Take1 再会~娘と偽母~ Daughter meet mother
1日か2日には1話落として行きたいぉ
ぱいおっ、ぱいおっ、ぱいぱいお~っ
文中の『Thinker』はわたすぃの、活動報告の「お気に入りの英語の歌を~」の中にYouTubeリンクが置いてあるので、聞きながら読める人は、ご拝聴ください……だぉ!
どうぞごらんください
竜生は学校から帰り、家のドアの鍵を開け一声かけた。
「ただいま~、パパいるぅ?」
「おぅ、お帰り竜生……さぁ、上がりな」
「うん」
居住部分と事務所部分に分かれるこの家は、信司が業者と相談しながら建築させた特注建築物だ。
そして、京香との思い出の場所でもあった……今まで足りなかった『京香』というパーツが今揃ったのである。京香の姿をしたナイアによって……
「え、ママ・・・?」
京香を見た竜生から声が漏れる。
呆然と立ち尽くす竜生に、京香は近づき抱きしめる。
「遅くなってゴメンね、竜生……本当にごめんなさい」
「ママ、ママ~。もう居なくなったりしないでっ」
「えぇ、もう離さないわ。信司も竜生も、永遠にね」
ママっママっ、と竜生は泣きじゃくりながら、母親を感じようと懸命に京香の胸に頭を擦り付ける。
「(痛そうだな、あの角……)」
「(た、竜生の角、痛い……)」
信司は、その光景を眺めながら暢気に笑っていた……
※※
「I'm a thinker.
I could break it down.
I'm a shooter.
A drastic baby.
Agitate and jump out.
Feel it in the will.
Can you talk about deep-sea with me.」
信司はこの歌『Thinker』を毎日のように口ずさむ。
京香とともに居た時から変わらない癖だ。
「『I'm a thinker.
I could break it down.
I'm a shooter.
A drastic baby.
Agitate and jump out.
Feel it in the will.
Can you talk about deep-sea with me.
The deep-sea fish loves you forever.
All are as your thinking over Out of space, When someone waits there.
Sound of jet, They played for out.
The deep-sea fish loves you forever.
All are as your thinking over Out of space, When someone waits there.
Sound of jet, They played for out.』」
信司は、京香・・・ナイアが口ずさんだことに驚いて尋ねる
「ナイア、この曲わかるのか?」
「私を誰だと思ってるのよ? 貴方の奥様でしょうが」
自信有りげに京香が言う。
それに信司は驚きながら、納得してしまった。
「ハハ、それもそうか……京香はナイアの中に居るってか」
「そういうことよ、ふふっ」
「どうした?」
「ううん、京香の記憶が無駄にしっくり来ちゃうから、つい・・ね?」
「そうか……竜生のことも安心して任せられそうだな」
今度は京香が驚き、目を見開いて信司を見る。
「何言ってるの?」
「京香の記憶が安定してきたってことは、竜生への母性がくすぐられてくるってことじゃないか? だから、安心して任せられるのさ」
「まったく、責任転嫁もいいところね。まぁ、竜生を見てると愛おしくてたまんないからいいんだけど」
「ははっ、母親らしいセリフじゃないか。結構結構」
どこからどう見ても、仲良し夫婦でしかない信司と京香だった……
ゴッド軍団のステイタスどこに乗せようか……
迷うぜぃ
ご希望・ご感想は口語表記にてお願いします……だぉ
Thinkerの歌詞は公式作者さまのページから引用させていただきました