始動、渡部パートナーズ
神道「葛城さん、レポートの方は進みました?」
葛城「現状はこんな感じね」モニター
モニターに、視線を向けると葛城はレポートを開いた。
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解放するほど、身体は次第に身が持たなくなり、やがては脳内でしか行動をとることが出来ない。従って、解放を過度に行うことで身体は現実での行動を取らなくなり、仮想現実へ行動をとるようになる危険性が高まる。しかし、味を占めた能力者は膨大な負荷が身体に耐えきれず、現実に対応することが困難になる。代わりに仮想現実で自由行動をとることが可能。戻る方法は仮想現実上の内部にある探索メモリーを上書きすることにより、現実に対応することができる。┐
神道「ふむ、よく分からんな」
葛城「そうやの、まとめると探索メモリーは記憶を頼りに、あらゆる行動の探索が可能になる。例えば、無意識状態で物を掴む、歩く、座るといった行動が現実可能になる訳じゃ」
「なるほど、それはつまり普段の生活に戻れるってことか」神道
葛城「そう言うことだ」
神道「それで続きは...現段階では入手場所や原因の解明には至っていない。か、そうだなぁ、他に手段はないのか」
扉 「葛城さん、見つけましたよ」渡部
葛城「何!それは本当か」
渡部「はい、解放する際、何らかの情報を現実と仮想現実間にデッドロックと呼ばれる交換作業が停止状態により、現実へ戻れない状態に陥ることが分かりました」
葛城「へぇ、でかした」
渡部「これ見て下さい」
デスクトップの画面を覗く葛城「うんん?なんだこれは」
┐
False / True{
"自由は○く、◇い、だが一歩踏み○せば、□の○へ"}┐
葛城「これはなんだ?」
「うーん、正直、分からないです」渡部
神道「よし、プロジェクト開始だ」




