいと・・・!!



「失礼、親父さん(・・・・)!!」



私は目を丸くしている親父さんの股下をくぐり抜け、走り抜ける。



ふう・・・。危ない危ない。



汗をぬぐいながら私は目的の為に走る。早く・・・早く・・・!!



目指すは・・・!



タタタタ・・・よじよじ・・・ポン!!



「ノンちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんんん!!」



木の中に飛び込み、空中に放り出された。ちょうど下には目を丸くするノンちゃんがいた。



私は受け止めてくれたノンちゃんの胸元を握りしめ叫ぶ。




「お風呂貸してくださいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」




だって・・・!だって昨日入ってないんだもん!!体が・・・!頭が・・・!!



ちょっと痒いんだぁぁぁぁあ!!



ポリポリって音は体をかいている音です(笑)

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