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Detective and monsters  作者: 飛鳥
序章
4/11

第2話 信司「セカンドバースってヤツだな」

 長らく、更新しなかったこと、すみませんでした。

 最大の謝罪とともに1話送ります

 信司は、守れずに死なせてしまった恋人を目の当たりにしている。


「な、京香?」

「くくっ、本当にわたしが朝霧京香に見えるのか?」


 京香の外見をしたモノは嗤い、信司に問いかけた。


「見えるから聞いたんだよ。 それで、お前は誰だ」

「そうだな、人はわたしを『千の貌を持つ者』などと呼ぶのだが、一応はナイアとでも呼んでくれると助かる」


 『千の貌を持つ者』、ナイア……ここまでお膳立てされると信司でもアレだと気づいてしまう。

 ニャルラトホテップ、ナイアルラトホテップなどと呼ばれる魔神だ。

 時間と次元を行き来する外宇宙の神とされている。


「ナイアさんね、それで俺に何の用かな?」

「うむ、わたしを匿ってくれないか? 少し厄介な追っ手がいてね、人に害を為さないということを見せ付ければ、封印など諦めてくれるだろうからね」

「なるほど、ナイアさんは死にたくないから匿ってほしい訳だ。わかりました、報酬は?」

「わたしの力を貸してやろうとは思うがねぇ」


 ナイアの提示した報酬は金銭的ではないが、魔神の力を借りれるとなると嬉しい誤算だ。


「で、追跡者の名前なんかは判るんですかね?」

「ふむ、そうだな……ソロモン72柱の『弓の侯爵』だ。 レライエ・ウェンディル・ゲーティアと名乗ってきたぞ」


 ソロモン72柱第14位『弓の侯爵』レライエ、強い力を持った侯爵で、狩人然とした服を着て、矢と双剣をもつ。人を愛し、人のために戦う心優しき魔神だといわれる。


「レライエ……か」

「そうレライエだ」

「戦うのはナシだな。勝てる気がしない」

「わかっているさね、戦うなどさせはせぬよ」

「そりゃ良かった」


 信司は安心して、瞳を閉じた・・・

 その後、ナイアは信司に対し友愛の意として魔術回路の増設を施した。


 ※※


 Side・Lerajie


「くっ、ニャルラトホテップ……どこに行ったっ!」


 レライエは、苛立たしげに吐き捨てた。


「しかし、オレ一人でヤツを仕留められるのか……彼我の力量、差は如何なものだろうな」


 その時、背後で二つの業炎が生じた。


「ショウ、てこずってるかぁ?」

「手伝いに来たぞ~♪」


 そして、炎を纏った魔神が二人現れた。


「その名で呼ぶな、アイム。ベリアル、手伝ってもらわねば為らんほど劣勢ではない」

「ははっ、わりぃわりぃ。でも勝手に手伝わせてもらうからな?」

「覚悟しろ~♪」


 引き下がらない炎の魔神たちにレライエは疲労感を覚えるのであった。

 人物紹介は追跡者サイドと主人公サイドに分けるようにしますので、ご了承ください。

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